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02/28/2009

Wizardry 8 - エブリデイ死闘

 結構な時間を要し、Monasteryから脱出。じっくりまったりと進めていたせいもあるが、ここまで時間が掛かるとは思ってもいなかった。

  時間を消費してしまった主な原因は戦闘だ。このゲームは敵と出会う頻度が非常に高い。キャンプを張りながら慎重に進むと連戦は必至だ。また、序盤なこともあって、数で攻めてこられると対処に困る。

  いまのところ全体攻撃はビショップのマジックミサイルくらいしかない。おまけに低級レベルまでしか唱えられない。それゆえ一匹ずつちまちま倒していくしか手がなく、おのずと時間が掛かってしまうわけだ。



  それと敵の強さがプレイヤーの強さに比例するのも、時間が掛かる要因の一つであろう。なにしろいくら育てても「マキシマム俺ツエー状態」には発展せず、九分九厘苦戦が続く。

  ただし、この仕様のお陰で毎回戦闘に緊張感が生まれ、程好い手応えが味わえる。Aボタン連打していれば勝利できてしまうような消化試合にはならない。これは好みが分かれるところだろうが、個人的には歓迎である。弱者をいたぶってもなんの面白みも得られない。弱いものイジメをして得られるのは「虚しさ」だけである。

  とりあえず、Arnikaの街を目指して、現在進行中だ。Monasteryで入手したアイテムを売り払って、装備品を整えたいものだ。

 

02/27/2009

The Last Remnant Demo - もっと体験させてよ

・The Last Remnant - Demo
・The Last Remnant demo

  日本語を含んだマルチランゲージ仕様。音声・文章共に日本語化される。ダヴィッド役が小野D、エマおばさん役を田中敦子さんが演じており、もうこの時点で購入の決意をせざるを得ない。

  体験版は物語の途中から始まるため、何の為に冒険しているのかが不明。システムに関する説明やチュートリアルもなく、不親切臭が漂う。



  戦闘への突入はシンボルエンカウント方式。敵に接触してトリガーを引くと戦闘開始となる。数秒だけスローモーションになるエイムモードを発動し、複数の敵と一度に戦闘を行うことも可能となっている。敵の数が増えれば増えるほど、アイテムや経験値がたくさん得られるようだ。一対一の戦いは消化試合過ぎて物足りない人は敵を誘い出すといいだろう。

  戦闘はコマンド方式。命令は「普通に攻撃」「魔法で攻撃」「技で攻撃」「回復しろ」などがあり、どれかを決定するとそれに沿った行動を自動的に行う。戦闘中は仲間や敵が動き回りながら戦いを繰り広げ、見ていて楽しい。ただ、カメラワークも激しく動くため、どういう状況なのかが分かり辛い面もある。

  攻撃時や防御時にキーアクションを求められることがあり、ぴったりなタイミングでキーを押すとクリティカルヒットの発動となる。



  メニュー画面からパーティメンバーの入れ替え、陣形の変更が行える。陣形は戦闘に及ぼす影響が大きいようだ。残念ながらこの体験版では陣形の数が少なく、戦略面を楽しむことはできなかった。

  装備変更を行えるのは主人公だけ。パーティメンバーの装備変更は行えない。これには物足りなさを感じる。

  敵から入手したアイテム(素材)を使って、装備製作や装備強化が行える。体験版では製作や強化が行えるほどの幅がなかった。



  街に居るNPCからクエストを受けられる。クエスト内容はあっさりとしたものが多い。クエストを達成すると報酬をもらえる。

  このゲームの魅力がいまいち伝わりにくい体験版であった。面白そうな要素(戦略面、アイテム収集)がいくつかあるので多分購入すると思う。

Wizardry 8 - 理想を現実にした果て

  日本におけるWizardryのイメージと言えば、諸姉はなにを思い浮かべるであろうか。モノクロワイヤーフレームダンジョン・コマンド式ターン制戦闘・4方向移動・ハック&スラッシュ(冗長なレベリング)・ハイファンタジー世界の印象があると思う。今なお名前と見た目だけを挿げ替えただけのWizardryクローン(1 - 3のMOD、コピー商品)が日夜量産されていることからも分かるように、上記に挙げた要素が日本に多大な影響を及ぼしている。

  しかし、Wizardry後期作品はそれらの要素とは異なった方向を進んでおり、保守的で進歩の欠片もない老人共には評判がすこぶる悪い。特に正統なWizardryシリーズ最終作品である8では従来作品と相反している点が顕著である。



  まず、マス目式のダンジョンはなくなり、マップは普通の3D空間になった。マス目を気にすることなく、自由にマップ上を歩き回れる。操作方法は一般的なFPSを強襲しており、マウスルックに対応。視点が上下左右と自由に変えられ、ストレイフ移動が可能である。これまでの作品では街からダンジョンの移動は瞬時に行えたが、Wizardry 8では移動も自分達で行わなければならない。それゆえ冒険している感じがひしひしと感じられるようになっている。

  これにより暗いだけのダンジョンを4方向移動で進むWizardryとは全くの別物と化している。マシンスペックの制約上の問題だったモノクロワイヤーフレームのダンジョンを「自分の想像力で補え」と言い聞かせる必要がなくなり、文章で表示していた状況も3Dのグラフィックで堪能できるのだ。マシンスペックが上昇したことによって、開発者の思い描いた世界がしっかりと画面上に表現されている。

  完全な3D化を「改悪だ!」という初期作品信者がいるが、これはもともとWizardryが目指していた結果である。3Dで表現されたマップをグリグリと視点を変えながら移動したかったが、当時は技術力の問題で再現できなかった。妥協の産物としてモノクロワイヤーフレームダンジョンが考案されたわけだ。

  もちろん、妥協や制約によって良いアイデアが構築されることはよくあるし、別にモノクロワイヤーフレームダンジョンは悪いとは思わない。だが、最初から完全な3D化を目指していたのだから、3D化したことを「改悪だ!」と騒ぎ立てるのはお門違いである。アイデアを改変していたのはむしろモノクロワイヤーフレームダンジョンの方だったのではないか。6→7→8は当初夢見ていたアイデアを実現したに過ぎない。改悪ではなく、正統な進化である。



  また、戦闘のエンカウントシステムも変更されており、敵に気付かれるか、自分が臨戦態勢に入るとコマンド戦闘に切り替わるようになっている。敵はマップ内をうろうろと移動しており、気付かれなければスルーすることもできるし、うまく不意を突けば先制攻撃を与えられる。

  いつどこで戦闘を起こすかがプレイヤーに委ねられており、索敵が戦術の要である。逆に敵に先に発見されてしまうと、まずーい状況に陥ることもしばしばある。だらだらと戦闘していると左右や後ろから他の敵が現れ、いつのまにか四方八方を敵に囲まれているなんて状況もありえるのだ。


・敵がアニメーションしながら攻撃と移動を行う。戦闘はこれまでにない臨場感がある。ただし、一回の戦闘時間が長いのが玉にキズ。

  従来の作品では前衛・後衛しかフォーメーションがなかったがWizardry 8では前後左右真ん中の5ヶ所に分かれている。これまでは前衛に戦士タイプ、後衛に魔法使いタイプを配置しておくのがマストであったが、Wizardry 8では360度から敵に襲われるため、確実なフォーメーションは存在しない。臨機応変に対応しておくことと戦う場所を工夫することの方が大切である。敵に回りこまれるのが嫌なら、壁を背にして戦えば少なくとも後ろから襲われる心配はない。

  そして、Wizardry 8では距離も重要になった。敵と密接していなければ近接攻撃は行えない。離れている場合は弓やスリングショット、魔法や銃で攻撃するしかないのだ。1ターンを消費すれば移動が行えるが、必ずしも距離が詰められるわけではない。 そのため、戦士タイプのキャラクターでも弓のスキルを上げておいた方が万能に戦える。なぜなら、なかには遠距離攻撃しかしてこない敵も居るからだ。

  ざっと従来作品との比較をしてみたがどうだろうか。Wizardryシリーズは後期作品ほど賛否両論が分かれるが、私はSir-techの歩んだ道を支持している。初期に確立したシステムをかなぐり捨ててまで、理想のRPGを目指すべく改良を加えていった職人気質には賞賛を与えたい。それに出来上がった作品自体も悪い出来ではない。むしろ、戦術的深みを大幅に増した戦闘システム、未知の世界を旅している独特なプレイ感覚によって傑作だと思っている。



  とことで、今回のパーティメンバーを紹介。キャラクターメイキングで結構な時間をつぶしてしまった。一人作るのでも迷ってしまうのだから、六人も作成するのは大変である。

  名前が昔風なのはキャラクターをサムライから作ってしまった流れ。ポートレートがニャンコさんとドラゴンばっかりなのは人間タイプの絵がアレなのが多いから。もとより、私がケモノ好きなのもある。

・Tokisada  ファイター

剣と弓を器用に扱う特攻隊長

・Munetaka  サムライ

カタナと剣の二刀流で複数回攻撃を繰り出すダメーディディーラー

・Taki  ガジェッター

銃とスリングショットで遠距離から敵を仕留める

・Wataya  バード

歌を主力に戦う異色の戦士

・Seimu  プリースト

回復と補助を主に行い、パーティを援護

・Xaya  ビショップ

攻撃呪文で敵を一掃する魔術師

02/25/2009

Vampire - The Masquerade Bloodlines - ワイド画面

・Widescreen Gaming Forum :: View topic - Vampire Bloodlines

ワイド画面化する方法を発見。これで低解像度に引き伸ばされた画面ともおさらばだぜい!



1.Vampire-The-Masquerade:-Bloodlines---Resolution-PatcherをDLする。
2.DLしたvtmbrespatcher.exeをBinフォルダに入れる。(例 C:\Activision\Vampire - Bloodlines\Bin)
3.vtmbrespatcher.exeを実行する。
4.解像度を設定(左のset to typical widescreenを使うと便利)して、 Patch it をクリック。その後、Quit It 。
5.C:\Activision\Vampire - Bloodlines\Vampire\cfgのautoexec.cfgを開き、 bind "p" "FOV 69" を追記。
6.ゲームを起動。Video Optionの解像度から好きなものを選ぶ。
7.ゲーム中で pキー を押すと画面が適正にズームされる。

02/24/2009

Neverwinter Nights 2 - シンシアは俺の嫁

 今日は時間がないので短めに。



  ゲームは村のお祭りのシーンから始まる。まったりとした展開にのほほんとしていたら、いきなり急展開。何者かの襲撃を受け、村は壊滅状態と化した。

  カットシーン中で幼馴染は悪いやつらにブッ殺された。これは非常に後味が悪い。こういう強制的でプレイヤーの介入のしようがない展開は好きではない。どうしようもない状態なら致し方ないが、あの状態なら他の対応が可能なはずだった。だから、余計に悔しい。

  その後に「幼馴染を助ける方法を探す」選択が用意されているが、それを選んでも「もう助からないよ。無理だよ」と返答してくるのには神経を逆なでさせられる思いだ。肝心のところで選択肢を用意しないで、意味のないところに選択肢を用意しているのには納得がいかない。

  大して強敵ではない相手に仲間が瞬殺されるシーンはご都合主義RPGぽくて吐き気がする。BGのゴライオン、DQ4のシンシア、DQ5のパパスのシーンはまだ納得ができるが、NWN 2に関しては全くもって腑に落ちない。実力派の幼馴染を瞬殺する能力を敵が持っているなら、それらしく強大に描くべきであろう。

02/23/2009

Neverwinter Nights 2 - 開始するまでに3年

 今回はD&D v.3.5を採用しているようだ。ゲーム中に登場する概念については付属の分厚いマニュアルに大まかな説明が記されているので、改めてD&Dを復習する必要はなさそう。本だといつでも参照できるので便利である。

  D&Dのルールを採用したゲームの醍醐味といえば、なんと言ってもキャラクターメイキング!どんなキャラクターを創造しようかワクワクしている時間が非常に楽しい。

 しかし、キャラクターメイキングは醍醐味であると同時に悩みでもある。初めに決定した事項が最後まで影響してくるので迂闊にテキトーな選択はできない。今作でも「外見・種族・職業・信仰・属性」の項目が豊富に用意されており、キャラクターの個性に幅広さを与えている。

  今日は各々の説明文を読むだけで時間をつぶしてしまった。うーん、どんなキャラにしようか本当に迷ってしまう。

 オープニングムービーのシブイおじさまがかっこいい。ゲーム中で出会えたりするんだろうか。ヘンチマンとして雇えると嬉しいねぇ。

02/22/2009

The Elder Scrolls III: Morrowind - メタ化された人達

  Morrowindの住人は共通の話題に対して、定型文で返答する。つまり、私が「この街の名前はなんですか?」と問えば、どの住人も「ここはハテナという街ですよ」と答え、「ではこの街の名産品はなんですか?」と問えば、「ハテナですよ」と答えるわけだ。

  これはTESシリーズの伝統システムであり、第一作のArenaからずっと継承されている。だが、それに不満を感じるプレイヤーも少なくない。口裏を合わせたように同じ答えしか返さないのはおかしい!と思うのも一理あると言える。しかし、誰も彼もが同じ返答をするのには二つの理由がある。

1.プレイヤーが情報を探し回る手間を省く

  これはしょうもないフラグ立て作業や聞きたくもない情報に対してのアンチテーゼである。他のRPGではNPCが一つの返答しかしてこないものを多く見かける。街の入り口に居るNPCに話しかけると「こんにちわ。勇者さま。ここはハテナという街ですよ」というあれだ。そのNPCはそれ以外を口にせず、壊れたおもちゃのように同じ台詞を連呼し続ける。

  私は街の名産品について知りたいのに、このNPCは街の名前しか教えてくれない。名産品を知るためには他のNPCを探し、徒労を重ねなければならないというわけだ。余計で無駄な作業以外の何物でもない。特殊な話題であればそのようなことも起きるが、自分の街の名産品くらい住人なら誰でも知っていることだろう。お前はどうやってこの街で暮らしているのかと問いたい。

2.受け答えが予想できうる問いに対して、答えが大きく食い違うことはない

  これは言ってみれば住人の総意である。あなたが街の名前や名産品を尋ねられたら、どう答えるだろうか。十中八九「ここはハテナという街で、ハテナが名産品ですよ」と答えるはずだ。外国人に日本のイメージを尋ねたら「フジヤマ、ゲイシャ、ニンジャ、サムライ」の一つくらいは出てくると思うのだがどうだろうか。

「TESってどんなゲームなの?」と聞かれたら「なにやっても自由なRPG」と答えるだろうし、
「Doomってどんなゲームなの?」と聞かれたら「海兵隊員がエイリアンをなぶり殺すFPS」と答えるだろうし、
「ライトニングさんってどんな人?」と聞かれたら「光速の異名を持ち重力を自在に操る高貴なる女性騎士」と答えることだろう。

  こう聞かれたら大抵の人はこのような返答をするだろうという意味でTESでは定型文が採用されている。もちろん、人によって答える内容が変わることもあるだろうし、全部が全部同じわけではない。それに対しては別の台詞を用意することで対応している場合もある。

  私はこのシステムを好意的に捉えている。ただ、細かく注文を付けるとしたら、少しくらいはバリエーションも変えて用意欲しい。大元の返答は同じで良いから、ちょっとくらいは変えて欲しいよねと思うことが少なからずある。やはり、同じ返答しか返ってこないと寂しいものだ。

  しかし、それを実行するとプレイヤーが逃してしまう情報があったり、印象が変わってしまう恐れもある。そして、ライターの作業量が大幅に増すのも問題だろう。これよりも優れた妥協案を探すのは難しい。

 

02/21/2009

Mass Effect 2 - ワクワクし過ぎて待ちきれねぇ

・Gametrailers.com - Mass Effect 2 - Debut Teaser



Mass Effect 2の初ムービー。
乗組員全員がKIAというのが気になります。

・船にGethが乗り込んでいて、ALIEN 2になっちゃった?
・今回の主人公はシェパードの子供?
・前作でのセックスシーンはそのための布石?

色々と憶測が浮かびますね。

The Elder Scrolls III: Morrowind - 強腰外交



 この世界で一番ウザイ敵と言えば間違いなくCliff Racerが筆頭に挙がる事だろう。Cliff Racerとは鳥のような生物のことだ。TES3の世界を旅した経験のある諸姉なら共感して頂けるはずである。

このCliff Racerのウザイ理由は以下となる。
・認識距離が広い
・空を飛んでいるので存在に気付きにくい
・いつのまにか襲われていて、急なダメージ音にビクッとなる
・攻撃しづらい
・数が多い

  不意打ちをくらうのとやたらと数が多いのでストレスが溜まる。Cliff Racerを避けられる魔法や話し合いで解決できればよかったのだが、残念ながらそのような気の利いたものはない。

  「おい、Cliff Racerよ。私は喧嘩をしたくない。言うこと聞かないのなら話し合いするぞ!」のごとく、モンスター達と穏便な解決はできないのだ。弥が上にも武力行使せざるを得ない。

  どこの世界でも自衛する為には最低限の武装が必要なのである。攻められたり、賠償させられたり、謝罪を要求されて、ヘラヘラしているようなのはただの腑抜け以外の何者でもない。

  このイライラが臨界点を突破する時が来たら、Cliff Racerの存在を消去するMODを行使するつもりである。もはや私にはそれしか手段が残されていない。

02/20/2009

The Elder Scrolls III: Morrowind - 全てにおいて迫害

・ダンジョン巡りの結果、強そうなアイテムをゲットしたぞ!



「この兜はフルフェイスなのでアルゴニア人は装着できません」

  なんたる仕打ち。フルフェイスの兜を装着できないことを知っていて、わざわざピンポイントで出現させる狡猾さ。まさに嫌がらせと言っても過言ではない。



・ダンジョン巡りの結果、強そうなアイテムをゲットしたぞ!



「この短剣は攻撃時に対象を10秒間麻痺させる」

  しかしながら、私は斧専門である。斧専門であることを知っていて、わざわざピンポイントで出現させる狡猾さ。まさに嫌がらせと言っても過言ではない。このゲームで登場する野生エンチャント武器の大半は刀剣であり、店で売っているエンチャント武器もその傾向にある。これは斧フリークに対する迫害だ。

  刀剣を振り回して喜んでいるのは中二までである。小二が銃、中二が刀剣、大二が斧と槍、社二が槌を好んで使う。「わたし、大二だから刀剣とか使うのはちょっと…」だ。

  だが、この嫌がらせは辛く険しい現実世界を生きる私達に対するメッセージなのだと思う。斧専門だからといって、ほいほい斧が登場するようにうまくいかないのが世の中の摂理。お手々つないで全員が一等賞なんて幻想に過ぎない。問題は障害にどう対応し、乗り越えていくかだ。だから、みんなも少しの嫌がらせに挫けず、前を向いて強く生きよう。

The Elder Scrolls III: Morrowind - 赤さんの登場願う

 寝食を削られながらTES3。アユミちゃんアルマちゃんも多少気になるが、現在はTES3で手一杯である。



  散歩をしていると不審人物に出会った。

  ま た ガ チ ム チ か !

  開口一番、その言葉が浮かぶ。ブレードのおじさんに続いて、これで二人目だ。しかも、今度は本格的パンツレスリング姿である。私にはそういった嗜好はないつもりだが、もしかしたらそういう縁に恵まれているのかもしれない。正直、嬉しいとは言い難い。

  あまり関わりあいたくはないが、なぜそんな格好をしているのかは気になる。疑問を晴らすべく聞いてみることにした。ズケズケとデリカシーの欠片もなく問いかけるのは大人のマナーに反するが、気になったものは仕方なかろう。好きなものは好きだからしょうがない!

  パンツレスリング男の話によると「魔女に親切にしてやったら、魔法をかけられて身包みを剥がされたんだ。おいらが大切にしている斧も盗られちまったぜ!あれだけは絶対取り返さないとな」とのこと。

  「斧を奪い返す前に何か身につけるのが先じゃない?」と思ったが、もしかしたら彼はもともとこういう格好だったのかもしれない。そこには敢えて触れないことにした。これが大人のマナーである。この世界では適切に場の空気を読まないと生きていけない。

  困っている人を助けるのが私のポリシー。とことで、彼の斧を取り返すべく女魔法使いを探す。パンツレスリング男は「あの魔女はまだそこらへんに居るだろう」と言っている。



  道に沿って歩いていくと魔女らしき人物を発見した。ローブに身を包んだ姿はいかにも魔女という雰囲気を醸し出している。私は魔女に話しかけた。

  「身包み剥がされた哀れなガチムチ男のことをご存知ないかしら?」と魔女に問いかけると、彼女はすんなりと経緯を話してくれた。「脳味噌筋肉っぽい戦士に護衛を頼んだわ。そしたら変な勘違いをしてきて、腹が立ったからお灸をすえてやったのよ」と答える。

  どっちの意見が正しいのかは分かりかねるが、パンツレスリング男にも非がありそうな感じがしてきた。うーん、どうするべきだろう。とりあえずパンツレスリング男が大切にしている斧だけでも返してくれないかと魔女に掛け合うと「じゃあ三日後にメイジギルドで会いましょう」と答えた。

  そのことをパンツレスリング男に言うと「なんて野朗だ。後で会いましょうなんて信じられねぇ。ぜったいトンズラかける気だぜ!」と怒り出す。おまけに「おいらの話を信じるのか。あの魔女の話を信じるのか。お前さんはどっちなんだ?」と二択を与えてくる。

  ことを穏便に済ませようと「あなたの話を信じているわ」と答えた。するとパンツレスリング男は「なぁ、お前もそう思うだろう。よし、あいつに仕返ししてやるんだ!」と魔女に向って走り出す。問題を穏便に解決しようとした結果がごらんの有様だよ!事態はいつも悪い方向へ進んでいく。



  魔女に殴りかかるパンツレスリング男。それに応戦すべく魔法を詠唱する魔女。しかし、さすがパンツレスリング男というべきか。伊達にパンツレスリング姿をしているだけじゃなかった。魔女を素手で殴りまくり、休む暇もなく相手をノックダウン。魔女はパンツレスリング男に殴り倒されましたとさ。

  魔女から斧を奪い、パンツレスリング男に返してやる。パンツレスリング男は「協力してくれて、ありがとよ。お礼にお前さんを鍛えてやるぜ」と言った。訓練とやらは一瞬で終わり、力が2上昇した。なんの訓練だったのかは想像しないようにしたい。ちなみに言っておくが、私は女の子である。


02/18/2009

The Elder Scrolls III: Morrowind - 時代に合わせてハイデフ化

 1920×1200の解像度で遊ぶ為にMorrowind Graphics Extenderは使っていたが、あのENBSeriesもMorrowindに対応しているのを発見。TweakにTweakを重ねればTES4に匹敵する効果が得られる…かもしれない。いじくりまわすとこのようなビジュアルも表現できる。一目見ただけではOblivionと間違えてしまうほどの変わりようだ。

  ただし、この設定では効果が過剰にかかりすぎている上、PCへの負荷も大きいので普通に遊ぶのは厳しいと思われる。あくまで観賞用だろう。



  とことで自分用にiniをいじくる。SSAOはOFF。Shadowのクオリティは最低レベル。BlurはOFF。Bloomの効果を7割。DoFの効果を最小にすると普通に遊べるレベルになった。

  iniの数値をいじくるだけでずいぶんイメージが変わるので「Morrowindの雰囲気は魅力的だけど見飽きた」って人は試してみるといいかもしれません。

The Elder Scrolls IV: Oblivion - お外は危険がいっぱい

 とことで今日もTES4をバリバリ遊ぶよ。

  ガチムチおじさんの言うとおり、まずどこかのギルドに入って修行を積むことにした。ファイターズギルド、メイジギルド、シーフギルドなどがあるが、どこに所属しようかとしばし考える。もちろん、3つとも同時に所属することもできるが、あっちやれこっちやれのマルチタスクには私が対応できない。

  一番クエストが単純明快そうなのはやはりファイターズギルドだろうか。あまり頭を悩ませずにスキルアップが行える印象があったのだ。

  そういうことでファイターズギルドに入会することにする。ファイターズギルドに行って、メンバーに「どうすれば私も一員になれるかしら」と尋ねると、「リーダーのEydisに掛け合うといいよ」と教えてもらった。

  Eydisさんに入会の旨を話すと、ファイターズギルドの掟を説明され、それを承諾するとすぐさま一員として認められた。さすが脳筋ギルドというべきか。話がトントン拍子で進んで早い。てっきり腕試しの類をやらされるかと身構えていたのだが。



  もしかしたら、ファイターズギルドは人手不足で猫の手も借りたい状態なのかもしれない。残念ながら私はカジット(猫)じゃなくて、 トカゲ(アルゴニア)だけどね。

  ファイターズギルドの初めのお仕事はネズミ退治だ。川沿いの家にネズミが居ついて、住人を困らせているらしい。目的の家に到着し、住人に話しかける。ネズミは寝室と二階に棲みついているようだ。

  「私が来たからにはもう安心です」と住人に応え、ネズミ駆除に取り掛かる。ネズミはこの世界で最弱なこともあって、勝負はすぐについた。



  駆除作業が終わったことを住人に伝え、このクエストは完了。ネズミとの一戦で少しだけ傷ついてしまったので、この家のベッドを借りる。

  5時間ほどの睡眠の後、目覚めるとそこには怪しげな人物が居た。疑問を尋ねる間もなく、その人物はこちらに刃を向けてきた。これが噂に聞くブラザーフッドの暗殺者か。みすみす暗殺されてはたまったもんじゃない。「誰かー、男の人呼んでー」と大声を上げ、私は街へと逃走した。



  TES4を遊ぶよとか言っておきながらまたしてもTES3の話です、本当にありがとうございました。

  TES4はアミュレットを奪おうとしたが集団リンチに遭遇し、不貞寝しているところです。メインクエストで登場する敵の強さは固定なので、ちょっと修行を積むべきかもしれない。レベル3のままで挑んだのが間違い。そういうこともあって、TES4よりもTES3の方に気が向いている昨今。今度はクリアしてやるぜと言った先から、この有様だよ!OblivionはMorrowindを満喫してからでいいですかね。

02/17/2009

The Elder Scrolls IV: Oblivion - 絶対懐古主義

  今日も今日とてTES4を始めるよ。心機一転とことでロールプレイ日記を書こうかと思ったが、何番煎じか分からないくらい今更なので出来事を流し書きすることにする。



  船に揺られてゆらゆらと行き着いた街。右も左も分からないまま衛兵さんに話を促され、自分の生い立ちを語ると釈放される。街の人と会話を交わすと「手足の長いノミのような変な生物に乗って、Balmora在住のCaius Cosadesさんを尋ねるといいよ」と助言を受けた。しかし、この街の周辺に興味があった私は手持ちの資金で装備を整え、散策することにした。

  ここらへんは霧が濃い。一寸先は闇のごとく、視界が霧によって覆われている。道沿いに歩いていると一冊の本が落ちていた。調べようとしたところ、頭上から「アァァァァァァァ」という悲鳴が。一体何事かと思いながら見上げると、天から一人の男が落下してきた。



  天から落ちてきた男に話しかけようとしたが、既に彼は事切れていた。「お手々のシワとシワを合わせて、幸せ。ナームー」と死んでいる男に追悼を上げ、有り難く装備品を頂く。死人に口なし。もらえるものはもらっておこう。

  先程見つけた本を読むと「フライの魔法でアイキャンフライ」と記されていた。もしかして彼の日記だったのだろうか。そうだとすれば、きっと彼は空を飛ぶことに憧れていたのだろう。空を飛ぶことは叶ったが、悲しい結末に終わってしまったのが残念だ。

  その後も散策を続ける。自慢の斧をぶんぶん振るいながら、カニやネズミの狩りを楽しむ。どうみてもグラフィック上は武器が当たっているにもかかわらず、スキルが低いせいでミスを繰り返してしまうところに昔懐かしいCRPGらしさを感じ、ノスタルジックな気分に浸りながら散策を満喫した。



  景色が夕焼け空に変わってきたところで一区切りを付け、初めの街へと戻ることにした。カニの甲羅や道端で拾った薬草などの戦利品をお店で売り払う。そして、手長ノミに乗ってBalmoraを目指す。Balmoraへは一瞬で到着した。さすがノミバスだ。

  Balmoraの街を警備している衛兵さんにCaius Cosadesさんの場所を尋ねる。衛兵さんの話によると川沿いの地域にCaiusさんは居るらしい。それにしてもBalmoraの衛兵さんの鎧はきんきらきんで悪趣味だ。しかし、フルフェイス装備には少なからず憧れを感じる。だけど、フルフェイスもブーツも身に着けられないの。だってアルゴニア人なんだもん。



  Caiusさんの家を訪ねた。Caiusさんは上半身裸。その姿に思わずギョッとしながら「もしかしてガチムチなの?誘ってるの?」、「ゲイなの?バイなの?」と様々な疑問が頭を過ぎるが深く考えないことにする。人には触れられたくないことが一つや二つは必ずある。そこに触れないのが大人のマナーだ。とことで、初めの街でもらった手紙をCaiusさんに渡すと、彼は私を快く迎え入れてくれた。

  Caiusさんは私に200Gを渡し、「これで装備を整えなさい」と仰った。「その前にあなたが上着を買うべきじゃないの?正気なの?冷や死するの?」と思いつつ、有り難く支度金を頂戴する。

  そして、彼は「装備を整えたらギルドに入って己を鍛えなさい。ここにはファイターズギルドやメイジギルドがある。もしくはフリーランスで問題を解決していくのもよかろう。または私が属しているギルド、ブレードのクエストを受けるか?」と助言してくれた。ここからアルゴニア人のUNK氏の冒険が始まる!



  どうみてもTES3の話です、本当にありがとうございました。TES4はアミュレットを奪われたり、奪ったりしている最中です。TES4の合間にちょこっと始めたTES3に惹かれていく優柔不断な今日この頃。だって、Morrowindの世界の方が好きなんだもん。

02/15/2009

Vampire: The Masquerade - Bloodlines - バグはステータス

・Unofficial English Patch 6.0 by Wesp (147MB)

  非公式パッチがいつのまにやら6.0に。有志の皆さんの根気強さには拍手と喝采を送らざるを得ない。1.2に6.0 Basicを当てた状態ではエラーが出てしまうため、6.0をPlusでもう一度当てなおすとうまく起動するので注意されたし。

  Vampire: The Masquerade - Bloodlinesは中断してしまっているので、いつかは本気出してクリアしたい。いずれ諸姉にもVampire: The Masquerade - Bloodlinesの素晴らしさ、Troikaらしい濃厚なRPGの魅力を紹介したいと思う。

02/14/2009

The Elder Scrolls IV: Oblivion - 目的達成ではなく、過程を楽しむ

  たまに無性にやりたくなるシリーズ第三弾「TES4」。Kvatch城の地獄ゲートを閉じると満足してしまい、まともにメインクエストを進めることなく中断を繰り返すこと既に三回。それまでの過程は十分楽しんでいるので文句は無いが、やはり中途半端に止めてばかりは情けない。今回はゲームクリアまで到達してやるぞと意気込みを込め、新たな冒険を開始することにした。



  といいつつ、中断してしまいかねないのが私である。これまでの私のクソ日記を拝見下さった諸姉には周知の事実であろう。

・TES1は一つめの欠片を入手したところで中断
・Fallout 2はグールさんを仲間に加えたところで中断
・Gothic 3はサブクエスト回収で中断
・英雄伝説VI 空の軌跡は初めのクエストが一段落付いたところで中断
・Grand Theft Auto IVはリトルジェイコブが仲間になったところで中断(いや、中断ではなく現在進行中である!)
・Saints Row 2はサンズ オブ サムディのミッションを進めている途中で中断(いや、中断ではなく現在進行中である!)…etc。

  いやはや、情けない次第である。傾向的には20、30時間過ぎた辺りから中断癖が発動してしまうようだ。だらだらと遊べてしまう箱庭タイプのものだとか、ノンリニア系と呼ばれるゲームとは相性が悪く、積みゲータワーの糧になることもしばしば。

  TES3をしゃぶり尽くすように夢中になって遊んだマキシマム躁状態の学生時代にはもう戻れない。君が望む永遠のごとく、取り戻せない過去と化した。



  今回はMOD等を何を入れず、バニラな状態で遊ぶことにする。昨夜、「MODを楽しむのは本編をきちんとクリアしてからでいいじゃない!」と明晰夢の中で啓示を受けたからだ。

  種族はTES4随一の癒しキャラ「カジット(猫さんだよ)」に決定。TES1の頃のカジット族は肌が白いだけの人間だったが、TES3から可愛らしい猫さんの風貌に変わっている。私が愛する種族の一つだ。

  TES3の時はトカゲさんのアルゴニアン族も愛していたが、TES4ではリアル化の弊害を受け、ものすごーく怖い風貌に変化してしまったので残念ながらエンドオブ眼中である。アルゴニアンはテクスチャボケボケ、ポリゴンカクカク時代の方が愛嬌があった。

  これまではどうしても脳筋系のクラスを選んでいたので、今回は魔法使い向きなクラスを選択した。近接戦にもつれ込むまでは華麗に魔法で戦うキャラクターにしたい。メジャースキルは魔法系のものを中心に選び、残りに重装備と剣のスキルを選択。

  ただ、武器スキルは剣よりも殴打を選んだ方がよかったかなとすでに後悔したりしている。メイスで撲殺したり、大斧をブンブン振り回す魔法使いの方が面白そうに感じたからだ。しかし、TESシリーズは昔から剣以外の武器に対する迫害が激しかったので踏み切れなかった。



  これはTES以外のゲームにも言いたいが、もっと槍とか斧が活躍できる機会を与えて欲しい。みんながみんな、剣を振り回せたら満足なんて大間違いだ。剣至上主義が斧フリークやらメイスフリークのロールプレイの幅を狭めていることに気付いて欲しい。剣至上主義が貫きたいのなら、わざわざゲーム中に斧なんて出さず、剣だけでよかろう。ネタ武器的な扱いにはもう沢山だ。登場させたからにはきちんと責任を負うべきである。

  とりあえず、今回はメインクエストを中心に進めていくつもりだ。エンディングを拝むまでは頑張って続けていきたいと思う次第である。蛇足だがFallout 3の影響でV.A.T.S.が使いたくて仕方ない。そう思うのは私だけだろうか。どなたかTES4でV.A.T.S.が使えるようになるMODを作って頂けないかしら。

02/13/2009

Mondo Medicals - その目誰の目?

・“Unexplored Territory”: The Cactus Interview



  独創的なフリーゲームを精力的に作製されているCactusさんへのインタビュー。どこからあんな発想が生まれてくるのかと前々から気になっていた。Cactusさんの生コメントが聞けて嬉しい限りだ。

  Blogを読むとMondoシリーズの第三弾が開発されているのを発見して歓喜。スクリーンショットからしてCactus節が発揮されているのが窺える。

  Mondo MedicalsとMondo Agencyの二作は主観視点のアドベンチャーゲームだ。アドベンチャーゲーム好きの諸姉は是非プレイしてみて欲しい。私がどんなゲームかをクソコメントで説明するよりも、実際に触れて見て、体感して頂きたい。


・ガイジンさんによるMondo Medicals実況プレイ動画

Counter-Life - OK,Let's Go!

 たまに無性にやりたくなるシリーズ第二弾。Half-LifeのMOD「Counter-Life」。いつのまにやら1.0までバージョンアップを重ねていたようだ。とことで、ダウンロードする。ちなみに以前のバージョンはCounter-Strikeのファイルが必要だったが、現在はHalf-Lifeのみで遊べるようになった。



  Counter-Lifeを簡単に説明すると、Half-Life本編でCounter-Strikeの銃が使えるようになったMODと言えば分かり易いだろうか。ただし、単に銃の種類が増えただけではない。

  このMODではヘルスステーションで買い物が出来るようになり、銃や弾丸の入手は全てここで行う。アイテムを購入するためのお金は、敵を倒すか、落ちているのを拾うかで手に入れていく。溜めたお金をいつ使うかがこのMODではとても重要だ。武器の取捨選択や補充次第で難易度が大きく変わってしまいかねないバランスとなっている。

  たとえば、敵が大量に現れそうな時にはC4をたらふく用意しておいたり、開けた場所での戦いならスナイパーライフルの弾を補充しておくと楽に進めたりする。また、お金さえあればステーションでライフキットがいつでも購入できるので「ヘルス1でもうどうしようもねぇよ」なんて状況でも、打開できる可能性は残されている。しかし、逆に計画性ゼロな衝動買いを繰り返すと詰まる可能性も否定できない。「所持金ゼロオワタ\(^o^)/」のように…。



  このようにプレイヤー次第で幅広い戦略が展開できるところがCounter-Life独自の面白さだと言えよう。このアイテム管理の要素は新鮮味があり、Half-Life本編をやりこんだ人でも一味違った楽しみ方ができる。むしろHalf-Lifeを遊び尽くした人にこそ挑戦して欲しいMODである。

  P90を一丁だけ持ってガンスリンガー・ガールごっこを興じるもよし、M249を抱えて「ホント、ブラックメサは地獄だぜぇー」ごっこを演じるもよしだ。ゴードン・フリーマンではない、あなただけのロールプレイをCounter-Lifeでエンジョイして欲しい。


02/11/2009

Trespasser - おっぱいFPS

 たまに無性に遊びたくなるTrespasser。恐竜さんとの出会いを求め、デモをダウンロードだ。

  やはりTrespasserは早過ぎたゲームという印象が否めない。人間の動作をシミュレートした独特な操作性、No HUD主義、物理効果を活かしたパズルと戦闘など、キラリと光ったアイデアに満ち溢れている。今の技術で本格的にリメイクして欲しい作品だ。

  とことで、今日もZoomeに動画を投稿した。今回の動画はクソ解説コメント付き。いつもよりもほんの少しだけ編集を頑張った。動画作成はそろそろ飽きる予定なので生暖かい目で見つめて頂けると幸いである。

Duke Nukem 3D - 未だDukeを超えるFPS現れず

 久しぶりにDuke3Dのハイレゾプロジェクトに進展あり。別のサイトで差分アップデートが行われていた。これはDLせざるを得ない!こちらのサイトでは定期的にアップデートを行う予定らしいので楽しみだ。



  ハイレゾ化するとほとんどのオブジェクトが3D化され、テクスチャも高解像度なものに切り替わる。2.5Dのものとはかなり異なった印象を抱くだろう。

  ハイレゾ化(3D)するとすっきりし過ぎてしまい、独特のエログロさ加減が薄れる。また、2.5Dが持っているスピード感や挙動が別物になってしまう。オリジナルはオリジナル、ハイレゾ版はハイレゾ版と、あくまで別物として遊ぶのが両者を美味しく頂くコツだろう。

  とことで、今日もZoomeに動画を投稿した。初めのステージをクリアするところまでキャプチャする予定だったが、予期せぬハプニングに遭遇し、我らがDukeは中断を余儀なくされた。オールドスクールなゲームって、こういうことあったよねーと共感して頂けると幸いである。

・ハイレゾ化でDuke Nukem 3D / Zoome

02/10/2009

Burnout Paradise - 自傷と他傷

 スタントランとロードレイジを中心にクリアし、Bライセンスを獲得。昨日は道を覚えられるかを懸念していたが、どうやら走り慣れしてきたようだ。

  ただし、これはパラダイスシティの規模があまり大きくないところに起因するかもしれない。もっと広いように感じていたが世界は意外に小さかった。オープンワールドと聞いてロスルE(Test Drive Unlimited)のような広大なフィールドを期待すると肩透かしを受ける可能性がある。注意しよう。



  これまでのシリーズに登場したクラッシュイベントモード。今作では名前がショウタイムモードに変わっていた。このショウタイムモードでは道路上で意図的にクラッシュを起こし、敵をクラッシュに巻き込んでスコアを稼ぐ。セダンは小ポイント、バスや看板を破壊すれば高ポイントだ。被害は大きければ大きいほど良い。なお、ショウタイムモードは特定のキーを同時押しすればいつでも開始できる。
 
  ショウタイムモード中はクラッシュすることでブーストゲージが溜まり、ブーストゲージの分だけ跳ねることが可能になっている。ショウタイムモードを長く継続させるにはコンスタントにクラッシュしていくことが重要だ。

  ただし、跳ねている最中は慣性が付き、なかなか思うようには操作できない。むず痒い思いをすることもしばしばあるだろう。高得点のバスを見かけてもクラッシュに巻き込めないむず痒さ。好きなセンパイに思いを伝えられないもどかしさ。

・破壊と衝突Burnout Paradise / Zoome

  とことで、今宵はショウタイムでイッツショウタイムしてみる。昨日と同じくZoomeにショウタイムな様子をアップロードしてみた。文章で説明するよりも、見てもらった方が早いだろう。それにしてもZoomeはほんと高画質だ。H.264でエンコードした甲斐がある。

02/08/2009

Burnout Paradise - ハイスピードバトル

 とことでBurnout Paradise!パラダイスシティを散策がてら流し運転していたら、ついつい我を忘れて夢中になってしまう。対向車線を走ってブーストチェインしていると一種のトランス状態に陥ったかのようだ。いつしか無意識の領域に誘われている。アクセルだけ押していれば半自動的に進んでいく感覚はどこぞのハリネズミに近いかもしれない。

  Burnoutシリーズは見た目は紛れもなくレースゲームだが、アクションゲームを遊んでいるような感触が少なからずある。このシリーズのウリである「車体をぶつけて、敵をクラッシュさせる要素」なんて、まさにその最もたるところだろう。だから、レースゲームが苦手な私の肌にも合うのかもしれない。



  デモの時の日記でも言ったように、今回はパラダイスシティというオープンエンドな街を自由に走り回れるようになっている。公道にはレース、ロードレイジ、スタントラン、バーニングルート、マークドマンのレースイベントが点々と用意されており、気が向いたときに挑戦すればいい。

  一度行ったところでも、マップ上から行き先を指定して瞬時に移動したりはできない。「あのレースにもう一度挑戦したい!」と思っても、いちいちそこまで移動しなければならず、面倒である。

  車の変更はジャンクヤードで行える。車の他にバイクにも乗り換えられるようだ。レースイベントに勝利していくと、公道を爆走している車が現れ、この車をテイクダウンさせればジャンクヤードに追加される。色の変更はペイント屋で行えるが改造要素はない。



  一位を目指すレースのイベントは、ゴール地点まではどこを走ってもいいというスタンス。ルートを好きに選べる自由があるのだが、方向音痴の私にとっては難しさが増す要因となっている。

  マップを見ながら運転するような高等技術は身につけていないし、そもそも「ながら運転」は危険極まりない行為だ。交通事故を誘発しかねない。パラダイスシティの道路を把握するまでは(方向音痴なのでたぶん把握できない)、何度か挑戦する必要があるだろう。



  敵車両を一定数テイクダウンさせるロードレイジのイベントは、テイクダウンを決めた後は安全な位置から再スタートとなるので随分簡単に感じる。ようは捨て身覚悟で敵をクラッシュさせれば、後の事は考えなくてもいい。ただ、後始末まで自分でやれという仕様だと一気に難しさが増し、クラッシュシーンの演出も挿入しづらくなるだろう。爽快感重視のゲームなので、これでバランスが取れていると思う。

  トリックを決めてスコアを稼ぐスタントランのイベントは、制限時間を切った後でもコンボが継続していればコンボ終了まで続けられるようになっている。このワンテイクでどこまでスコアを稼げるかがアツい。

・まったりBurnout Paradise / Zoome

  高画質、高音質らしいZoomeに動画を投稿してみた。どうでもいいような内容の動画なのは申し訳ない。キャプチャすると40fpsに落ち込むので操作はかなり厳しいか。「べ、べつに言い訳じゃないんだからねっ!」Burnout Paradiseの雰囲気が伝われば幸いである。

02/07/2009

Mass Effect 2に望むこと

・GameSpy: Space Reform: What Mass Effect 2 Needs

  記事中でも触れられているように「惑星探索の充実」、「より多くの異性人」、「豊富な会話内容」は誰しも望むところだろう。

  Mass Effectの惑星探索は惑星の見た目が少し異なっているだけで中身はほとんど同じ。出来ることも少なく、コピーアンドペーストで水増ししたような内容だった。結局、私は必要な惑星だけ進んで、関係のない惑星は放置することとなった。是非ともFallout 3のダンジョンや地下のような作り込みを期待したいところだ。あとはマコちゃんに改造を施したい。

  登場する異性人の種類は少なかったが、あまり複雑にし過ぎるとそれぞれの質が低下してしまう懸念もある。アサリやヒヨコさん、タリさんの種族のバックグラウンドは興味深い設定がなされていた。出来ることなら新種族が登場してくれると嬉しい。

  ダイアログ中の選択肢によって展開が変わるようになっていたが、どの選択を選んでも同じ返答が返ってくる事もしばしばあった。あの会話内容なら同じような返答をされるのは必然という部分は理解できるものの、やはりそれを体験すると萎える。バラエティに富んだ会話内容を望みたい。

  Mass Effectは本編をクリアしたが、DLCが手付かずのままだった。そろそろMass Effect 2の予習を兼ねて、リプレイする頃合か。

Saints Row 2 - 残念仕様

 Ruiさんとご一緒にCoopを試してみた。本編のCoopが可能ということで期待していたが残念な結果に終わる。

  アクティビティに挑戦すると一回毎に必ず切断されてしまう現象が起こり、また繋ぎなおさなければならない。しかし、繋ぎなおそうとするとゲームから弾かれてしまう。ホスト役も一度終了して、サーバーを立て直す必要があるのだ。

  それゆえ、まともにミッションを遊ぶことなんて出来やしないという有様だった。また、普通に移動している時でも切断されることがあり、なんとも不安定である。

  もともとそういう仕様なのか、それとも不具合なのかは定かではないが、現在の状況で本編のCoopを遊ぶことは難しい。マルチで遊んでいる人が少ない理由が理解できた気がする。



  あと、またまたRuiさんにお誘い頂き、Left 4 Deadをご一緒させて頂いた。「久々にCoopをプレイして、充実感で満たされました。ありがとうございます」と感謝せざるを得ない。

  そして、「その後のドン引き会話についてはすいません」と謝罪せざるを得ない。「Wizは8が至高!」とか、チアキングの魅力を一方的に語り出し、KYと言われても致し方ないキモヲタっぷりを披露する事態となった。急なツンドラ地帯の登場に寒い思いをされたことと心情お察しし、反省せざるを得ない。

02/06/2009

Burnout Paradise - 肉を切らせて骨を断つ

・Burnout Paradise Demo

 コンシューマ版に遅れること約1年。ようやくPC版も登場。

  今回からオープンワールド方式を採用している。ブラブラとドライブしながら、気が向いたらレースに挑戦するということが可能になった。お気に入りの車で街を自由に散策できるようになったのは嬉しい限りだ。

  レースイベントは、一位を競うレース、敵車両を一番多くクラッシュさせれば勝ちとなるロードレース、トリックを決めて一定ポイントを稼ぐスタントランなどが用意されている。レースイベントは公道上に配置されており、その場所まで行ってレース開始すればいい。

  ファーストトラベルができないのは残念な点だ。一度行った所だとしてもマップ上から飛ぶことができず、またその場所まで移動しなければならない。「あのレースに再挑戦したい」と思っても、すぐに遊べないのは面倒だ。



  車の挙動は今まで通りアーケードライク。あまり難しいことをせずとも爆走できる。暴走することでブーストが得られる仕様は今回も継承されており、相手をクラッシュさせたり、トリックを決めるとブーストゲージが溜まっていき、加速が可能になる。

  つまり、このゲームでは自分の身を危険に晒せば晒すほどハイスピードが得られるわけだ。レースに勝利するためには意識的に敵車両にぶつかっていったり、対向車線を駆け抜けることが重要になる。成功すればハイリターン、失敗すればハイリスクが伴う、この独特なシステムがBurnoutシリーズの魅力だろう。サディスティックとマゾヒスティックの相反する二つの感情を見事にミックスしており、破壊好きと自傷好きの両者の欲求を満たす内容になっている。



  豪快に暴走しながら敵車両をテイクダウン!させるのは爽快で、ハチャメチャな公道レースゲームが好きな人は楽しめる作品だろう。

  なお、このデモはシリアルキーを購入すると製品版に変わる仕様となっている(だから容量が3GBもある)。デモは30分遊ぶと「製品版買ってね」の広告が表示され、レースイベントに挑戦できなくなるので注意しよう。

Grand Theft Auto IV - 仮想世界に没入する

 不況の煽りを受け、週休三日制となった。目先の事ばかりに囚われ、無理な増産体制を行った結果がごらんの有様だよ!上が立ち直らない限り、下請けや孫受けの悪循環が止まることはなく、週休四日制なんて事も起こりうるかもしれない。今の状態に愛着なんてさらさらないし、むしろ個人的には好都合である(積みゲー崩し的な意味で)。

  現在、Grand Theft Auto IVとSaints Row 2を同時進行で遊んでいる。箱庭ゲーの良さは特に意味もなくダラダラ遊んでいても楽しめる点だが、そのダラダラが日記のネタにはなりやしないのが唯一の困り事だろうか。特にGrand Theft Auto IVは手頃な車を拝借して、適当にドライブするだけでも結構時間を潰せてしまう。



  Grand Theft Auto IVのドライブの楽しさには二つの要因がある。まず、一つ目はリアル志向になった操作性だ。Grand Theft Auto IVの車は旧作のアーケードスタイルとはうって変わり、リアル寄りの挙動になった。無理なステアリングを行うとスピンするか、お尻が流されていくのが日常茶飯事。慣れない内はお尻を左右に振りながらの蛇行運転もありがちだろう。

  コーナーでは細かなブレーキングを心掛けつつ、軽くサイドを引いてやると上手い具合に速度を維持しつつ曲がれるようになる。挙動がリアル志向になったことでGrand Theft Auto IVでは上達した感触が旧作よりも得られるようになり、操作する面白みやドライブの迫力が増したように思う。

  もちろん、旧作のようなハチャメチャなアーケードライクの挙動が好きだという方もいるかもしれないが、そういう人にはSaints Row 2を薦めたい。Saints Row 2ではアクセルを吹かしながらの無理な方向転換やパワードリフトなどが好き勝手に行えるようになっている。



  もう一つの要因としては、ラジオで好きな曲を流せる点だろう。Grand Theft Auto IVにはMP3のインポート機能があり、専用のフォルダに楽曲を挿入することでゲーム中に流れるようになる。MP3であれば何でもいいので、たとえばwebラジオや落語などでもいい。

  Grand Theft Auto IVはやはりアメリカのゲームのごとく、予め用意されている楽曲はアメちゃん好みの曲が多い。リバティーシティはニューヨークを模倣しているらしいのでそれは自然なことではあるが、ビルボードを賑わすような黒人音楽や流行歌に興味のない人にとっては苦痛以外の何者でもないわけだ。

  だが、前述したように自分のお気に入りの曲を流せるので、そのような不満は解消される。デフォの楽曲がお気に召さないのならCDからMP3へ変換して、ゲームにインポートしてやればいいのだ。自分の好きな曲でドライブするのは大変爽快である。このシステムのお陰でドライブが数倍楽しくなっていると思う。

  Saints Row 2にも同じ機能が搭載されていればよかったのだが、残念ながらそこまで気が利かなかったようだ。Saints Row 2に収録されている楽曲はGrand Theft Auto IVよりも偏っている(欧州の曲がほとんどない)ので困りもの。興味のない楽曲が流れても気分が乗らない。

Left 4 Dead DLC & SDK - やっとお出まし

・Left 4 Dead DLC & SDK Plans

・DLCの名前はL4D Survival Pack
・春頃にDLC、SDKをリリース予定
・L4D Survival Packを含んだ新パッケージも同時に販売予定
・Survivalモードの追加
・Versusモード向けに二つのキャンペーンを追加

  正式なSDKがリリースされるのを聞いて安心しました。これでカスタムマップ製作が今よりも楽になるはずでしょう。Coopモードについては言及されていませんが、キャンペーンの追加があるのか気になるところです。

02/05/2009

Saints Row 2 - 正当な粛清

  ついにローニン壊滅。ローニンのシナリオは起承転結がしっかり用意されており、一本のゲームを終えたような満足感が味わえる。他の勢力もこれくらいきちんと作られているんだろうか。楽しみだ。

  ローニンの中で一番日本語の発音が危ういカズオ・アクジとの対戦はあっけない内容だった。これならジュンイチとの一戦の方がまだ手応えがあったのではないだろうか。以前にも言ったが、近接戦や銃撃戦の出来はお世辞にも良いとは言い難く、単調な感は否めない。



  ただし、ミッションに突入するまでに、ムービーを用いて燃えるような展開へとお膳立てしてくれるので、戦闘に対する不満はあまり感じにくいか。シチュエーションさえ凝っていれば、多少の不出来は見逃してしまう。雰囲気ゲー的なところは少なからずあると言えよう。メインミッションの難易度はほどほどに抑えられ、スムーズに先へと進められるテンポの良さもプラスに働いているように思う。

  もし、せっかくストーリー展開に興味を持っても、理不尽な難易度のミッションが続くとフラストレーションが溜まり、楽しめるものも楽しめなくなる。得てしてクライム系ゲームのミッションとはそういうものが多い。他のクライム系ゲームと呼ばれるタイトルを遊ばれる諸姉なら、いくつかの例が思い浮かぶことだろう。



  ローニンを殲滅したことでローニン専用バイクや車両がアンロックされた。こいつは嬉しい。これで気兼ねなくバイクをブンブン乗り回すことができるお!バイクの名前が「TETSUO」や「KENSHIN」になっているが、ネタ元はやっぱりマンガやアニメなんだろうか。

  あと、ギャングスタイルにニンジャが追加された。ギャングスタイルとは仲間NPCの容姿を変更できるシステムのことだ。ギャングスタイルをニンジャにすると、仲間NPCがまさにニンジャになる。こういう作り込みまでちゃんと行っているのは偉い。


02/04/2009

RPS Interviews Ice Pick Lodge

・RPS Interviews Ice Pick Lodge

 Ice Pick Lodgeへのインタビュー。理想論臭いところはあるものの、読んでいて胸が熱くなったのは事実。コメントでも言及されているように、“次世代”なんてバズワードに流されないでIce Pick Lodgeには己の信じる道を歩んで欲しい限りです。

  Pathologicは英語訳の質が致命的に悪く、ダイアログの魅力を削ぎ落とす要因となっていましたが、Tensionはローカライズに力を入れていると聞いて一安心といったところ。TensionにはPathologic以上の奇ゲーっぷりを期待しています。

NecroVisioN - BとCの谷間で

・NecroVisioN Demo

  Painkillerのスタッフが開発していると聞いて、それなりに期待していたが肩透かしは否めない。いかにも東欧系の小さなソフトハウスが開発した作品のごとく粗雑な味付けのゲームだ。

  仲間と一緒に戦ったりはなく、一人だけで進んでいく。ただし、Painkillerのようなバニーホップで高速移動しながら敵を薙ぎ倒していくゲームではない。マップは狭い一本道で移動速度はゆったりとしている。敵はゾンビ、悪霊、モンスターなどが登場。戦争モノを背景にオカルト要素を足した感じはReturn to Castle Wolfenstein辺りが近いか。



  武器はプライマリ、セカンダリで別々に管理されており、片手で持てる銃ならアキンボスタイルで構えられる。これはトリガーハッピーさんには嬉しい仕様だろう。もちろん、左手に近接武器(スコップ、ナイフ)、右手に拳銃なども可能だ。

  連射すると弾のバラつきが激しいため、着実に命中させるならゆったりした銃撃を心掛けた方がいい。しかし、敵がわんさか登場するのでゆったりもしていられないのが悩むところだ。弾を込める時間を要するライフル系は使う場所を選ぶ。銃撃に比べるとメリー系(蹴り、殴り)が強すぎて、近接バンザイな大味さは否定できない。



  基本的にヘッドショットなら一撃で倒せるようだ。敵を倒すとアドレナリンが溜まっていき、一定時間だけALTキーでスローモが発動できる。このスローモ能力でゴリ押ししないと厳しい局面があるので、積極的に使っていった方がいいだろう。

  一部の場所はバランス取りしてるのかというくらい、理不尽に敵が沸いてきてうんざりだ。このさじ加減はまさに凡庸なB級アクションFPSを彷彿とさせる。



  途中でHUDが表示されなくなったので中断。今日は眠いので明日挑戦することにしよう。

Saints Row 2 - 愚弄の民に祝福を

  報酬を店舗買収につぎ込み、マージン料で資金繰りが回るようになってきた。一日が終わればマージン料が金庫に自然に溜まっていく。まさに現代における全自動錬金術である。おいらも地価の高い地主になって、悠々自適な生活がしたいお!

  アクティビティは大体終わらせ、拠点ミッションも制覇したのでメインミッションを進めている。前回の日記で「四つの勢力のどこから進めても自由だ」と書いたがこれは誤りだった。腹を切って詫びる。序盤はサンズオブサムディとローニンからしか進めることができない。

  ローニンのミッションを進めるとショッキングなイベントに遭遇。これはギャングゲームなのだと改めて思い知らされた。このゲームのキャラは愛着が持てるキャラが多く、こういうイベントは悲しさと切なさと憤りを感じざるを得ない。

  あと、主人公のキャラメイクができることにより、高い感情移入度を得られるのが効果的に働いていると思う。これがどこかの田舎もんがThe World is Yoursするのならフーンで済ましているところだが、自分の分身がギャングのおやびんとなって必死に対抗勢力と戦うのなら話は違ってくる。



  ローニンの進行度は終盤だろうか。ジュンイチさんとの勝負となった。ただし、相手は数人の癖にこちとら一人という状況。多勢に無勢で潔くない戦い方である。以前にジュンイチさんがチャンバラ勝負していた時は「俺の獲物だ!邪魔するな!」などと部下を怒鳴り散らした癖に。武士の一分はどこ行った?背に腹は変えられないということか。

  戦闘中のジュンイチさんはたどたどしくジャパニーズを話す。決闘というシリアスな場面ながらジャンイチさんの不安定なジャパニーズアクセントには失笑を禁じえない。日本語を分からないガイジンさんの場合は緊張感のある戦いになると思うが、日本人がプレイする場合は弥が上にも力が抜けた思いをすることだろう。それとジュンイチさんが微妙にオンドゥルぽいのも笑いを誘うポイントだ。彼の言葉には中確率で濁音が付く。

  メインミッションは「破壊せよ」、「殺せ」、「逃げろ」といった単純なものが多いが、そのシチュエーションが凝っていて、展開が早いお陰で飽きを感じずに遊べている。話の続きが見たくて、ついつい進めてしまう感じだ。特にローニンのトンデモ具合が素敵すぎて気に入った。なかには後味の悪い展開もあったが…。


02/02/2009

Saints Row 2 - みんなバカになればいいじゃない

  保険金詐欺のアクティビティ(サブミッション)に挑戦。これは意図的に事故を起こして、保険金をせしめるミッションだ。デッドボールを受けた野球選手や金的攻撃をくらったサッカープレイヤーのごとくアクロバティックで悲惨な事故に見せかければ、得られる保険金もアップしていく。

  現実世界で走っている車に飛び込みたい衝動に駆られたり、ビルの屋上に行くとアイキャンフライしたい衝動に駆られる人にとって、うってつけのアクティビティと言えるだろう。まさに「こんなの待ってた!」である。

  クライム系ゲームはサディスティックな任務が多いが、Saints Row 2はマゾヒストの嗜好もちゃんと把握しているのが偉い。なお、保険金詐欺中はダメージを受けない(そうでなければ死ぬ)ので、積極的に体当たり勝負を行っていい。

  先頭車両に飛び込んで跳ね飛ばされ、後続の車両に轢きずられるのが次第に病みつきになってくるから困る。特に跳ね飛ばされコンボで空を舞うのが大変爽快で気に入ってしまった。保険金詐欺やアイキャンフライする人の気持ちを今なら素直に理解できる。ただし、現実では色々と問題が発生するので止めておこうね。



  Coopを試してみた。Gamespyのアカウントを作成し、ログインしておけば他のプレイヤーが参加できるようになる。あとはシングルプレイをしながら乱入してくるのを待っていればいい。もしくはサーバー検索して、他のプレイヤーのところへ参加してもよい。

  現在のCoopサーバー数は少なく、20程度しかなかった。さらに対戦用のサーバーはもっと少ない。マルチプレイはあまり人気がないんだろうか。

  ガイジンさんぽい人と少しだけCoopをしたが、同期自体は安定しているように見えた。相手のPingが分からないので確定はできないが、フレンドとCoopするなら恐らく問題はないだろう。

  チートを使用しているプレイヤーが居るのが困る。チート使用者が参加すると「相手プレイヤーがチートを使用しています。この状態でセーブすると、あなたのセーブデータもチートを使用していることになります」と表示される。相手プレイヤーの参加を承諾した後でそんなこと言われても対処しようがない。

  綺麗なセーブデータを維持するには、そのまま終了するしかないのはどうかと思う。「Cheat No」とサーバー名に表示しているところがあったが、こういう原始的な方法しか手段がないのは困る。



  現在、ブラブラと散策しながら、たまにメインミッションを進めて遊んでいる。敵ギャングの拠点を奪うミッションはなかなか美味しい。拠点ミッションをクリアするとそのエリアが自分のものになり、そこのエリアのお店を買収すると一日毎に商売料(200ドル/日、500ドル/日など)が入ってくる。安定した固定給を頂けるのは嬉しい。

  ただ、拠点を制圧していくと、そのエリアはプレイヤーの陣地になり、ギャング達と交戦する機会が減っていくのが寂しい。ローニンを集中的に潰していたら、出会う機会が少なくなってしまった。一点集中で進めすぎるのも考え物だ。このまま進めていくと最終的にはギャングが登場しなくなるんだろうか。



  自宅のTVでゾンビのゲームが遊べるのは驚いた。迫り来るゾンビを「なんとかライジング」のごとくブチ殺していくのだ。普段のプレイとは一味違った遊び方ができて、新鮮味があってよろしい。こういった遊び要素は大切だと思う。


02/01/2009

Saints Row 2 - まさにクソゲー

 とことで、クソゲーSaints Row 2をプレイだ。



  まず始めにキャラクターエディットを行い、主人公の容姿を決めることになる。変更できる項目は多岐に亘り、性別・人種・顔の造形・体型・メイク・歩き方・髪型・声などを好きなようにいじくり回すことが可能。つまり、自分だけのオリジナルキャラを作り出せるのだ。

  いわゆるクライム系ゲームはストーリー性を重視するあまり、主人公の容姿が決まっているゲームが多いため、キャラクターエディットを行えるのは新鮮味があってよろしい。自分が作ったキャラには愛着が沸き、シンクロ感も自然に高まる。



  ちなみに主人公の外見は病院で整形できる。プレイしていて気に入らないと感じたら、いつでも変更が可能だ。ブラックジャック顔負けの天才医師の腕前は性転換の壁さえも難なく乗り越える。

  また、ファッション要素もあり、服をお店で購入して着替えられる。衣服は男性用女性用だろうと性別関係なく着れるので、男性でも大胸筋矯正サポーターを装着することもできるぞ。Saints Row 2はニューハーフやおなべさんに優しいゲームなのだ。


・ヤクザ組織「ローニン」。日本語版でも音声は英語だが、ローニンの上層部だけはカタコトの日本語を喋る。

  ストーリーは新興ギャングに支配されたスティルウォーターの街を主人公率いるセインツが奪還するという内容。この街に存在するギャング集団はローニン、サンズオブサムディ、アルター社、ブラザーフッドの全部で四つ。この四つの勢力を滅ぼすのがメインミッションとなる。どこから攻めていくかは自由に選択でき、まんべんなく進めていってもいい。

  サブミッションをクリアしたり、ドライビングテクを発揮したり、ギャングを倒すことでリスペクトが上昇する。リスペクトが上昇することによって、メインミッションや拠点制圧ミッションがアンロックされていく。すなわち、お話を進めるためにはどうにかしてリスペクトを得なければならないのだ。



サブミッションは全部で12種類存在している。

・群集整理
・デモリションバトル
・デリバリー
・エスコート
・ファイトクラブ
・治安密着24時
・ヘリアサルト
・火だるまレース
・保険金詐欺
・メイヘム
・正義の汚水
・スカウト

  サブミッションの内容は風変わりというか、マジキチ的なものが多く、そこらのクライム系ゲームとは一線を画したバカゲーになっている。有名人を熱烈なファンのアタック(いろんな意味で)から守る群集整理、炎をまといながらレースを行う火だるまレース、わざと事故に遭って保険金をせしめる保険金詐欺など常人には発想しがたいハチャメチャなミッションだ。



  特にその中でも突き抜けているのが治安密着24時と正義の汚水だろう。

  治安密着24時は警察のフリをして治安を取り締まり、その映像で視聴率を稼ぐというミッション。路上でいかがわしい行為を行っているカップルに制裁を加えたり、夫婦のたわいもない痴話喧嘩を仲裁したり、抗議団体のデモを中止させたり、パイレーツとニンジャの乱闘を止めるのだ。

  チェーンソーやロケラン、火炎放射機などの兵器で取り締まると、さらに視聴率は上昇するので積極的に狙っていきたい。視聴者を喜ばすにはドカーン、バカーンなドラマが必要なのだ。



  正義の汚水は茶色の物体で街を洗浄するミッションだ。クリーンな街を汚物で消毒する…まさにク○ゲー、スカト○ゲーの名に相応しい。憎くきギャングの建物や愚民共を茶色に染めてやろう。

  サブミッションはレベル6まで用意され、レベルが上がる毎に難易度を上昇する。サブミッションの種類にもよるが上位レベルはなかなか難しい。火だるまレースやスカウトは何度もリトライを要求され、GTA3の悪夢を彷彿とさせた。

  ミッションはいつでも再挑戦できるので、詰まった時は後回しにした方がいいかもしれない。ストレスを溜まってきたら他のことで気を紛らわせるのが得策だ。あるいはCoopで協力するのも一つの手だろう。Saints Row 2はMercenaries 2のごとく本編のCoopが可能になっているので難しいミッションはお友達にアシストしてもらうと楽になる(ちなみに私はまだCoopを試していない)。


  大した見栄えではないが動作は重い部類だ。GTA4と同等程度のスペックが要求される。正直、ここまで重いとは想像していなかった。私が1920×1200 High設定でプレイした場合、通常時が20~30fps、ドライブ時が10~30fps台になる。

  ドライブ時はストリーミングロードで引っかかりが発生し、高速移動するとガクガクに陥ることもしばしばだ。設定を落とせば軽くはなるものの、見た目は大変寂しいことになる。スペックに心配のある人は覚悟しておいた方がいいだろう。

  おかしなミッション内容、ステレオタイプなおかしさがあるギャングたちとの抗争は楽しく、なかなか楽しめている。GTA1,2の雰囲気を求めている人はGTA4よりもSaints Row 2の方が向いているだろう。このバカゲーとしての振り切れ方には好感が持てる。