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02/06/2009

Grand Theft Auto IV - 仮想世界に没入する

 不況の煽りを受け、週休三日制となった。目先の事ばかりに囚われ、無理な増産体制を行った結果がごらんの有様だよ!上が立ち直らない限り、下請けや孫受けの悪循環が止まることはなく、週休四日制なんて事も起こりうるかもしれない。今の状態に愛着なんてさらさらないし、むしろ個人的には好都合である(積みゲー崩し的な意味で)。

  現在、Grand Theft Auto IVとSaints Row 2を同時進行で遊んでいる。箱庭ゲーの良さは特に意味もなくダラダラ遊んでいても楽しめる点だが、そのダラダラが日記のネタにはなりやしないのが唯一の困り事だろうか。特にGrand Theft Auto IVは手頃な車を拝借して、適当にドライブするだけでも結構時間を潰せてしまう。



  Grand Theft Auto IVのドライブの楽しさには二つの要因がある。まず、一つ目はリアル志向になった操作性だ。Grand Theft Auto IVの車は旧作のアーケードスタイルとはうって変わり、リアル寄りの挙動になった。無理なステアリングを行うとスピンするか、お尻が流されていくのが日常茶飯事。慣れない内はお尻を左右に振りながらの蛇行運転もありがちだろう。

  コーナーでは細かなブレーキングを心掛けつつ、軽くサイドを引いてやると上手い具合に速度を維持しつつ曲がれるようになる。挙動がリアル志向になったことでGrand Theft Auto IVでは上達した感触が旧作よりも得られるようになり、操作する面白みやドライブの迫力が増したように思う。

  もちろん、旧作のようなハチャメチャなアーケードライクの挙動が好きだという方もいるかもしれないが、そういう人にはSaints Row 2を薦めたい。Saints Row 2ではアクセルを吹かしながらの無理な方向転換やパワードリフトなどが好き勝手に行えるようになっている。



  もう一つの要因としては、ラジオで好きな曲を流せる点だろう。Grand Theft Auto IVにはMP3のインポート機能があり、専用のフォルダに楽曲を挿入することでゲーム中に流れるようになる。MP3であれば何でもいいので、たとえばwebラジオや落語などでもいい。

  Grand Theft Auto IVはやはりアメリカのゲームのごとく、予め用意されている楽曲はアメちゃん好みの曲が多い。リバティーシティはニューヨークを模倣しているらしいのでそれは自然なことではあるが、ビルボードを賑わすような黒人音楽や流行歌に興味のない人にとっては苦痛以外の何者でもないわけだ。

  だが、前述したように自分のお気に入りの曲を流せるので、そのような不満は解消される。デフォの楽曲がお気に召さないのならCDからMP3へ変換して、ゲームにインポートしてやればいいのだ。自分の好きな曲でドライブするのは大変爽快である。このシステムのお陰でドライブが数倍楽しくなっていると思う。

  Saints Row 2にも同じ機能が搭載されていればよかったのだが、残念ながらそこまで気が利かなかったようだ。Saints Row 2に収録されている楽曲はGrand Theft Auto IVよりも偏っている(欧州の曲がほとんどない)ので困りもの。興味のない楽曲が流れても気分が乗らない。