カテゴリー:徒然
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06/22/2009

ServerとWordpressと私

 このサイトはさくらインターネットのライトプランを使わせて頂いていますが、スタンダードプランに移行しようか迷っています。

  スタンダードプランへの移行の最大の理由はPHPが使えること。

  つまり、PHPを使ってWordPressMovable Typeでサイト構築をやりたいわけです。残念ながらライトプランはPHPに対応していません。

  現在はThingamablogを走らせて、ブログの体裁をとっていますが、Thingamablogにも不満が出てきました。

□Thingamablogの不満点

・英語圏が主なため、一部の文字に対応していない
(たとえば「波形文字」が文字化けする)

・たまに全記事・全画像を更新しなければ、記事の投稿が反映されない場合がある
(更新に時間が掛かる。どういう条件化で発生するかは不明)

・Webファイル欄をいじる際に時間がかかる
(ファイル一覧を表示するのに時間が掛かる)

・記事の折りたたみ機能がない
(全内容をずらずら表示してしまうため、画像を大量に使用した場合トップページが重い)

・Haloscanの使い勝手が悪い
(最新コメント欄をページに反映する場合は外部プラグインを使わなければならない。Haloscanのサーバーが重くなった場合、サイトの表示にも問題が出てくる。コメント欄を読むためにいちいち別ページに飛ばなければならない)

  断っておきますが、Thingamablogは普通にブログを運営するだけなら十分な機能を持っているツールです。PerlやPHPは必要ありませんし、ローカル環境に記事を保存しておくのでサイト上のデータが消失した場合も安心。初心者にはおすすめなツールだと思います。

  私がThingamablogを使っていた理由は「ローカル環境への記事保存機能」があることでした。ただ、WordPressやMovable Typeでもxfy Blog Editorなどのツールを併用すれば、ローカル環境へ記事がバックアップできるとのこと。これならThingamablogから移行しても問題はありません。

  WordPressやMovable Typeはテーマが豊富ですし、スパム対策もしっかり搭載されています。Thingamablogが抱えていた問題点もありません。WordPress.com(無料ブログサービス版)を触ってみましたが、痒いところに手が届く機能が満載でした(無料ブログサービスなので制限はありますが)。それならWordPressやMovable Typeを試してみようと思った次第です。

  とことで、現在サーバー移行を考え中です。移行したとしても「fpsunknown.com」の独自ドメインはこのまま継続するつもりですが(独自ドメインの反映で数日サイトが見れなくなる場合があります)、日記や各ページのアドレスに若干の変更が必要になります。その時はまた連絡をしたいと思います。

06/18/2009

Face Expressions and Eye Contact - 目は口ほどにものを言う

・ニコニコチャンネルGTV/渡辺浩弐さんとジャンクハンター吉田さんがMass Effectを実況プレイ

  ニコニコ動画や実況動画は初めこそ目新しさで見ていましたが、最近は飽きてしまい、まったく見ていませんでした。ついこの間、渡邊浩弐さんがチャンネルを開設されたので久しぶりにニコニコ動画を覗いてみると、ためになる貴重な動画が配信されていました。

  渡邊浩弐さんとジャンクハンター吉田さんのMass Effect実況プレイ動画はゲームについてのウンチクが多く、ゲーマーなら聞いておいて損はありません。冒頭ではジャンクハンター吉田さんのお得意なシネマゲームについても話をされています。

  動画を見ていて、特に印象に残ったのは「目の演技」について。Mass Effectのフォトリアルな演技に関しての説明を端的に表現されていました。以下、引用。

渡辺さん:すごい。顔の表情がすごいですよね。
吉田さん:あと、このゲームはキャラクターの目を見てください。目の動きがすごいんすよ。役者さんたちが目の動きだけで演技してるんですよ。
渡辺さん:ほんとだ。目玉が揺れたりする。
吉田さん:このゲームは目のところを見てもらいたいんですよ。
渡辺さん:実写の映画では目の演技って、すごい大事じゃないですか。その領域までゲームが入っていったってことですよね。
吉田さん:普通のゲームって、目が一点にしか集中しないんすよ。でも、ちゃんと動くんですよ。このゲームはムービー中でも、左行ったり、右行ったり、上行ったりとか。それがすごいんですよ。



  この話を聞いて、バイオハザード5不気味の谷を感じてしまう理由が分かりました。バイオハザード5のキャラクターはどんなに顔面の演技を凝っていようが、眼球の動きが単純で目が死んでしまっています。そのせいで生気が感じられず、お人形さんのように見えてしまうのではないでしょうか。これはLost Planetにも同じことが言えて、主人公のイ・ビョンなんとかさんは死んだ魚のような目をしていました。

  目は口ほどにものを言う。こんなことわざがあります。目は心の窓とも言われますね。そして、目は脳と直接繋がっていることから、目を脳の鏡、頭の外に出た脳という人もいます。我々の感情を司っているのが脳だとすれば、脳が目に直接感情を反映させることで、外部に情報を伝える役目を果たしているように感じます。

  目はアニメやコミックでキャラクターの感情表現をする時も活用されています。感情を一番簡潔に記号化できるのが目だからなのでしょう。うずまきのような目や><のような目を見ただけで、そのキャラクターの状態が明確に分かりますよね。


  不気味の谷を越えるには目の表現がキーポイント。いくら顔面の筋肉を駆使しても、目が死んでいては元も子もありません。吉田さんの解説を聞いて、なるほどと思った今日この頃。みなさんはどうお考えでしょうか。


06/16/2009

Home of the Underdogs - 帰ってきた日陰者

・Home of the Underdogs

  アバンドンウェア(*1)を取り扱っているUnderdogsがアドレスを移転し、復帰したようです。文化的価値の高いサイトだけに、復帰は喜ばしいことですね。

(*1)アバンドンウェア
  販売終了し、入手不可能なソフトのこと。そういったソフトを文化財とみなし、収集、保存、公開する仕組み。ただし、アバンドンウェアと認定しているのはユーザー側であり、メーカー側ではない。ソフト自体の著作権が消滅しているわけではなく、法律的に考えれば「黒」。

・アバンドンウェアに対する個人的な見解

  文化財を保存しようとする試みは素晴らしい。しかし、著作権保護期間が過ぎていないものを公にするのは問題があるだろう。著作権を有しているメーカーが何らかの意思表示をしてくれると、ユーザー側は胸の痞えが取れるのだが、なかなかそういうわけにはいかないのが大人の世界だ。

  だからこそGOG.comのようなサイトの活躍が望まれる。GOG.comの中の人(CD Projekt)は本当に素晴らしい運営をされている。前々から言っているが、これからも運営を頑張ってほしい。 みんながクリーンなゲームプレイをできることを願っています。

06/14/2009

Download販売を使ってみて - Part 1

ダウンロード販売を利用してから、早3週間が過ぎた。そこでダウンロード販売の利用感を書きたい。

・利便性
購入→ダウンロード→プレイの流れがスムーズ。欲しい時に買うことができ、遊びたい時に遊べる。パッケージの場合、品切れしていたり、ゲームが届くまでに一日または数日を要する。
レアなゲームでもダウンロード販売では扱っている場合がある。
ディスクレス。CD読み込みの爆音や入れ替えの面倒臭さから解放される。
メディア(CD、DVD)破損、シリアルキー紛失がない。リアル神隠しに遭わない。
・価格変動
セールが頻繁に行われる。Steam、GOG.com、Gamers Gateでは毎週のように行われる。プチ祭り気分→毎週が楽しみ。
新作ゲームの値下がりが早い。物にもよるがパッケージゲームよりは値下がりが早い。
レアなゲームでも安価で入手できる。クソ転売業者に足元を見られずに済む。
・所有感
すべてデジタルなので所有感が薄い。
マイアカウントの所有ゲームが増えていくことで満足感はある。現在、私のSteamでの所有ゲームが49本→目標100本を目指す→ダウンロード購入自体がゲーム感覚=収集ゲーム感覚。
GOG.comの棚システムは秀逸。
・散財率
購入した実感がなく、ついついポチる→パッケージゲームのようなセーブがきかない。
ダウンロード販売は全体的に値段が安い為、金額面では有利。古いゲームなら10本買っても1万弱で済んだりする。パッケージの場合はそうはいかない。結果的に賢い買い物。
・危機感
ダウンロード販売業者が倒産した場合のサポート。
アカウントハックの危険性。Steamではすでに問題になっている。
アカウント紛失の恐れ。
 大体こんなところだろうか。現在はSteam、GOG.com、Gamers Gateを使っているが、非常に満足している。クレジットカードを作るのが面倒で今までダウンロード販売は避けてきたが、もっと早期に始めるべきだったと後悔。気に入っている(気になっている)ソフトはパッケージで買う予定だが、それ以外はダウンロード販売で購入していくつもりだ。

  個人的にお気に入りのサイトはGOG.comだ。値段が安かったり、レアなゲームを扱っているのはもちろんのこと、サントラやゲームガイドを用意していたり、マニュアルを完備している点に好感が持てる。また、所有感をくすぐる棚システムも最高。おまけにDRMはFreeで、私的複製OK、余計なインターネット接続はなしで遊べる。GOG.comはゲーム以外のサービス面での付加価値が高く、ユーザーの目線に立ったサービスだと感じる。一ユーザーとして、これからも応援していきたい。