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02/04/2009

Saints Row 2 - 愚弄の民に祝福を

  報酬を店舗買収につぎ込み、マージン料で資金繰りが回るようになってきた。一日が終わればマージン料が金庫に自然に溜まっていく。まさに現代における全自動錬金術である。おいらも地価の高い地主になって、悠々自適な生活がしたいお!

  アクティビティは大体終わらせ、拠点ミッションも制覇したのでメインミッションを進めている。前回の日記で「四つの勢力のどこから進めても自由だ」と書いたがこれは誤りだった。腹を切って詫びる。序盤はサンズオブサムディとローニンからしか進めることができない。

  ローニンのミッションを進めるとショッキングなイベントに遭遇。これはギャングゲームなのだと改めて思い知らされた。このゲームのキャラは愛着が持てるキャラが多く、こういうイベントは悲しさと切なさと憤りを感じざるを得ない。

  あと、主人公のキャラメイクができることにより、高い感情移入度を得られるのが効果的に働いていると思う。これがどこかの田舎もんがThe World is Yoursするのならフーンで済ましているところだが、自分の分身がギャングのおやびんとなって必死に対抗勢力と戦うのなら話は違ってくる。



  ローニンの進行度は終盤だろうか。ジュンイチさんとの勝負となった。ただし、相手は数人の癖にこちとら一人という状況。多勢に無勢で潔くない戦い方である。以前にジュンイチさんがチャンバラ勝負していた時は「俺の獲物だ!邪魔するな!」などと部下を怒鳴り散らした癖に。武士の一分はどこ行った?背に腹は変えられないということか。

  戦闘中のジュンイチさんはたどたどしくジャパニーズを話す。決闘というシリアスな場面ながらジャンイチさんの不安定なジャパニーズアクセントには失笑を禁じえない。日本語を分からないガイジンさんの場合は緊張感のある戦いになると思うが、日本人がプレイする場合は弥が上にも力が抜けた思いをすることだろう。それとジュンイチさんが微妙にオンドゥルぽいのも笑いを誘うポイントだ。彼の言葉には中確率で濁音が付く。

  メインミッションは「破壊せよ」、「殺せ」、「逃げろ」といった単純なものが多いが、そのシチュエーションが凝っていて、展開が早いお陰で飽きを感じずに遊べている。話の続きが見たくて、ついつい進めてしまう感じだ。特にローニンのトンデモ具合が素敵すぎて気に入った。なかには後味の悪い展開もあったが…。