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02/01/2009

Saints Row 2 - まさにクソゲー

 とことで、クソゲーSaints Row 2をプレイだ。



  まず始めにキャラクターエディットを行い、主人公の容姿を決めることになる。変更できる項目は多岐に亘り、性別・人種・顔の造形・体型・メイク・歩き方・髪型・声などを好きなようにいじくり回すことが可能。つまり、自分だけのオリジナルキャラを作り出せるのだ。

  いわゆるクライム系ゲームはストーリー性を重視するあまり、主人公の容姿が決まっているゲームが多いため、キャラクターエディットを行えるのは新鮮味があってよろしい。自分が作ったキャラには愛着が沸き、シンクロ感も自然に高まる。



  ちなみに主人公の外見は病院で整形できる。プレイしていて気に入らないと感じたら、いつでも変更が可能だ。ブラックジャック顔負けの天才医師の腕前は性転換の壁さえも難なく乗り越える。

  また、ファッション要素もあり、服をお店で購入して着替えられる。衣服は男性用女性用だろうと性別関係なく着れるので、男性でも大胸筋矯正サポーターを装着することもできるぞ。Saints Row 2はニューハーフやおなべさんに優しいゲームなのだ。


・ヤクザ組織「ローニン」。日本語版でも音声は英語だが、ローニンの上層部だけはカタコトの日本語を喋る。

  ストーリーは新興ギャングに支配されたスティルウォーターの街を主人公率いるセインツが奪還するという内容。この街に存在するギャング集団はローニン、サンズオブサムディ、アルター社、ブラザーフッドの全部で四つ。この四つの勢力を滅ぼすのがメインミッションとなる。どこから攻めていくかは自由に選択でき、まんべんなく進めていってもいい。

  サブミッションをクリアしたり、ドライビングテクを発揮したり、ギャングを倒すことでリスペクトが上昇する。リスペクトが上昇することによって、メインミッションや拠点制圧ミッションがアンロックされていく。すなわち、お話を進めるためにはどうにかしてリスペクトを得なければならないのだ。



サブミッションは全部で12種類存在している。

・群集整理
・デモリションバトル
・デリバリー
・エスコート
・ファイトクラブ
・治安密着24時
・ヘリアサルト
・火だるまレース
・保険金詐欺
・メイヘム
・正義の汚水
・スカウト

  サブミッションの内容は風変わりというか、マジキチ的なものが多く、そこらのクライム系ゲームとは一線を画したバカゲーになっている。有名人を熱烈なファンのアタック(いろんな意味で)から守る群集整理、炎をまといながらレースを行う火だるまレース、わざと事故に遭って保険金をせしめる保険金詐欺など常人には発想しがたいハチャメチャなミッションだ。



  特にその中でも突き抜けているのが治安密着24時と正義の汚水だろう。

  治安密着24時は警察のフリをして治安を取り締まり、その映像で視聴率を稼ぐというミッション。路上でいかがわしい行為を行っているカップルに制裁を加えたり、夫婦のたわいもない痴話喧嘩を仲裁したり、抗議団体のデモを中止させたり、パイレーツとニンジャの乱闘を止めるのだ。

  チェーンソーやロケラン、火炎放射機などの兵器で取り締まると、さらに視聴率は上昇するので積極的に狙っていきたい。視聴者を喜ばすにはドカーン、バカーンなドラマが必要なのだ。



  正義の汚水は茶色の物体で街を洗浄するミッションだ。クリーンな街を汚物で消毒する…まさにク○ゲー、スカト○ゲーの名に相応しい。憎くきギャングの建物や愚民共を茶色に染めてやろう。

  サブミッションはレベル6まで用意され、レベルが上がる毎に難易度を上昇する。サブミッションの種類にもよるが上位レベルはなかなか難しい。火だるまレースやスカウトは何度もリトライを要求され、GTA3の悪夢を彷彿とさせた。

  ミッションはいつでも再挑戦できるので、詰まった時は後回しにした方がいいかもしれない。ストレスを溜まってきたら他のことで気を紛らわせるのが得策だ。あるいはCoopで協力するのも一つの手だろう。Saints Row 2はMercenaries 2のごとく本編のCoopが可能になっているので難しいミッションはお友達にアシストしてもらうと楽になる(ちなみに私はまだCoopを試していない)。


  大した見栄えではないが動作は重い部類だ。GTA4と同等程度のスペックが要求される。正直、ここまで重いとは想像していなかった。私が1920×1200 High設定でプレイした場合、通常時が20~30fps、ドライブ時が10~30fps台になる。

  ドライブ時はストリーミングロードで引っかかりが発生し、高速移動するとガクガクに陥ることもしばしばだ。設定を落とせば軽くはなるものの、見た目は大変寂しいことになる。スペックに心配のある人は覚悟しておいた方がいいだろう。

  おかしなミッション内容、ステレオタイプなおかしさがあるギャングたちとの抗争は楽しく、なかなか楽しめている。GTA1,2の雰囲気を求めている人はGTA4よりもSaints Row 2の方が向いているだろう。このバカゲーとしての振り切れ方には好感が持てる。