« Devil May Cry 4 Demo - 宇宙天地与我力量降伏群魔迎来曙光 | トップページ | Mass Effect - 宇宙へ羽ばたく鳥達 »

06/06/2008

Mass Effect - 三角の迷路

今週は忙しくて、あまり時間が取れないので休日にどっぷりプレイしてやるんだ!と思いつつ、帰ってきたら速攻Mass Effect。帰宅が楽しみになるゲームは久しぶりだ。姉しよ以来かもしれないね。生きる希望が見つかった。

これからはシナリオに関する言及を行う可能性があると予め断っておきます。簡単に言えば、ネタバレするかもしれんので気を付けてねってこと。

シタデルに到着。アライアンスにビーコンの件を報告しなければならないが、先に散策してみる。ここはとても広い。広すぎて、方向音痴の私はとりあえず迷う。うろうろしていると様々な種族に出会った。

Mass Effectに登場する宇宙人達は愛嬌があってよろしい。特にお気に入りはガスマスクっぽいスーツを着たヴォルス族と像さんみたいなエルコー族。この二人の掛け合いが見てて面白い。それにしてもヴォルス族のスーツは可愛いね。中の人はどうなっているんだろうか。



話せるNPCとは必ず会話するようにしていると、サブクエストの類もどんどん増殖していく。シタデルの人はみんな悩みを抱えているみたいだ。大体の部屋を周ったので、サブクエストはそっちのけでメインクエストへと進む。今はメインの展開がとても気になっている状態。サブは落ち着いた頃に進めようと思う。

まずは犯罪を起こしたスペクターサレンの証拠探しだ。アライアンスは自分達が選んだ人材だからなのか、やたらとスペクターを擁護するような態度を取る。証拠を見つけない限り、サレンを罪には問えない。

シタデルの下層で、襲撃に巻き込まれたタリさんを救出するとサレンのことについて話してくれた。タリさんは救ってくれたお礼にと仲間になってくれる。タリさんの情報があればアライアンスも説得できるかもしれない。



アライアンスとのディベートの末、決着が付いた。ビーコンに触れたこと、サレンの情報を掴んだことが幸いして、シェパードがスペクターの位置へと就く。アライアンスから課せられたのはサレンを捕まえること。これでシェパードは治外法権の存在となり、同時にノルマンディ号も任されることになる。ここからがお話の始まり。船を自由に操作できるようになり、宇宙へと旅立てる。2時間くらい費やしたが、今までのは序章に過ぎなかったようだ。

次の任務はリアナさんの捜索。なんでも彼女の母親はサレンと関係があるが、リアナさん自体は無関係らしい。彼女は学者らしく、その知識がこれからの旅には役に立ちそう。

星間の移動はギャラクシーマップで行う。スペコンみたいな船を操作する場面はなく、ギャラクシーマップから惑星を選ぶだけ。少し味気ない気もするがスペコンを狙っているわけではないし、しょうがないか。リアナさんを探して惑星を放浪する。ここからはノンリニアぽいが、そんなに移動できる範囲(用意されている空間)が多いわけではない。惑星自体の大きさはそれほど広くなく、移動できる範囲が区切られている。惑星はRPGで言うところのダンジョンみたいなものと思っていただけると分かり易いか。

惑星内ではマコと呼ばれる装甲車に乗って移動する。悪環境では生身で行動できる時間が限られているおり、普通に歩いても遅いだけ。ここはマコちゃんを使うのが最適だ。マコちゃんはどんな荒地でもグングン進むエライ子。おまけに砲台も備わっており、火力も十分。



Mass Effectは表現力が今までのRPG(というよりゲーム)とは一味違う。あくまでシェパードを操作する客観視点のプレイでありながら、ゲームへの没入力はそんじょそこいらのFPSよりもよっぽど優秀。どこかの国のハイクオリティオナニームービーはハナから例外として、例えばハーフなんとか2のような明らかな見せびらかしスタイルだと主人公から剥離してしまい、遠く離れた場所から傍観している気持ちになる。

しかし、Mass Effectの場合はカットシーン、寸劇の見せ方が驚くほど自然で違和感も覚えず、世界に入り込んだまま剥離しない。シェパードを演じている気持ちを飛び越えて、自分こそがシェパードその人で舞台に立っているシンクロ体験が味わえる。NPCと本当に会話しているかのような錯覚をここまで与えるのはMass Effectぐらいなものだ。気分は海ドラの登場人物。そんな気持ち良い領域へ誘ってくれる。