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02/06/2009

Burnout Paradise - 肉を切らせて骨を断つ

・Burnout Paradise Demo

 コンシューマ版に遅れること約1年。ようやくPC版も登場。

  今回からオープンワールド方式を採用している。ブラブラとドライブしながら、気が向いたらレースに挑戦するということが可能になった。お気に入りの車で街を自由に散策できるようになったのは嬉しい限りだ。

  レースイベントは、一位を競うレース、敵車両を一番多くクラッシュさせれば勝ちとなるロードレース、トリックを決めて一定ポイントを稼ぐスタントランなどが用意されている。レースイベントは公道上に配置されており、その場所まで行ってレース開始すればいい。

  ファーストトラベルができないのは残念な点だ。一度行った所だとしてもマップ上から飛ぶことができず、またその場所まで移動しなければならない。「あのレースに再挑戦したい」と思っても、すぐに遊べないのは面倒だ。



  車の挙動は今まで通りアーケードライク。あまり難しいことをせずとも爆走できる。暴走することでブーストが得られる仕様は今回も継承されており、相手をクラッシュさせたり、トリックを決めるとブーストゲージが溜まっていき、加速が可能になる。

  つまり、このゲームでは自分の身を危険に晒せば晒すほどハイスピードが得られるわけだ。レースに勝利するためには意識的に敵車両にぶつかっていったり、対向車線を駆け抜けることが重要になる。成功すればハイリターン、失敗すればハイリスクが伴う、この独特なシステムがBurnoutシリーズの魅力だろう。サディスティックとマゾヒスティックの相反する二つの感情を見事にミックスしており、破壊好きと自傷好きの両者の欲求を満たす内容になっている。



  豪快に暴走しながら敵車両をテイクダウン!させるのは爽快で、ハチャメチャな公道レースゲームが好きな人は楽しめる作品だろう。

  なお、このデモはシリアルキーを購入すると製品版に変わる仕様となっている(だから容量が3GBもある)。デモは30分遊ぶと「製品版買ってね」の広告が表示され、レースイベントに挑戦できなくなるので注意しよう。