カテゴリー:ACT
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06/01/2009

Kane and Lynch: Dead Men - その男達、凶暴につき

  主人公は元傭兵のケイン。ケインが死刑囚として護送されている途中で事故が発生し、リンチという男と共に逃亡する。事故を起こしたのは傭兵組織の「The 7」。

 The 7はケインとリンチの弱みを握っており、それをネタに脅迫してくる。弱みを握られた二人が犯罪行為に手を染めていくというストーリー。



  ゲームシステムはFreedom Fightersに酷似している。しかし、戦略性はFreedom Fightersよりも低下しており、カジュアルなアクションゲームの趣が強い。

  スカッドベースの要素はあるものの、それはあくまで雰囲気程度のものでしかない。主人公一人でも問題なく進められてしまう。

  リンチやその他の仲間に特徴はなく、どれも似たり寄ったりの性能。ここらへんがFreedom Fightersよりも戦略性が低いと感じてしまうところだろう。

  仲間への命令は三種類。「付いて来い」「攻撃しろ」「迎撃しろ」で単純化されている。命令内容は漠然としていて、細かく指示はできない。また、仲間には別に命令を下さなくても自動的に行動してくれる。



  このバランスを「いちいち命令しなくてもいいからラクチン」と考えるか、「的確に指示できなくてイライラする」と考えるかで本作に対する評価は変わってくるだろう。命令しなくても勝手に付いてきてくれるので煩わしさを感じないのは事実だが、仲間がアホな行動をしていてもそれを上手く制御できないのにはもどかしさを感じる場面もある。

  ただ、本作はヌルめのアクションゲームであり、仲間の重要度が低いお陰でゲームプレイにあまり影響を及ぼさない。仲間が居れば弾丸避けになるが、別に仲間が居なくてもケイン一人で進められてしまうバランスだからだ。



  ヘルスは自動回復方式。ヘルスがゼロになると倒れるが、仲間が近くに居る場合は蘇生してくれる。仲間が倒れている時は主人公が蘇生を行える。蘇生は一回まで。二回目の蘇生時はアドレナリンの大量摂取で死亡してしまう。



  クラブでの銃乱射、ビル内での銃撃戦、刑務所からの脱走、カーチェイスなど、映画にありそうなシチュエーションが取り入れられている。チャプター毎にシチュエーションがガラッと変わるのは良い。



  ただ、チャプター毎の繋がりが分かり辛い。アメリカでドンパチやっていると思ったら、次は日本のステージだったり。まるで話が飛び飛びになっているような…重要なシーンだけ切り取ったようなダイジェスト感がある。チャプター間にはケインとリンチの会話(文字だけ)があるのだが、とてもそれだけでは説明が足りない。

  また、ケインと家族の関係性、リンチの人間性も掘り下げが足りないと感じる。プレイヤーがゲーム世界に入り込めず、傍観しているような気持ちにさせるのは多分そのせいだろう。


 マップの構造は開放感があり、ゲーム的な窮屈な感じがない。街並の描写はなかなか凝っている。本作では日本が登場するのだが、ここでIO Interactiveクオリティ(Hitman 2など)がいかんなく発揮されている。



  「車」や「投資しなさい」という看板には思わず噴いた。あまりにも直球過ぎる。いくらなんでも「投資しなさい」は露骨過ぎるだろう。



  また、日本のクラブで人がゴミのように集まっている光景は一見の価値あり(Hitman:Blood Moneyでもあったが)。これだけ人間を描画してもフレームレートに影響がないのは素晴らしい。インスタンスの描画処理が上手いのだろう。



  20ドルならそれほど悪くないかなという印象。タクティカル性もアクション性も中途半端な出来だが、めちゃくちゃ悪いというわけではない。サクッと遊びたい時には最適なゲームかもしれない。

05/25/2009

Damnation - 量産型没個性

  舞台は南北戦争が勃発しているアメリカ。主人公は反乱軍の一員で争いを終結させるために戦う。主人公には恋人が居たが何者かにさらわれ、どこかに幽閉されているようだ。

  スチームパンクの要素を多分に含んでおり、ゴテゴテした装飾のゼンマイ仕掛けの機械がたくさん登場する。ゼンマイ仕掛けのギミックやウエスタンハット好きにはたまらないだろう。



  ゲーム内容はトゥームレイダー風のアクションアドベンチャー。アクロバティックなアクションを行えるのが特徴。マップには複数のルートが存在し、目標地点へはどのルートを使ってもいい。

  アクションの難易度は低く、半自動で進んでいくようなお手軽さがある。プリンスオブペルシャというより、アサシンクリード寄りだ。シビアなタイミングを競うゲームではない。プリンスオブペルシャのようなシビアなアクションゲームが好きな人にはヌルく感じるかもしれない。



  照準は大きく、弾が異常にバラける感じがある。コンソールライクな大味な銃撃感で爽快感は薄い。

  主人公には霊能力があり、敵の位置を読み取れる。読み取っている間は一切行動ができない。



  ゲーム中は常に二人の仲間が付随する。仲間は自動的に付いてきて、パスワークも優秀。また、COOP(二人プレイ)に対応しており、仲間役を他のプレイヤーが担えるようだ。

  バイクは二人乗り、三人乗りのものがある。一人が運転し、もう一人(二人)は銃撃を行える。バイクの挙動がキビキビ動きすぎて、緻密な操縦がしにくい。



  敵AIに問題あり。敵は棒立ち銃撃を繰り返す。プレイヤーを認識せず、ずっと明後日の方向を向いたまま立ちっぱなしなんてこともある。銃撃戦は駆け引き性に乏しく、トゥームレイダーよりも出来が悪い。

  エンジンはUE3を採用。もともとUT2004のMODとして開発していたものを製品化したようだ。山肌、水面、火などはUE3のプリセットシェーダーやエフェクトをそのまま使用しており、既視感を感じざるを得ない。UE3採用のゲームを他にプレイしたことがある人は、どこかで見たような感じを受けることだろう。



  期待していたのだが、残念な仕上がりだった。グラフィックはUE3のMODレベルで没個性的。銃撃戦は安っぽく、せっかくのアクション性も有効に活かされていない。敵AIの出来がもう少しまともなら、このアクション性が活きてくると思うのだが…。

05/06/2009

ZOEお兄ちゃんへ



部屋の祟りを克服しました(`・ω・´)

 

追記:オンラインにも繋げました。

04/16/2009

Dark Sector - Bagpyr

 コンソールナイズされたTPS。それを踏まえて遊べば、結構楽しめる作品かもしれない。ゲームスタイルとしてはバイオなんたら4+Kill Switchが近いか。

  主人公「ヘイデン・テンノ」は特殊なウイルスに感染し、右腕の一部が「グレイブ」という武器に変化する。このグレイブを使って、様々なアクションを行えるのが本作の特徴。グレイブは投擲して攻撃することもできれば、遠くのアイテムや武器を引っ掛けて入手できたり、スイッチを押したりできる。



  壁やオブジェクトがあればカバーができる。敵は同じ場所にキャンプすることが多く、積極的には攻めてこない。戦闘はパッド向けに設定されており、かなりスローテンポ。カバーポジションでちまちま銃撃するより、接近してガンガン攻めていった方が面白いかもしれない。

  敵の持っている銃には「感染者避け機能」が付いており、主人公は数秒しか使えない。後々、主人公用の銃器が出てくるのだろうか。



  ヘルスは自動回復方式。ソラで戦うのはやや厳しく、カバーポジションを推奨している印象。
 
 アイテムを拾うには毎回、キーを押さなければならない。これは面倒。

  数分毎にサウンドループが発生し、デスクトップへ戻って復帰するというパターンが続出。特に戦闘中に発生することが多く、イライラさせられる。公式フォーラムを見ると同様の症状が書き込まれており、私の環境固有の問題ではないようだ。

  画面のワイド対応化を含め、パッチ待ちすることにした。販売元がAspyrなため、パッチが出るのは望み薄なようだが、低い可能性に掛けたい。頑張れAspyr。頑張れDigital Extremes。

 

 

 

03/25/2009

Wanted: Weapons of Fate Demo - そのメーカー宣伝する気なし

・Wanted: Weapons of Fate Demo

 弾道が曲がる。それ以外は何の変哲もないカバーシューター。



  敵を攻撃するとアドレナリンが溜まる。アドレナリンが溜まるとカービングバレット(弾道曲げ)が使用でき、遮蔽物に隠れている敵を攻撃可能。ブラインドファイアを行うと牽制効果があり、敵の注意を一定時間引き付けられる。大抵のオブジェクトはカバーポジションが可能で、オブジェクトからオブジェクトへ素早く移動できる。

  デモで登場するミッションは狭い一本道になっており、カバーポジションを活かした戦術はあまり発揮できない。敵はキャンパー体質で、こちらが攻撃を仕掛けないとスローテンポな撃ち合いに終始し、緊張感に欠ける。

  主人公の体力が高く、ゴリ押しで進んでも問題のない難易度。その癖、近接攻撃が一撃必殺の為、ダッシュで接近して近接攻撃を繰り出すのが一番手っ取り早い。カービングバレットは魅せるプレイ専用といった感じで出番なし。

  宣伝する気の感じられないデモ内容である。むしろこの内容ではマイナスイメージを与えてしまいそうだ。カービングバレットを駆使しなければ攻略できないようなミッションをデモに盛り込んだ方が良いと思う。

 

03/07/2009

Oni - OniBladeとは関係ありません

・Oni Anniversary Edition

 根強いファンによってAnniversary EditionというMODが作られていたようだ。このMODは新しい要素(武器・キャラクター・コンボなど)をゲーム本編に追加するとのこと。久しぶりにじゃぱにめーしょんな世界へ飛び込んでみようか。

 

02/10/2009

Burnout Paradise - 自傷と他傷

 スタントランとロードレイジを中心にクリアし、Bライセンスを獲得。昨日は道を覚えられるかを懸念していたが、どうやら走り慣れしてきたようだ。

  ただし、これはパラダイスシティの規模があまり大きくないところに起因するかもしれない。もっと広いように感じていたが世界は意外に小さかった。オープンワールドと聞いてロスルE(Test Drive Unlimited)のような広大なフィールドを期待すると肩透かしを受ける可能性がある。注意しよう。



  これまでのシリーズに登場したクラッシュイベントモード。今作では名前がショウタイムモードに変わっていた。このショウタイムモードでは道路上で意図的にクラッシュを起こし、敵をクラッシュに巻き込んでスコアを稼ぐ。セダンは小ポイント、バスや看板を破壊すれば高ポイントだ。被害は大きければ大きいほど良い。なお、ショウタイムモードは特定のキーを同時押しすればいつでも開始できる。
 
  ショウタイムモード中はクラッシュすることでブーストゲージが溜まり、ブーストゲージの分だけ跳ねることが可能になっている。ショウタイムモードを長く継続させるにはコンスタントにクラッシュしていくことが重要だ。

  ただし、跳ねている最中は慣性が付き、なかなか思うようには操作できない。むず痒い思いをすることもしばしばあるだろう。高得点のバスを見かけてもクラッシュに巻き込めないむず痒さ。好きなセンパイに思いを伝えられないもどかしさ。

・破壊と衝突Burnout Paradise / Zoome

  とことで、今宵はショウタイムでイッツショウタイムしてみる。昨日と同じくZoomeにショウタイムな様子をアップロードしてみた。文章で説明するよりも、見てもらった方が早いだろう。それにしてもZoomeはほんと高画質だ。H.264でエンコードした甲斐がある。

02/08/2009

Burnout Paradise - ハイスピードバトル

 とことでBurnout Paradise!パラダイスシティを散策がてら流し運転していたら、ついつい我を忘れて夢中になってしまう。対向車線を走ってブーストチェインしていると一種のトランス状態に陥ったかのようだ。いつしか無意識の領域に誘われている。アクセルだけ押していれば半自動的に進んでいく感覚はどこぞのハリネズミに近いかもしれない。

  Burnoutシリーズは見た目は紛れもなくレースゲームだが、アクションゲームを遊んでいるような感触が少なからずある。このシリーズのウリである「車体をぶつけて、敵をクラッシュさせる要素」なんて、まさにその最もたるところだろう。だから、レースゲームが苦手な私の肌にも合うのかもしれない。



  デモの時の日記でも言ったように、今回はパラダイスシティというオープンエンドな街を自由に走り回れるようになっている。公道にはレース、ロードレイジ、スタントラン、バーニングルート、マークドマンのレースイベントが点々と用意されており、気が向いたときに挑戦すればいい。

  一度行ったところでも、マップ上から行き先を指定して瞬時に移動したりはできない。「あのレースにもう一度挑戦したい!」と思っても、いちいちそこまで移動しなければならず、面倒である。

  車の変更はジャンクヤードで行える。車の他にバイクにも乗り換えられるようだ。レースイベントに勝利していくと、公道を爆走している車が現れ、この車をテイクダウンさせればジャンクヤードに追加される。色の変更はペイント屋で行えるが改造要素はない。



  一位を目指すレースのイベントは、ゴール地点まではどこを走ってもいいというスタンス。ルートを好きに選べる自由があるのだが、方向音痴の私にとっては難しさが増す要因となっている。

  マップを見ながら運転するような高等技術は身につけていないし、そもそも「ながら運転」は危険極まりない行為だ。交通事故を誘発しかねない。パラダイスシティの道路を把握するまでは(方向音痴なのでたぶん把握できない)、何度か挑戦する必要があるだろう。



  敵車両を一定数テイクダウンさせるロードレイジのイベントは、テイクダウンを決めた後は安全な位置から再スタートとなるので随分簡単に感じる。ようは捨て身覚悟で敵をクラッシュさせれば、後の事は考えなくてもいい。ただ、後始末まで自分でやれという仕様だと一気に難しさが増し、クラッシュシーンの演出も挿入しづらくなるだろう。爽快感重視のゲームなので、これでバランスが取れていると思う。

  トリックを決めてスコアを稼ぐスタントランのイベントは、制限時間を切った後でもコンボが継続していればコンボ終了まで続けられるようになっている。このワンテイクでどこまでスコアを稼げるかがアツい。

・まったりBurnout Paradise / Zoome

  高画質、高音質らしいZoomeに動画を投稿してみた。どうでもいいような内容の動画なのは申し訳ない。キャプチャすると40fpsに落ち込むので操作はかなり厳しいか。「べ、べつに言い訳じゃないんだからねっ!」Burnout Paradiseの雰囲気が伝われば幸いである。

02/07/2009

Saints Row 2 - 残念仕様

 Ruiさんとご一緒にCoopを試してみた。本編のCoopが可能ということで期待していたが残念な結果に終わる。

  アクティビティに挑戦すると一回毎に必ず切断されてしまう現象が起こり、また繋ぎなおさなければならない。しかし、繋ぎなおそうとするとゲームから弾かれてしまう。ホスト役も一度終了して、サーバーを立て直す必要があるのだ。

  それゆえ、まともにミッションを遊ぶことなんて出来やしないという有様だった。また、普通に移動している時でも切断されることがあり、なんとも不安定である。

  もともとそういう仕様なのか、それとも不具合なのかは定かではないが、現在の状況で本編のCoopを遊ぶことは難しい。マルチで遊んでいる人が少ない理由が理解できた気がする。



  あと、またまたRuiさんにお誘い頂き、Left 4 Deadをご一緒させて頂いた。「久々にCoopをプレイして、充実感で満たされました。ありがとうございます」と感謝せざるを得ない。

  そして、「その後のドン引き会話についてはすいません」と謝罪せざるを得ない。「Wizは8が至高!」とか、チアキングの魅力を一方的に語り出し、KYと言われても致し方ないキモヲタっぷりを披露する事態となった。急なツンドラ地帯の登場に寒い思いをされたことと心情お察しし、反省せざるを得ない。

02/06/2009

Burnout Paradise - 肉を切らせて骨を断つ

・Burnout Paradise Demo

 コンシューマ版に遅れること約1年。ようやくPC版も登場。

  今回からオープンワールド方式を採用している。ブラブラとドライブしながら、気が向いたらレースに挑戦するということが可能になった。お気に入りの車で街を自由に散策できるようになったのは嬉しい限りだ。

  レースイベントは、一位を競うレース、敵車両を一番多くクラッシュさせれば勝ちとなるロードレース、トリックを決めて一定ポイントを稼ぐスタントランなどが用意されている。レースイベントは公道上に配置されており、その場所まで行ってレース開始すればいい。

  ファーストトラベルができないのは残念な点だ。一度行った所だとしてもマップ上から飛ぶことができず、またその場所まで移動しなければならない。「あのレースに再挑戦したい」と思っても、すぐに遊べないのは面倒だ。



  車の挙動は今まで通りアーケードライク。あまり難しいことをせずとも爆走できる。暴走することでブーストが得られる仕様は今回も継承されており、相手をクラッシュさせたり、トリックを決めるとブーストゲージが溜まっていき、加速が可能になる。

  つまり、このゲームでは自分の身を危険に晒せば晒すほどハイスピードが得られるわけだ。レースに勝利するためには意識的に敵車両にぶつかっていったり、対向車線を駆け抜けることが重要になる。成功すればハイリターン、失敗すればハイリスクが伴う、この独特なシステムがBurnoutシリーズの魅力だろう。サディスティックとマゾヒスティックの相反する二つの感情を見事にミックスしており、破壊好きと自傷好きの両者の欲求を満たす内容になっている。



  豪快に暴走しながら敵車両をテイクダウン!させるのは爽快で、ハチャメチャな公道レースゲームが好きな人は楽しめる作品だろう。

  なお、このデモはシリアルキーを購入すると製品版に変わる仕様となっている(だから容量が3GBもある)。デモは30分遊ぶと「製品版買ってね」の広告が表示され、レースイベントに挑戦できなくなるので注意しよう。

Grand Theft Auto IV - 仮想世界に没入する

 不況の煽りを受け、週休三日制となった。目先の事ばかりに囚われ、無理な増産体制を行った結果がごらんの有様だよ!上が立ち直らない限り、下請けや孫受けの悪循環が止まることはなく、週休四日制なんて事も起こりうるかもしれない。今の状態に愛着なんてさらさらないし、むしろ個人的には好都合である(積みゲー崩し的な意味で)。

  現在、Grand Theft Auto IVとSaints Row 2を同時進行で遊んでいる。箱庭ゲーの良さは特に意味もなくダラダラ遊んでいても楽しめる点だが、そのダラダラが日記のネタにはなりやしないのが唯一の困り事だろうか。特にGrand Theft Auto IVは手頃な車を拝借して、適当にドライブするだけでも結構時間を潰せてしまう。



  Grand Theft Auto IVのドライブの楽しさには二つの要因がある。まず、一つ目はリアル志向になった操作性だ。Grand Theft Auto IVの車は旧作のアーケードスタイルとはうって変わり、リアル寄りの挙動になった。無理なステアリングを行うとスピンするか、お尻が流されていくのが日常茶飯事。慣れない内はお尻を左右に振りながらの蛇行運転もありがちだろう。

  コーナーでは細かなブレーキングを心掛けつつ、軽くサイドを引いてやると上手い具合に速度を維持しつつ曲がれるようになる。挙動がリアル志向になったことでGrand Theft Auto IVでは上達した感触が旧作よりも得られるようになり、操作する面白みやドライブの迫力が増したように思う。

  もちろん、旧作のようなハチャメチャなアーケードライクの挙動が好きだという方もいるかもしれないが、そういう人にはSaints Row 2を薦めたい。Saints Row 2ではアクセルを吹かしながらの無理な方向転換やパワードリフトなどが好き勝手に行えるようになっている。



  もう一つの要因としては、ラジオで好きな曲を流せる点だろう。Grand Theft Auto IVにはMP3のインポート機能があり、専用のフォルダに楽曲を挿入することでゲーム中に流れるようになる。MP3であれば何でもいいので、たとえばwebラジオや落語などでもいい。

  Grand Theft Auto IVはやはりアメリカのゲームのごとく、予め用意されている楽曲はアメちゃん好みの曲が多い。リバティーシティはニューヨークを模倣しているらしいのでそれは自然なことではあるが、ビルボードを賑わすような黒人音楽や流行歌に興味のない人にとっては苦痛以外の何者でもないわけだ。

  だが、前述したように自分のお気に入りの曲を流せるので、そのような不満は解消される。デフォの楽曲がお気に召さないのならCDからMP3へ変換して、ゲームにインポートしてやればいいのだ。自分の好きな曲でドライブするのは大変爽快である。このシステムのお陰でドライブが数倍楽しくなっていると思う。

  Saints Row 2にも同じ機能が搭載されていればよかったのだが、残念ながらそこまで気が利かなかったようだ。Saints Row 2に収録されている楽曲はGrand Theft Auto IVよりも偏っている(欧州の曲がほとんどない)ので困りもの。興味のない楽曲が流れても気分が乗らない。

02/05/2009

Saints Row 2 - 正当な粛清

  ついにローニン壊滅。ローニンのシナリオは起承転結がしっかり用意されており、一本のゲームを終えたような満足感が味わえる。他の勢力もこれくらいきちんと作られているんだろうか。楽しみだ。

  ローニンの中で一番日本語の発音が危ういカズオ・アクジとの対戦はあっけない内容だった。これならジュンイチとの一戦の方がまだ手応えがあったのではないだろうか。以前にも言ったが、近接戦や銃撃戦の出来はお世辞にも良いとは言い難く、単調な感は否めない。



  ただし、ミッションに突入するまでに、ムービーを用いて燃えるような展開へとお膳立てしてくれるので、戦闘に対する不満はあまり感じにくいか。シチュエーションさえ凝っていれば、多少の不出来は見逃してしまう。雰囲気ゲー的なところは少なからずあると言えよう。メインミッションの難易度はほどほどに抑えられ、スムーズに先へと進められるテンポの良さもプラスに働いているように思う。

  もし、せっかくストーリー展開に興味を持っても、理不尽な難易度のミッションが続くとフラストレーションが溜まり、楽しめるものも楽しめなくなる。得てしてクライム系ゲームのミッションとはそういうものが多い。他のクライム系ゲームと呼ばれるタイトルを遊ばれる諸姉なら、いくつかの例が思い浮かぶことだろう。



  ローニンを殲滅したことでローニン専用バイクや車両がアンロックされた。こいつは嬉しい。これで気兼ねなくバイクをブンブン乗り回すことができるお!バイクの名前が「TETSUO」や「KENSHIN」になっているが、ネタ元はやっぱりマンガやアニメなんだろうか。

  あと、ギャングスタイルにニンジャが追加された。ギャングスタイルとは仲間NPCの容姿を変更できるシステムのことだ。ギャングスタイルをニンジャにすると、仲間NPCがまさにニンジャになる。こういう作り込みまでちゃんと行っているのは偉い。


02/04/2009

Saints Row 2 - 愚弄の民に祝福を

  報酬を店舗買収につぎ込み、マージン料で資金繰りが回るようになってきた。一日が終わればマージン料が金庫に自然に溜まっていく。まさに現代における全自動錬金術である。おいらも地価の高い地主になって、悠々自適な生活がしたいお!

  アクティビティは大体終わらせ、拠点ミッションも制覇したのでメインミッションを進めている。前回の日記で「四つの勢力のどこから進めても自由だ」と書いたがこれは誤りだった。腹を切って詫びる。序盤はサンズオブサムディとローニンからしか進めることができない。

  ローニンのミッションを進めるとショッキングなイベントに遭遇。これはギャングゲームなのだと改めて思い知らされた。このゲームのキャラは愛着が持てるキャラが多く、こういうイベントは悲しさと切なさと憤りを感じざるを得ない。

  あと、主人公のキャラメイクができることにより、高い感情移入度を得られるのが効果的に働いていると思う。これがどこかの田舎もんがThe World is Yoursするのならフーンで済ましているところだが、自分の分身がギャングのおやびんとなって必死に対抗勢力と戦うのなら話は違ってくる。



  ローニンの進行度は終盤だろうか。ジュンイチさんとの勝負となった。ただし、相手は数人の癖にこちとら一人という状況。多勢に無勢で潔くない戦い方である。以前にジュンイチさんがチャンバラ勝負していた時は「俺の獲物だ!邪魔するな!」などと部下を怒鳴り散らした癖に。武士の一分はどこ行った?背に腹は変えられないということか。

  戦闘中のジュンイチさんはたどたどしくジャパニーズを話す。決闘というシリアスな場面ながらジャンイチさんの不安定なジャパニーズアクセントには失笑を禁じえない。日本語を分からないガイジンさんの場合は緊張感のある戦いになると思うが、日本人がプレイする場合は弥が上にも力が抜けた思いをすることだろう。それとジュンイチさんが微妙にオンドゥルぽいのも笑いを誘うポイントだ。彼の言葉には中確率で濁音が付く。

  メインミッションは「破壊せよ」、「殺せ」、「逃げろ」といった単純なものが多いが、そのシチュエーションが凝っていて、展開が早いお陰で飽きを感じずに遊べている。話の続きが見たくて、ついつい進めてしまう感じだ。特にローニンのトンデモ具合が素敵すぎて気に入った。なかには後味の悪い展開もあったが…。


02/02/2009

Saints Row 2 - みんなバカになればいいじゃない

  保険金詐欺のアクティビティ(サブミッション)に挑戦。これは意図的に事故を起こして、保険金をせしめるミッションだ。デッドボールを受けた野球選手や金的攻撃をくらったサッカープレイヤーのごとくアクロバティックで悲惨な事故に見せかければ、得られる保険金もアップしていく。

  現実世界で走っている車に飛び込みたい衝動に駆られたり、ビルの屋上に行くとアイキャンフライしたい衝動に駆られる人にとって、うってつけのアクティビティと言えるだろう。まさに「こんなの待ってた!」である。

  クライム系ゲームはサディスティックな任務が多いが、Saints Row 2はマゾヒストの嗜好もちゃんと把握しているのが偉い。なお、保険金詐欺中はダメージを受けない(そうでなければ死ぬ)ので、積極的に体当たり勝負を行っていい。

  先頭車両に飛び込んで跳ね飛ばされ、後続の車両に轢きずられるのが次第に病みつきになってくるから困る。特に跳ね飛ばされコンボで空を舞うのが大変爽快で気に入ってしまった。保険金詐欺やアイキャンフライする人の気持ちを今なら素直に理解できる。ただし、現実では色々と問題が発生するので止めておこうね。



  Coopを試してみた。Gamespyのアカウントを作成し、ログインしておけば他のプレイヤーが参加できるようになる。あとはシングルプレイをしながら乱入してくるのを待っていればいい。もしくはサーバー検索して、他のプレイヤーのところへ参加してもよい。

  現在のCoopサーバー数は少なく、20程度しかなかった。さらに対戦用のサーバーはもっと少ない。マルチプレイはあまり人気がないんだろうか。

  ガイジンさんぽい人と少しだけCoopをしたが、同期自体は安定しているように見えた。相手のPingが分からないので確定はできないが、フレンドとCoopするなら恐らく問題はないだろう。

  チートを使用しているプレイヤーが居るのが困る。チート使用者が参加すると「相手プレイヤーがチートを使用しています。この状態でセーブすると、あなたのセーブデータもチートを使用していることになります」と表示される。相手プレイヤーの参加を承諾した後でそんなこと言われても対処しようがない。

  綺麗なセーブデータを維持するには、そのまま終了するしかないのはどうかと思う。「Cheat No」とサーバー名に表示しているところがあったが、こういう原始的な方法しか手段がないのは困る。



  現在、ブラブラと散策しながら、たまにメインミッションを進めて遊んでいる。敵ギャングの拠点を奪うミッションはなかなか美味しい。拠点ミッションをクリアするとそのエリアが自分のものになり、そこのエリアのお店を買収すると一日毎に商売料(200ドル/日、500ドル/日など)が入ってくる。安定した固定給を頂けるのは嬉しい。

  ただ、拠点を制圧していくと、そのエリアはプレイヤーの陣地になり、ギャング達と交戦する機会が減っていくのが寂しい。ローニンを集中的に潰していたら、出会う機会が少なくなってしまった。一点集中で進めすぎるのも考え物だ。このまま進めていくと最終的にはギャングが登場しなくなるんだろうか。



  自宅のTVでゾンビのゲームが遊べるのは驚いた。迫り来るゾンビを「なんとかライジング」のごとくブチ殺していくのだ。普段のプレイとは一味違った遊び方ができて、新鮮味があってよろしい。こういった遊び要素は大切だと思う。


02/01/2009

Saints Row 2 - まさにクソゲー

 とことで、クソゲーSaints Row 2をプレイだ。



  まず始めにキャラクターエディットを行い、主人公の容姿を決めることになる。変更できる項目は多岐に亘り、性別・人種・顔の造形・体型・メイク・歩き方・髪型・声などを好きなようにいじくり回すことが可能。つまり、自分だけのオリジナルキャラを作り出せるのだ。

  いわゆるクライム系ゲームはストーリー性を重視するあまり、主人公の容姿が決まっているゲームが多いため、キャラクターエディットを行えるのは新鮮味があってよろしい。自分が作ったキャラには愛着が沸き、シンクロ感も自然に高まる。



  ちなみに主人公の外見は病院で整形できる。プレイしていて気に入らないと感じたら、いつでも変更が可能だ。ブラックジャック顔負けの天才医師の腕前は性転換の壁さえも難なく乗り越える。

  また、ファッション要素もあり、服をお店で購入して着替えられる。衣服は男性用女性用だろうと性別関係なく着れるので、男性でも大胸筋矯正サポーターを装着することもできるぞ。Saints Row 2はニューハーフやおなべさんに優しいゲームなのだ。


・ヤクザ組織「ローニン」。日本語版でも音声は英語だが、ローニンの上層部だけはカタコトの日本語を喋る。

  ストーリーは新興ギャングに支配されたスティルウォーターの街を主人公率いるセインツが奪還するという内容。この街に存在するギャング集団はローニン、サンズオブサムディ、アルター社、ブラザーフッドの全部で四つ。この四つの勢力を滅ぼすのがメインミッションとなる。どこから攻めていくかは自由に選択でき、まんべんなく進めていってもいい。

  サブミッションをクリアしたり、ドライビングテクを発揮したり、ギャングを倒すことでリスペクトが上昇する。リスペクトが上昇することによって、メインミッションや拠点制圧ミッションがアンロックされていく。すなわち、お話を進めるためにはどうにかしてリスペクトを得なければならないのだ。



サブミッションは全部で12種類存在している。

・群集整理
・デモリションバトル
・デリバリー
・エスコート
・ファイトクラブ
・治安密着24時
・ヘリアサルト
・火だるまレース
・保険金詐欺
・メイヘム
・正義の汚水
・スカウト

  サブミッションの内容は風変わりというか、マジキチ的なものが多く、そこらのクライム系ゲームとは一線を画したバカゲーになっている。有名人を熱烈なファンのアタック(いろんな意味で)から守る群集整理、炎をまといながらレースを行う火だるまレース、わざと事故に遭って保険金をせしめる保険金詐欺など常人には発想しがたいハチャメチャなミッションだ。



  特にその中でも突き抜けているのが治安密着24時と正義の汚水だろう。

  治安密着24時は警察のフリをして治安を取り締まり、その映像で視聴率を稼ぐというミッション。路上でいかがわしい行為を行っているカップルに制裁を加えたり、夫婦のたわいもない痴話喧嘩を仲裁したり、抗議団体のデモを中止させたり、パイレーツとニンジャの乱闘を止めるのだ。

  チェーンソーやロケラン、火炎放射機などの兵器で取り締まると、さらに視聴率は上昇するので積極的に狙っていきたい。視聴者を喜ばすにはドカーン、バカーンなドラマが必要なのだ。



  正義の汚水は茶色の物体で街を洗浄するミッションだ。クリーンな街を汚物で消毒する…まさにク○ゲー、スカト○ゲーの名に相応しい。憎くきギャングの建物や愚民共を茶色に染めてやろう。

  サブミッションはレベル6まで用意され、レベルが上がる毎に難易度を上昇する。サブミッションの種類にもよるが上位レベルはなかなか難しい。火だるまレースやスカウトは何度もリトライを要求され、GTA3の悪夢を彷彿とさせた。

  ミッションはいつでも再挑戦できるので、詰まった時は後回しにした方がいいかもしれない。ストレスを溜まってきたら他のことで気を紛らわせるのが得策だ。あるいはCoopで協力するのも一つの手だろう。Saints Row 2はMercenaries 2のごとく本編のCoopが可能になっているので難しいミッションはお友達にアシストしてもらうと楽になる(ちなみに私はまだCoopを試していない)。


  大した見栄えではないが動作は重い部類だ。GTA4と同等程度のスペックが要求される。正直、ここまで重いとは想像していなかった。私が1920×1200 High設定でプレイした場合、通常時が20~30fps、ドライブ時が10~30fps台になる。

  ドライブ時はストリーミングロードで引っかかりが発生し、高速移動するとガクガクに陥ることもしばしばだ。設定を落とせば軽くはなるものの、見た目は大変寂しいことになる。スペックに心配のある人は覚悟しておいた方がいいだろう。

  おかしなミッション内容、ステレオタイプなおかしさがあるギャングたちとの抗争は楽しく、なかなか楽しめている。GTA1,2の雰囲気を求めている人はGTA4よりもSaints Row 2の方が向いているだろう。このバカゲーとしての振り切れ方には好感が持てる。

 

01/24/2009

Mirror's Edge - トップを目指せ

 クリア。巷で言われているように早ければ5時間、6時間程度で終わってしまうボリューム。どうも腑に落ちないというか、大して満足感が得られないのはおざなりなストーリーに問題があるか。



  管理社会だの、情報統制だの言われているが、そんな描写は一切なく、現実味に乏しい。シナリオライターの頭の中だけで完結してしまっている。ライターの頭の中には政府によって管理されている世界が思い描かれているのかもしれないが、そこをきちんと描かなければユーザーには伝わらない。冒頭で情報が検閲・操作されているシーンやフェイスがメッセージを届けるミッションが用意されていれば、まだ実感は湧いたと思うのだがどうか。

  ランナー=善玉のようなヒロイックな描かれ方をしているが、私には他人のビルに不法侵入し、器物損壊を行う犯罪者連中にしか見えなかった。政府が情報を操作することで犯罪や悪行を未然に防ぐことができるならばそちらの方が断然良い選択だと思う。大半の市民が情報操作されていることに自覚がなく、幸せに過ごせているのならそれでいいのではないだろうか。わざわざ事を荒立てて、平和を乱す必要はあるまい。

  「政府の行いにも一理あるが…」というスタンスなら物語に深みを与えられたかもしれないが、政府=悪というランナー達の思想は至極プロ市民的というか、青臭いアナーキズムが満ちていてシラけてしまう。妹がハメられたのもフェイスの自業自得で救いようがなく、仲間ランナーの言い分の方が正しい。アジア女がヒステリーを一人で起こしているような痛々しさが漂ってしまっている。それゆえ感情移入もできず、テンプレート通りの展開も盛り上がらずに淡々と終わってしまった印象が強い。



  私はアクションアドベンチャータイプのゲームは苦手なのだが、最後までストレスを感じずにクリアすることができた。鮮やかな色を使った視線誘導、適度に配置されているリトライポイントなど、なるべくイライラを生ませないように作られている配慮には好感が持てる。

  アクション、パズル共に難易度は高くなく、こういうタイプのゲームが得意な人は物足りなさを覚えるかもしれない。しかし、このゲームはアクションの難易度を競うというよりも、どれだけ早くゴールすることができるかという点を中心にしていて、レースゲームのような競争がメインになっている。それはタイムトライアルやスピードランといったゲームモードが用意されているところからも察することができるだろう。



  ストーリーモードでは道が分からないこともあって、アクションのテンポの悪さが目に付いたが、タイムトライアルに何度も挑戦していくとテンポ良く進めることができ、次第に爽快感が得られるようになる。タイムトライアルやスピードランの記録はオンライン上で管理されており、他ランナーのゴーストを表示しながら遊ぶことが可能だ。上位ランナーのゴーストを読み込んで競争するのは白熱し、「そんなところにルートがあったのか!」と感心させられたりする。

  ただ、オンラインで生身の人間とレースできたりするとなお良かった。あるいはデスマッチ形式の対戦も意外に面白そうだと思う。ビルを飛び移りながら銃を乱射したり、体術を活かして戦ったり…想像するだけでワクワクしませんか?

  主観視点によるアクロバティックアクションに真っ向から挑み、無難にまとめた点は評価したいが、内容は古典的なアクションアドベンチャー然としており、もう一押し“何か”が欲しかったのも事実だ。ボリュームは短めだが、レースゲームライクなタイムアタックが好きな人は結構楽しめる作品だと思う。感想はどうしようかなぁ。

 

01/23/2009

Mirror's Edge - ホップステップグシャ

 チャプター5まで進行。日本語版は音声+字幕が日本語化されている。翻訳の質に関しては問題なし。声優さんはフェイスが甲斐田さん、セレステが雪野さん、ミラー刑事が立木さん。かなり気合いの入ったキャスティングになっている。どこぞの棒読みクソヒロインとは大違いだ。

  チャプター毎の冒頭にアメコミライクなアニメのムービーシーンが流れる。ゲームと同じ3Dでムービーシーンを作らなかったのは主人公(フェイス)とプレイヤーとの距離感を開けないための趣向かと思われるがどうか。べちゃくちゃ喋る3Dの主人公を客観視点で眺めると、私なんかは仲間外れにされた気分を味わうのだが、Mirror's Edgeのようなアニメならゲームとは別物という感じでそこまで置いてけぼり感をくわない。



  ステージはビルの屋上とオフィスが中心。極彩色を効果的に使用しているデザインとグローバルイルミネーション風の柔らかなライティングが独特のビジュアルを生み出している。「オサレ」とか「センス」といった単語が好きな人には受けそうな感じだ。

  テクスチャの解像度は高く、プレイヤーの見える範囲は作りこまれていて、CG的なフォトリアル感を与える。道路には車が走っていたり、人が歩いていたりするが、生活観に乏しい無機質な感じは否めない。政府に管理された世界が舞台という話だが、そういった面がほとんど伝わってこないのはマイナスだ。



  主観視点のアクションは思っていたよりもしっかり作られており、主人公とのシンクロ感を高める。着地時のローリング、三角飛びなどのアクションも違和感はない。キー判定は少し甘めに作られていて、そこまでシビアなキー操作を今のところは要求されていない。半自動的にアクションが展開していくところはソニック辺りを彷彿とさせる。

  難易度ノーマルでは進行方向が赤くハイライトされるようになっていて、迷わせない配慮が成されているのは好感が持てる。方向音痴の私でも「どこ行ったらいいのかわかんねーよクソが」にはならず、ストレスが溜まらない。難易度ハードではハイライト表示がなくなるので「ヒントなんてイラネ」という人はハードで望むといいだろう。



  ゲームの作りはオーソドックスなアクションアドベンチャー然としていて、良い所や悪い所をそのまま引き継いでいる感じだ。すでに「失敗したらリトライ」を何度も味わっている。リトライポイントは細かく配置されているが、アドベンチャーゲームが苦手な人はイライラする可能性大。

  ゲーム進行は基本的に一本道。自由度は障害を越える為にジャンプして乗り移るか、三角飛びを使用するか程度だ。敵に追われて逃走するシーンが多く、ここは好みの分かれるところか。じっくり風景を楽しみながら進めていける場所は半分程度しかなく、弥が上にも急かされる。このゲームは背景が作りこまれているので、ちょっともったいない気もしてしまう。

  Half Life 2のような逃走シーン、Tomb Raiderのようなアクションアドベンチャーが嫌いな人は向いていないゲームだと思う。

 

  操作方法や外見は十分ユニークなのだから、ゲーム内容にもう一つプラスアルファが欲しいところ。飛んで跳ねてのありきたりなアクションで占められていて少しばかり肩透かし。

12/26/2008

MHF×ファミ通TV 打倒ベルキュロスの回



 神谷さんと朋先生がモンスターハンターフロンティアに参戦。運営プロデューサーの杉浦さんと共に新モンスター「ベルキュロス」討伐に挑む。倒せたのかは見てのお楽しみ。お薬大好きな朋先生のエア回復もあるよ。

12/20/2008

Rise of the Argonauts - 想定の範囲外

 アクションRPGというよりはアクションADVの趣が強いか。定められたリニアなレールを歩かされ、クエストをこなしていくタイプのゲームだった。

  プレビュー記事で読んだ通り、冒頭で悪いやつらの襲撃に遭い、ジェイソンの恋人アルセミーは速攻殺害される。展開がいきなり過ぎて、ややゲームに入りにくい印象を受けた。

  キャラクターの造形は男性、女性共に洋ゲー的なイモ臭さは少なく、洋ゲーキャラが苦手な日本人にも受け入れやすいのではないかと思う。アルセミーにしても、一般女性にしても可愛らしい顔立ちをしている。

  クエストはどうにも単調だ。目的地まで行って、二言三言の会話をして完了ということも多く、断続的なゲームプレイになりがち。会話中に4つの選択肢から1つを選ぶ場面があるが、どれを選んでも予定調和の結果になり、選択の重要性は低い。

  クエストをこなすことで経験値を獲得し、スキルに振り分けられる。スキルの種類は大きく分けて、メイスのアレス、ソードのエルメス、シールドのアポロ、スピアのアテナの4つが存在。それぞれのスキルツリーにはスキルが30個程度用意されている。

  戦闘はお手軽にコンボが発動し、難易度は低め。攻撃時はエフェクトが掛かり、当たり判定もしっかりしているので爽快感は高い。フィニッシュムーブでは敵をブッ飛ばしたり、首を刎ねるシーンがスローモーションで再生され、なかなか気持ち良い。

  敵の持っている盾はメイスの強打で殴ると破壊しやすく、動作が遅い敵はスピアやソードの素早い攻撃が効果的。武器を切り替える点はそこそこ機能していると言えよう。仲間は自動的に戦い、いちいちプレイヤーが指示することはない。

  戦闘はイベント的なもので敵を狩って楽しむという余地はない。ライフの回復は戦闘終了時に自動的に行われる。また、インベントリーはなく、アイテム収集の要素もない。武器と鎧はたまにクエストで入手し、船の中で装備変更が行える。

 

  想像していたものとは異なった。クエストは作業感が漂い、やらされている印象が強い。あまり好きなタイプの作りではなかったため、他のやりたいゲームをしてからにしようかなと思う。

12/14/2008

Grand Theft Auto IV - 仮想体験と実体験の狭間

  ローマン関連のミッションはメインストーリーであろうことから、電話が掛かってこようとメールが送られてこようと無視を決め込む。現在はボーッと街を散策しながら、たまにサブミッションをこなす毎日だ。ミッションの内容はバリエーションに富んでいて作業感が少なく、今のところ楽しんでいる。

  サブミッションを成功させたことでお金が結構貯まってきた。しかし、Grand Theft Auto IVでの主なお金の使い道といえば、ファッション、食料、武器くらいなもので寂しい。旧作のように不動産は買えないようだし、部屋に飾る家具の購入もできない。

  そんなのどうでもいいじゃんと思われる諸兄がいらっしゃるかもしれないが、そういうどうでもいいことがゲーム世界を豊かにすると私は思う。ことGrand Theft Auto IVのようなゲームにおいては。遊べる要素はたくさんあった方がいい。どうでもいいような作り込みの蓄積により、生活感にさらなる説得力を生み出せるのではないだろうか。