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12/20/2008
Rise of the Argonauts - 想定の範囲外
アクションRPGというよりはアクションADVの趣が強いか。定められたリニアなレールを歩かされ、クエストをこなしていくタイプのゲームだった。
プレビュー記事で読んだ通り、冒頭で悪いやつらの襲撃に遭い、ジェイソンの恋人アルセミーは速攻殺害される。展開がいきなり過ぎて、ややゲームに入りにくい印象を受けた。
キャラクターの造形は男性、女性共に洋ゲー的なイモ臭さは少なく、洋ゲーキャラが苦手な日本人にも受け入れやすいのではないかと思う。アルセミーにしても、一般女性にしても可愛らしい顔立ちをしている。
クエストはどうにも単調だ。目的地まで行って、二言三言の会話をして完了ということも多く、断続的なゲームプレイになりがち。会話中に4つの選択肢から1つを選ぶ場面があるが、どれを選んでも予定調和の結果になり、選択の重要性は低い。
クエストをこなすことで経験値を獲得し、スキルに振り分けられる。スキルの種類は大きく分けて、メイスのアレス、ソードのエルメス、シールドのアポロ、スピアのアテナの4つが存在。それぞれのスキルツリーにはスキルが30個程度用意されている。
戦闘はお手軽にコンボが発動し、難易度は低め。攻撃時はエフェクトが掛かり、当たり判定もしっかりしているので爽快感は高い。フィニッシュムーブでは敵をブッ飛ばしたり、首を刎ねるシーンがスローモーションで再生され、なかなか気持ち良い。
敵の持っている盾はメイスの強打で殴ると破壊しやすく、動作が遅い敵はスピアやソードの素早い攻撃が効果的。武器を切り替える点はそこそこ機能していると言えよう。仲間は自動的に戦い、いちいちプレイヤーが指示することはない。
戦闘はイベント的なもので敵を狩って楽しむという余地はない。ライフの回復は戦闘終了時に自動的に行われる。また、インベントリーはなく、アイテム収集の要素もない。武器と鎧はたまにクエストで入手し、船の中で装備変更が行える。
想像していたものとは異なった。クエストは作業感が漂い、やらされている印象が強い。あまり好きなタイプの作りではなかったため、他のやりたいゲームをしてからにしようかなと思う。