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12/12/2007

Fall Out 2 - 守るべきもの、失うもの

はい、Fallout 1をクリアしたまま、ほったらかしにしていたFall Out Collection(1&2&Tacticsの詰め合わせ)。そろそろ放射能が恋しくなってきて候。Fall Out 2を始めることにします。Fall Out 1の記憶は下記に。基本的にネタバレ含有率100%ですのでご注意を。

・Fallout 1 - アルカリイオン水が飲みたくて
・Fallout 1 - ミューたんと夢
・Fallout1 - この世で一番大切なものは
・Fallout 1 - いつだってアウトランダー
・Fallout1 - いざThe Glow
・Fallout1 - 不変の事実だけが追憶を物語る
・Fallout1 - 殴り込み
・Fall Out1 - 最終回:さよならは突然に

○Fall Out 2開始 - 以下重要なネタバレを含んでいます。

核戦争により荒廃した世界。Vault(核シェルター)で怯えながら暮らしていた人々を脅かすミュータントの脅威は、一人の英雄によって救われた。故郷Vault13、家族を守るため、彼は一人で敵に立ち向い、見事にミュータントを壊滅したのだ。しかし、彼は平和を齎すと同時に、多くのものを失ってしまうことになる。



故郷へと帰った彼をVaultの住人は「英雄だ」と讃えるが、言葉とは裏腹に表情は芳しくない。異形の者達を葬った彼の姿には、Vaultで暮らしていた頃の面影はない。バケモノさえもものともしない彼は、もはや人間ではない別物の“何か”に見えた。

そしてVaultのリーダーから発せられる冷たい宣告。束の間の休息も得られず、彼は再び旅立ちを余儀なくされる。存在を受け入れてくれる安息の地を目指して…。

たどり着いたのは小さな集落。彼はそこで平穏な余生を暮らした。そう、君の故郷でもあるこの村で。



いきなり前作のネタバレから始まるオープニング。顛末のディティールがやや異なっているが、いずれにしても衝撃的なエンディングであった。脱力感に見舞われ、ご飯が数日喉を通らなかったぐらいだ。こんなことは姉に恋をした時以来である。

今回の主人公はとある村の青年となる。前作と同じく悲劇的な運命の足音がすでに聞こえるのは気のせいだろうか。それはともかくとして、このゲームのオープニングムービーは素晴らしい。重厚なダイアログとモノクロの映像で、プレイヤーを一気にゲームの世界へと引きずり込んでしまう。オープニングとはこうあるべきだ。

Pip Boyが登場する洒落たイントロは、重厚なオープニングの雰囲気を緩和させる役目を果たしている。緩急を置くタイミングの配置、ムービーのセンスに脱帽。こちらもFall Outの世界をうまく表現していて、まったく無駄がない。ゆえにベタ惚れせざるを得ない。


・イントロムービー。Pip Boyは本作の象徴的なキャラクター。ポストアポカリプスという暗いテーマに一時の安らぎを与える役割を持っている。



選ばれしものよ。よく聞いて欲しい。
お前の故郷でもあるこの村は重大な危機に瀕している。
家畜は大量に死に、こども達が病に倒れているのは知っているだろう。

しかし、この危機を打開する希望がひとつだけある。
実はとあるディスクの中に、G.E.C.K(Garden of Eden creation kit - 楽園創造キット)と呼ばれるアイテムの情報が載っていてな。
これさえあればどんな土地でも暮らしていけることが出来るらしい。

そう、G.E.C.Kを探してきて欲しいのだ。
選ばれしものよ。これがおまえの使命だ。

その前に少しばかり試させて欲しい。
本当におまえにそれだけの器量があるかをな。
寺院へ行って無事に帰って来い。話はそれからだ。



夢物語のようなG.E.C.Kなんて本当にあるのかと疑問は付きませんが、そんなことを言っていては物語は始まらない。言われた通りに寺院を探索します。Fall Out 1をクリアしているので、すでに手馴れたものでスムーズに進行。

サソリやら巨大蟻を拳骨で殴り殺し、鋼鉄の扉は爆弾で破壊。あっというまに一番奥へ。


これが最後の試練だ。
俺と素手で勝負して勝ったら、この先に進めてやろう。

途中で拾ったヒーリングパウダーを使って回復してから勝負を挑みます。
素手のスキルを上げていなかったせいで空振りが連続し、ヒヤヒヤな展開でしたがヒーリングパウダー効果で辛くも勝利。



奥の扉を開けると、そこに飾られていたのは懐かしきValut13印の服!(前作主人公の初期防具)。ぼろぼろさ加減は年月を感じさせますが、今なお青と黄色のカラーリング、背中の13の文字は健在でした。



服に備えられたPip2000(PDAのようなもの)もきちんと動作することを確認して村に帰宅。ではG.E.C.K探しの旅に出るとしましょう…と言いたいところですが、一時中断のお知らせ。残念ながら明日からはUT3日記と化します。続きは年末に。まぁFall Outに興味ある人はほとんど居ないと思いますが…。