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12/10/2007
Blacksite: Area 51 - 短すぎてワー。
Blacksite: Area 51オワタ。「もうそろそろ後半かな?盛り上がってきたー!」→エンディング→ワー。最近のFPSの中でも特に短く、達成感もクソもない。ラスボスの存在感は非常に薄く、例えるならPariah。これで終わり?エーみたいな。AREA51のボスの方がよっぽどマシで、シナリオの盛り上がり方にしてもそう。Blacksiteは「ロストなんたら」を彷彿とさせる散漫な展開に終始している。
AREA51(都市伝説)を題材にしたゲームとしてどちらが面白いかと言えば、BlacksiteよりもAREA51(2005年に発売された方)に軍配を上げた方がいい。AREA51はグレイとの絡ませ方が面白く、エンディングにしてもきちんと幕をたたんでいた。一方Blacksiteの方は…(これは私のリスニングにも起因しているのかもしれないが)よく分からないまま中途半端に終わってしまった感が強く、最後にしてもあっけなさ過ぎる。
・流されるままに流されて終了。えー
AREA51とは関連性がないらしいが、敵キャラのミュータントや行動パターン、一部武器のデザイン等に類似したものを感じるところがあった。序盤のエイリアン戦は単調でつまらないが(特にステージ2が酷い)、ミュータント兵が登場するステージ3からようやく面白くなってくる。
ステージ3の街中が特に出来が良い。カバーに使えるオブジェクトが沢山用意されており、それらを使いながら敵と戦うシーンは燃える。オブジェクトが派手に壊れるお陰で、たとえ壁に隠れても壁をゴリゴリ削られて逃げ場を失うこともあり、こういった効果が駆け引きを面白くさせている。ただ、ガチで楽しめる銃撃戦のパートが少ない。
5時間のボリュームの中、半分くらいはビークル戦に費やしたのではないかと思うほど地に足を付けて戦えず、物足りなさを感じる。車やらヘリやら、FPSとして面白みの感じられないシーンは合間の小休止として挿入するのが適切だろう。いくらなんでも冗長が過ぎる。
・ここのレベルが一番良い
迫力ある大怪獣が何匹か登場する。こういうシチュエーションは男の子の夢だ。残念ながらパターンが簡単に読めて弱すぎるのがタマに傷。イベント的な趣が強いが、大怪獣の姿を見れただけでも個人的には満足。シナリオにどう関係性があるのか全く理解出来なかったが、そんなの関係ねぇ。
しかし、ラストも大怪獣が出てくると思いきや愚行をしている点は大きく減点。「そこは大怪獣で締めるべきだろ常識的に考えて…」と言わざるを得ない。存在感の薄いラスボスに拍子抜けさせられる。
・きたきたー
エイリアンと戦う地球防衛軍をやりたいのか、ミュータントの反逆を描きたいのか、コンセプトがいまいちハッキリしないのも問題であるが、一番はやはりボリューム不足である。せめて倍のボリュームがあればゲームとして満足出来たと思うのだが、クリアまで短く、おまけにしょうもないビークル戦が冗長で消化不良気味。ウルトラ怪獣やら、ミュータントとの銃撃戦を重視するべきだった。無駄な部分が多すぎて、肝心の部分が抜けてしまっている。
めちゃくちゃに貶すほど悪くもないが、飛びぬけて絶賛するほどでもない、平凡な作品。個人的には世間で言われているほど悪くはないと感じる。11月の中では中堅に位置するタイトルであろう。感想は後程。SoF3も書かないと…。
大作ラッシュも残すはUT3のみとなった。あまり評判もよくないようなので後々でもいいやという気分。ラッシュタイトルの中で、個人的に楽しめたタイトルを順に挙げておく。
1.Crysis
後半の展開は余計。物足りない部分もあるが、Far Cryのゲリラ戦の幅を更に広めたゲーム性&最先端を行くグラフィックスは一見すべき。何より一番大きいのはSandboxの存在。これだけで何十時間も遊べる。
2.Call of Duty 4
1位にしようか迷ったが、MODの可能性が薄いので次点に。演出やストーリーテリングはトップに位置し、凡百なFPSとは一線を画している。不覚にも涙を誘われる危険性があるので要注意。これ泣きゲーですよ。本編に限った満足感で言えばCrysisよりもこちらの方が上。
・Call of Duty 4感想
3.Portal
洗練されているアクションパズルゲーム。ただのパズルゲームかと思いきや、シナリオ展開やオチが秀逸で驚かされた。単体でも買う価値あり。
・Portal感想
4.Hellgate:London
バグゲーかつマゾゲーかつダメゲー。ダメなところは沢山あるが、文句を言いつつプレイしてしまうハック&スラッシュの魅力が確かに存在。今のところはパッチを待った方がいいかも。
5.Time Shift
直球のロシアン異国情緒溢れるB級FPS。バレットタイムを使えるオーセンティックなB級FPSが好きなら。
・Time Shift感想
6.FEAR. Perseus Mandate
FEARの拡張版(単体で動作する)。新しい要素はほとんどないが、FEARの銃撃戦がお腹一杯楽しめる。本来ならTime Shiftよりも上でも良いが、新鮮味がなく、単体の値段が高いのでこの位置に。
・FEAR. Perseus Mandate感想
7.Blacksite: Area 51
ボリューム不足が一番響いている。シナリオやゲーム内容が散漫で、もう少し方向性を煮詰めていれば…。特撮大怪獣が好きなら、アトラクションゲーとして楽しめるかも。
8.Soldier of Fortune: Pay Back
SoFの名前を借りたチェイサー。バリューゲーとしてなら上位。値段は一般価格ですが…。
9.Clive Barker's Jericho
機能していない部隊システムが諸悪の根源。フラストレーションを溜めたい時に。あるいはクライブバーカーのデザインが好きなら。
・Clive Barker's Jericho感想
番外:Gears of War
寝そべってコントローラーを握り、ポテチを食いつつ、ぼーっと遊ぶアクションゲーム。典型的な家ゲー。
総:UNKさん的にはCrysisとCoD4は遊んでおけば間違いないと思います。