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12/09/2007

Blacksite: Area 51 - 平々凡々

はい、Blacksite: Area 51。
開始当初の感触は良く、良ゲーかも?と期待を抱かせた。エイリアンが登場してくる頃になって、その期待は儚くも破れ「別にめちゃくちゃに貶すほど悪くもないけど、絶賛するほど良くもない」という感触へと変化。本題のエイリアン(Area51とまでタイトルに付けているのだからそうだろう)より、人間相手の銃撃戦の方が楽しいというのは本末転倒としか言いようがない。



序盤にエイリアンは登場せず、テロリスト相手に戦うシチュエーションが続くが、ここはいわゆる特殊部隊ゲー的な面白さがある。常に仲間が2人付いてきて、命令を出さなければ勝手に行動してくれる。仲間へ下せる命令は「ここへ移動しろ」と「あいつを撃て」の二つ。

移動命令を出すと、R6:Vegasのような緑色のマーカーがその場に表示されるが、Vegasのようにきっちり配置するわけではなく、大雑把な移動しかしない。ただ、主人公がランボーの如く強く、仲間の力を借りずともアサルトプレイでズンズン進んでいける。部隊のマネージメントを気にする必要はなく、そういった面ではフラストレーションは溜まらない。

しかし、逆に言えば仲間などいらなくてもクリアしていけるゲームバランスであり、部隊の存在意義が問われる。初めは律儀に命令を下していたのだが、エイリアンが登場してからは敵を一人で蹴散らし、仲間が後ろをトボトボと付いてくるといった具合。もはや空気と化している仲間の存在はスカッドベースのゲームとしてどうなのだろうか。というかスカッドベースのゲームなのか、SFアサルトプレイゲーなのかコンセプトが明確に伝わってこない。



銃はリコイルがないものの、撃っている感はそれなりにあり、対テロリストならヒット感もちゃんと伝わってくる。致命的なのはエイリアン戦だ。現在遭遇したのは、ズンズン進んで近接攻撃するやつ、近付いてKamikaze、追尾する弾を放つワームの3つ。どれも攻撃方法が単調で駆け引きに面白みがなく、一方的に倒せることがほとんどでヌルすぎる。カバーしながら仲間に指示を出して戦う、序盤のテロリスト戦の方がよほど駆け引き性があった。

武器の種類が少ないのも問題だろう。ハンドガン、スナイパーライフル、アサルトライフル、ロケットランチャーを入手しているが得られる弾が少なく、実質気兼ねなく使えるのはアサルトライフルのみである。しかも、2つの武器しか携帯できない。そのためアサルトライフルで同じエイリアンばかりを倒すシチュエーションが続いて、余計に単調さを感じてしまう。ショットガン、ミニガン、レーザーガン等の火器でドンパチ出来れば、エイリアン戦にも華が出てくると思うのだが。

家庭用ゲーム主体のせいか、移動しながらのエイミングに補正が掛かる。レティクルが勝手に敵を捕捉して気味が悪い。



家庭用ゲーム主体のクソ移植というのはオプションからも窺える。グラフィックの設定は解像度、AA、AFのみ。おまけにVideo設定を変更しても、最起動すると初期化され、また解像度やらを設定しなおさなければならないクソ仕様。サボりすぎにも程がある。

テクスチャの貼り方や影の解像度に粗が見える。ところどころは古さを感じる面もあるが、グラフィックの質はなんとか今年レベルの水準を保っているといった感じか。動作は通常60fps、落ち込むところで30fps - 40fps。当方の環境では概ね軽快に動いていると言っていい。時々、ガクッと引っかかったような動作をするところもあるが…。グラフィックの設定はほとんど変更出来ないので、スペックが心配な人は様子見た方がいいかもしれない。



移動シーン、カットシーン等…シューティングに関係のない場面が多く、冗長に感じる面が目立つ。せっかくの戦闘で盛り上がってきた高揚感も会話シーンで中断させられ、おまけに眠気を誘われてしまう始末。車に乗って移動するシーン(別に車に乗らなくてもよいが、歩いていく必要性もない移動だけのシーン)もそうだが、個人的にはスキップ出来るようにしてくれると有り難い。そういった配慮や気の利かせ方もエンターテイメントには必要なことである。CoD4のような突き抜けた演出ならば歓迎したいが、Blacksiteの会話シーンや演出はその域には程遠い。



上記はまだ途中の感想であり、クリアした暁にはCrysisやCoD4を超越した名作と称する可能性もあるので誤解なきよう。今のところ、マルチプラットホームのクソ移植凡ゲーという認識です。11月の中では結構期待していたタイトルだったのに、こんな仕打ちか。

BlackSite: Area 51のリード・デザイナーがMidwayを退社 (360 Games Zoneさんから)

引用:Harvey Smith氏は、BlackSite: Area 51の開発に参加した時も興味が沸かず、「あと1年で発売にもかかわらず、全く軌道に乗っていなかった」「アルファ段階から一気に製品にしたようなもの」 と発言。レビューにて酷評された事に関しても、「酷く叩かれたが、当然だ」としながらも、ゲームは過小評価されているとして「私なら80点は付けれる」と しています。

スカト○ゲーとか言いつつ、80点ってどんだけぇー。