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01/07/2009

Gravity Bone - センスオブワンダー

・Gravity Bone

  2009年始まって早々こんなゲームが登場するとは…。昨年の8bit killerに続く驚きといっても過言ではありません。

  簡単にゲーム内容を説明するとNOLFのようなスパイアクション風味のFPS(FPA)なんですが、そこいらのFPSと比べて良い意味で異質な内容になっています。

  ゲーム中に登場する箱人間の独特なビジュアル、後半のスラップスティックアクションから前衛的な回想で締める展開には頭を鈍器で殴られたような衝撃を覚えました。ラストに用意されている転調も予想外過ぎて呆然とならざるを得ません。

  映画の印象的なシーンだけを切り取ったような物語展開は色々と深読みや妄想を広げる余地があり、ゲームが終わった後もしばらく余韻が残ることでしょう。走馬灯のごとく矢継ぎ早に流れていくエピソードに作者は何を込めたのか。考え出すときりがありません。

  ゲームのサイズは20MBと小さく、20分程度でクリアできます。具体的に何がスゴイのかと問われると返答に困ってしまう、このゲームだけの希有な体験を味わって見て欲しい。








  プレイしていて気付きませんでしたが、ゲーム中に未来世紀ブラジル(ザビア・クガート)の音楽が使われていたみたいですね。