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05/02/2009
Zeno Clash Demo - 殴り愛
・Steam:Zeno Clash Demo
肉弾戦中心のFPS。すなわちFirst Person Strikerか。
主人公がFather-Mother(両性具有の創造主?)という人物を殺害し、村を追われるところから始まる。殺した動機は不明。その理由を探っていくのが主題になりそうだ。
戦闘は格闘ゲーム風味が強い。左クリックでジャブ、右クリックでパンチ。右クリック+後ろで強パンチ。Spaceでガード。ガードしながら左右キーでドッジ。ドッジ中に左クリックでクロスカウンター。ダッシュ中に左クリックでエルボー。
繰り出せる攻撃やコンボが多彩で、ボクシングのような駆け引きを見事に再現しており、爽快感も高い。肉弾戦(近接戦闘)のFPSは微妙な出来のゲームが多いが、本作はCondemnedに次ぐ革新的なタイトルだと感じた。
Eキーを押すと敵をロックオンできる。ただし、タイマンよりも複数人数との乱戦が多いため、上手く機能しているとは言い難い。
武器はハンドガンやクロスボウ、グレネードランチャーなどがある。それぞれ弾数は無限。武器は素手に比べて強力だが、リロードが長く、武器を持っているときは動作も遅くなる。
また、敵の攻撃を受けると武器を落としてしまうため、通常時はしまっておいて、ここぞという時に武器を使った方が効果的かもしれない。敵に武器を拾われると厄介だ。
ちなみに武器を所持している敵に攻撃を与えると、プレイヤーと同じように武器を落とす。チャンスを見計らって武器を奪ってやろう。
見て分かるとおり、キャラクターや武器の造形、世界観のデザインが非常に個性的。他に類を見ない独自の世界観を構築していて、とても魅力的だ。この強烈なまでの色彩感覚は一見の価値あり。「最近のゲームって、見た目がどれも似たり寄ったりで…」という人にこそ遊んで欲しい。
肉弾戦の駆け引きはよく出来ていて、ストーリーや世界観も魅力的。クレジットカード(デビット)が届いたら早速購入してみようと思う。