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03/10/2009
Dungeon Lords - オールドスクールな香り
迷いに迷った挙句、Dungeon Lordsから始めています。Dungeon
Lordsは日本語版を購入しようと思いつつ、そのまま時間が流れ、ライブドアのゲーム部門が残念なことになり、いつしか入手困難になってしまいました。
もう英語版を購入しようかなと考えていたところで今回運良く送って頂くことになりました。動画中で「キタ!キマシタ!キマシタ!」と人一倍に歓喜していた裏にはこんな経緯があったわけです。願っても無いプレゼンツに歓喜せざるを得ませんでした。ZOEさん、keiさん、ほんとありがとうございます。
ということで早速プレイだ。まず、初めにキャラクターメイキングがあり、種族・職業・ステータスの割り振りを行う。とりあえず、勝手が分からないので様々なキャラクタータイプを作成し、色々と試してみることにした。
バリバリの魔法使いも捨て難い選択だが、今回はファイターに決定した。やはり、初回プレイは脳筋プレイで力任せにバリバリ進めた方が色々と楽である。魔法使いキャラはゲームの内容を把握した二回目の時でいい。
ゲームが始めると森にいきなり投げ出され、行き先も分からずに辺りを徘徊することになる。スタート地点の傍にメッセンジャーボーイがいるが、曖昧3センチなヒントしかくれない。この投げっぱなしジャーマンな無骨さはいかにも古典的なCRPGらしくて、懐かしさが込み上げる。
マップを隅々まで埋めるべく、森を探索。当てもなくウロウロしていると早速敵のお出ましだ。ゴブリンやら、ネズミやら、ワンちゃんやら、コウモリやらが急に奇襲を掛けてくる。やつらの存在に気付かないことも多く、いきなり目の前に現れると「うへぇー」と驚かざるを得ない。
戦闘アクションはこれが意外に良く出来ている。移動方向によって剣の攻撃方法が変わり、上手く攻撃を繰り出すことでコンボが流れるように繋がっていく。アクションが発動するレスポンスは良好で思い通りに攻撃が決まると爽快である。
客観視点の剣戟アクションとしては優秀な部類に入るのではないだろうか。ただし、プレイヤースキルが問われすぎるため、純粋なRPGとして見た場合は難しいところか。アクションが得意な人なら有利に戦闘を展開できるが、逆にアクション操作が苦手な人は苦戦しそうである。
盾を装備した敵はガードしながら間合いを詰めてきて、隙を狙ってくるなど、なかなか手応えのある駆け引きが楽しめる。ただ、敵はグループを組んでいることが多く、多勢に無勢になりがち。タイマンに持ち込むなら地形を活かした戦術が必要だ。いわゆるハメとも呼ぶ。
開始したばかりだが、敵は容赦なく襲い掛かってきて、「うえーん」と涙目になりながら逃走することもしばしば。敵のスピードは主人公よりも遅いことが多く、頑張れば回避できるのが唯一の救いか。とはいえ、この先はどうなるか分からない。
Dungeon
Lordsの開発にはデヴィッド・ブラッドリー氏が携わっているらしい。確かにこのゲームは彼の特徴を良くも悪くも継承しているように感じる。万人受けは難しい内容だが、昔からCRPGに触れてきた人は楽しめそうな印象だ。