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11/15/2008

The Hunt - ソ連のFPSはパンドラ最後の希望

・The Hunt Russian Demo

 今年、一番期待しているThe Huntのデモがようやくリリース。



  デモの序盤はナイフ、マチェット、バールのようなもの、鉄棒などの近接武器で戦うことになる。戦闘はCondemnedのスタイルにかなり近い。左クリックが攻撃(長く押し続けると溜め攻撃)、右クリックで防御。間合いの取り方や敵AIのモーションなどCondemnedを彷彿とさせる部分が多々ある。

  ただ、攻撃の感触が微妙でCondemnedより爽快感が薄い。AIの挙動はバリエーションに乏しく、デモをプレイしただけでも戦闘の単調さが目に付いた。

  Condemnedと違って武器の性能が分からないのは不便な点か。振りの速さや間合いは一度手に取って確かめないと分からない。武器は一つしか持てないため、取捨選択のタイミングは重要。



  デモの後半で手に入るショットガンは強力だ。敵にぶち込めば一撃で倒すことができる。ただ、反対にこちらが敵の銃撃を食らうと、大きくダメージを受けるので注意。回復アイテムは頻繁に入手できるが、ダメージバランスがシビアなので余裕はない。

  暗闇に姿を隠すとステルス状態になり、敵を欺くことができる。この状態だと敵は近距離まで寄ってこないと、こちらの存在に気が付かない。ステルス状態からの攻撃は大ダメージを与えられるようになっている。ただし、デモのマップではあまりスニーキングする機会には恵まれなかった。



  マップのあちこちにお金が落ちていて、自動販売機でアイテムが購入可能だ。自動販売機では防弾チョッキ、回復アイテム、暗視ゴーグルなどが売られている。



  PDAを使うことでカメラやドアのセキュリティにアクセスできる。ゲーム進行に関わってくるので、画面右上にPCのイメージが点滅していたらPDAを逐次確認した方がよさそうだ。

 

  戦闘は垢抜けないCondemnedという感じだが、ゲーム中に漂う雰囲気はまさにソ連ゲーのごとき異質さを放っており、世界観に惹かれる部分があった。人間狩りというシナリオ設定やデザインはすでに十分な個性を感じられるので、戦闘の内容がもう少し洗練されることを願う。