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10/25/2008
Dead Space - 打算な考えなしに
チャプター7に進行。死んだふりをするエイリアンが居て、焦らされる。死んだエイリアンはオブジェクト扱いになり、キネシスで動かせるようになるので死んでいるかどうかを逐次確認しておくのが無難か。死体に寄生するエイリアンについては、寄生できないようにあらかじめ死体の四肢をもぎ取っておくのが良さそうだ。
子供を生むデブエイリアン、体力の高いデカブツエイリアンが登場。一回の戦闘でエイリアンの現れる量が増加し、四方八方から攻められる激しい戦いになってきた。こっちにステイシス(スロー)を掛けている間にあっちの敵を片付けたり、足を切断して時間を稼ぐ手段の重要性が高く、部位切断の要素が戦闘に上手く活かされている。このような戦術性が問われる場面が増えて、駆け引きはさらに面白みが増している。
最近、ゆとり自動回復ゲーが蔓延しているせいか、ライフが有限な点に新鮮味を感じる。やはり、有限なライフの方が個人的にはしっくりときて、戦闘にも緊張感が生まれるので好みだ。これがゆとり自動回復だったら、サバイバルもホラーも糞もなかったと思われる。ただ、アクションゲーム初心者だと詰むような場所もあるのではないかと思うのだがどうか。
とりあえず強化はプラズマカッターとRIGに絞ることにした。パルスライフルは強化を一切せずにお留守番、他の武器は買わずに石村屋で陳列。予想していたように貧乏性が働きまくっている。みんなもそういうプレイだよね?
部位を切断しても復活する追跡者によってハラハラドキドキとさせられ、サバイバルホラー感を満喫できた。この追跡者の倒し方はパズル的になっているのだが正解はすぐに思いつくだろう。パズルのピースをはめるまでに時間を要せず、テンポ良く進めるのでゲーム展開の丁度良いアクセントになっている。このゲームは視線誘導が巧みで、迷いにくいように配慮が丁寧に凝らされていて好感が持てるね。アクションゲームなのに進行方法が分からないとか、パズルが解けなかったりするとやっぱりウンザリしてくるわけで。
不満を抱くところは少なく、大変良質なゲームだ。それだけに“このゲームだけのウリ”となる部分に欠け、マーケティング的に損をしている点が惜しい。口八丁の宣伝でガッカリさせられたアサシンゲーとは対照的だ。発売直後までDead
Spaceがあまり話題に挙がらなかったのはこういうところに要因があるのではないか。
しかし、Dead Spaceは実際触れてみると面白いゲームだ。あのゲームやあのゲームの要素を驚くほど鮮やかにミックスしている。