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09/10/2008

S.T.A.L.K.E.R.: Clear Sky - 遊ぶ時間が欲しい

 ようやく届いた。Mercenaries 2の途中だが、どうしてもやりたかったので少しだけプレイ。今回はダイアログが豊富で話を追うのが辛い。フルボイスで話してくれるようになったのはいいが、一つの文章が長いため、読んだのか読んでないのか分からないナナメ読みで飛ばしがちになる。というか、頭の中に入っていない。

  サブミッションをくれるNPCが増えているものの、内容は前作と同じく類型的なものが目立つ。まぁ、これは想像の範囲内だろうか。今回は派閥間の抗争が激しくなり、拠点を奪い合う要素がある。初めの湿地帯ではClear Skyの連中と協力し、Renegadeの拠点を乗っ取ることが可能だ。Clear SkyのNPCに話しかけると、一緒に敵の陣地へ攻め込むことができる。

  ただ、同じ派閥の仲間だと言っても、いつでも同行ができるわけではない。前作で言えば、アーミーなんたらのマップでDutyの基地にFreedomと攻め込むミッションを想像してほしい。あれがいくつも用意されている。ちなみに、AIが勝手に攻め込んで拠点を乗っ取っていることもあり、A-Lifeらしき要素は前作よりも感じさせてくれる。過度な期待をしてはいけないが。

  道を歩いていると突然、「助太刀してほしい」というような連絡が入るようにもなった。前作はローンウルフで一人ぶらり旅の傾向が強かったが、今回は派閥の繋がりを意識させる仕掛けが多々見られる。



  グラフィックは強化されていて、Depth of field、Parallax Mapping、Volumetric light、Volumetric smoke、Sun Rays、SSAO(Screen Space Ambient Occlusion)、Wet surfacesなどがオプション項目に追加されている。前作は陰影がくっきりと現れていたが、今回は太陽光とSSAOにより雰囲気に柔らかみが増した。前作と同じマップが含まれているが、外見はそれにより少し異なる印象を受ける。

  その分、フルオプションにした場合の負荷は前作の倍を見積もっておいた方がいい。Sun Rays、SSAOは負荷が高い。特に、朝が異様に重くなる傾向にある。ただ、新オプションの類を全て切れば、前作より少し重い程度で済むだろう。スタート地点の湿地帯は見渡しがいい上に広く、負荷が高いので注意。他のマップはここまで重くはない。


  武器のアップグレードや修理が可能になったのは嬉しい要素だ。ガンマイスターにお金を払うと、各部位を強化してもらえる。武器をカスタマイズする楽しみができ、これで損傷を気にする必要もなくなったのは有難い次第だ。

  カスタマイズ前提なのか、デフォで拾った状態の銃は性能がすこぶる悪い。前作と同じ武器でも、反動や集弾率は悪化しており、アップグレードすることで人並みになるという具合。そのため、序盤の戦闘が前作以上にマゾちっく。とっつきの悪さは健在で、前作のプレイありきのようなバランスである。一見さんは前作をプレイしてから臨んだ方がよい。



  現在、銃のカスタマイズを行い、ようやく楽しくなってきたところ。前作の初感と同じく、楽しいのか楽しくないのかよく分からない内容だが、内容をしっかり把握してくると楽しくなってくるだろうなという感じ。噛めば噛むほど味が出てくるのがS.T.A.L.K.E.Rのスタイルだ。そもそも今回は偉大な前作の下地があるので、そうそう悪くなりようがないだろうが。

  夜が暗すぎて、ライトではまともに行動できないのが気になった。暗視スコープ付きスーツを持っていない場合、必然的に朝になるまでひきこもりせざるを得ない。夜が結構長く、ただ待つのは時間の無駄のように感じてイライラ。前作MODのように時間を経過させるシステムが用意されていれば、このようなストレスを生むこともないのだが。寝袋MODが欲しいところだ。

  パッチを待ちながらMercenaries 2をやるか、とりあえずClear Skyを一週クリアしてパッチ待ちするか悩み中。やりたいゲームが続々と登場して悩む。ゲームメーカーさんには同じ月にリリース重ねすぎだろJKといわずにはいられない。HL2と同時販売を恐れて延期した頃のS.T.A.L.K.E.Rが懐かしい。そんな言い訳をしていた頃がGSCにもありました。

 ちなみに今回のシドロおじさんはスキンヘッドだよ。