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09/09/2008

Mercenaries 2: World in Flames - タイ人 恐怖症

 メインのミッションを進めると、これまで行けなかった地域がアンロックされた。その地域にはThe Allied Nations(AN)、The Chinese People's Liberation Army(CPLA)という二つの派閥があり、前者が連合国軍、後者が中国軍みたいだ。とりあえず挨拶がてらに両方の初期ミッションだけこなしておく。

  CPLAで次のミッションを受けようとしたら、ANの基地に攻め込む内容だった。道端で争いあう光景を見ていたので、大よそ検討はついていたが、やはり両者は敵対関係。どちらに加担しようか悩みどころだ。

  といっても、仲が悪くても金を積めば円満関係を築けるので、そこまで深く考える必要はない。世の中、金さえあれば愛や信頼さえも買える。大人になればきっとキミにもその意味が分かると思う。子供の頃に想像していた愛や信頼というものは所詮幻想に過ぎない。プラトニックなんてものは地球上には存在しないまやかしなのである。



  とりあえずANの基地の方が見栄えがよかったので、先にANのミッションから進めることにした(なんというテキトーな理由…) 。CPLAとは敵対関係になるが、後で紫色のお菓子を贈るので問題はない。

 今回のミッションはCPLAの拠点を破壊して回ること。というより、Mercenaries 2のミッションの大半は破壊でできている。しかし、どのように目標を破壊するかはプレイヤー次第だ。ヘリを使ってもいいし、航空支援で爆撃してもいいし、車にC4を仕掛けて目的地に到着した時に爆破してもいいし、単身で突っ込んでもいい。破壊美を追求するゲーム、それがMercenaries 2だ。

  このミッションが大変厳しかった。目標はビル5つ、戦艦3つ(数はうろ覚え)くらい。SAMが何台も配置されているため、SAMを破壊しなければ航空支援に頼ることはできない。しかも、ANの勢力が失われるまでに目標を破壊するという制限付きだ。近年稀に見る地獄である。

  現場に到着すると、そこら中から戦車やら、装甲車やらがわんさかとやってくる。しかし、一つ一つ相手をしていては時間を無駄にしてしまうのでスルーが基本だ。手っ取り早くAPCを奪い、目的地まで爆走し、ビルにC4を投げつけて爆破。ビルが倒壊するときに辺りに舞う砂埃が美しい。

  こんな調子で進めていたが、C4とRPGが尽きてからが地獄。航空支援や物資補給しようにもSAMが居るので、うかつにヘリを呼べない。かといって、SAMを倒すための火力がない。まるで、脱オタするためにカリスマ美容院でセットしようとしたが、カリスマ美容院に行くための服がなく、服を買いにいくための服がない状態である。C4やRPGがなければSAMを倒せないし、SAMを倒さないと支援を呼べないんだよ。



  というわけで、これまた敵のAPCを奪い、榴弾連射でSAMを破壊する。客観的に見ると泥沼試合だ。あまり美しくない戦い方である。計画性や戦略性に乏しい結果がこんなところに如実となって現れる。行き当たりばったりにはこういう戦いがお似合いだろうか。

  Bombringで目的ビルを全て破壊した後に、戦艦沈没作戦を決行する。やつらは空中から陵辱するのが楽しそうだったので、ヘリを呼ぶことにした。さきほどSAMは破壊したので、無事にヘリが到着する。

  戦艦の頭上からミサイルを降り注ぎ、楽々破壊。戦艦はロックオン式の対空火器を有していないため、ほとんど一方的な殺戮すなわちジェノサイド。敵歩兵にヘリのバックアップを呼ばれ、ちくちくガトリングで攻撃されるのがうっとおしいがシカト。そんな調子で3つの戦艦を破壊した。どうやって目標を破壊していくかがMercenaries 2の醍醐味だね。



  今日はオンラインせず。カスタムマッチで検索していたら日本語らしき単語の名前を発見したが、怖かったのでインゲームはしなかった。マイクを繋いでみたものの、インチキ英語で挨拶するのは勇気が居るし、日本人だと思って話しかけたらガイジンさんだった場合、相手に失礼だろう。そういうタイ人関係に悩み、Coopしなかった。

  カスタムマッチの検索がもう少し細かく絞れたら、よかったのにと思う。フレンドリーファイアON・OFFと進行ミッションだけしか項目がないのは不十分だ。良質なCoopを搭載しているゲームだけに惜しい。