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09/06/2008
Mercenaries 2: World in Flames - これぞバカゲー
Mercenaries
2を簡単に例えるなら、戦闘重視のGTAと言えば分かり易いだろうか。8x8kmの広いマップを舞台に、様々な派閥から仕事を請負い、傭兵として暴れまわる。ヘリや戦車に乗って、勝手気ままに破天荒な戦いができるのが魅力的。あまり期待していなかったが、意外や意外に楽しめている。
最終的な目的はとある人物への復讐。この地に存在する派閥から仕事をもらい、情報を集めていくのが大筋の流れとなる。派閥同士は敵対関係にあるため、一つの派閥だけに肩入れすると、もう片方からは追われてしまうので注意だ。どの派閥を中心に活動するかで仕事の難易度も変わってくる。
ノンリニアタイプのゲームということで、マップを自由気ままに旅ができる。ミッションから逸れて、敵基地を片っ端から破壊して回るのも一興、お気に入りのビークルでドライブするのも一興だ。ロケーションは結構バリエーションに富んでいて、同じ風景が延々と続くということはない。都市部があったり、ジャングルがあったりと変化はそれなりにある。
戦闘はカジュアルなアクションTPS。銃の集弾率は悪く、かなりバラける。クランチするとズームできるが、劇的に集弾率が変わるわけではない。そのためジグザグに移動し、敵に近付きながら銃撃するようなプレイが中心。
敵の弾速はレーザーのように遅く、目視しながら銃撃をかわせるのが一風変わっている。エイミングよりも、アクションの方が重要視されている味付けだ。回復はしばらくすると自動的に回復する方式。砲撃やRPGを食らうと一気に瀕死となるが、マシンガンやライフル相手ならまず負けることはなく、全体的にカジュアルである。
車両が沢山用意されていて、敵から強奪して乗り回せるのが特徴的。戦車は近付いてUseキーを押すと、なんとハイジャックが可能。強敵の戦車も奪ってしまえば、こちらのキリングタイムの開始となる。
このゲームには壊せるオブジェクトが多く、破壊しがいがある。巨大なビルさえも破壊が可能で、ズドーンと倒壊していく様は爽快。ビルに引きこもって窓から攻撃してくるような輩は、ビルごと破壊してやろう。
ちなみに燃料と資源さえ確保できていれば、空爆攻撃が行え、これで敵陣を一網打尽も可能だ。燃料や資源はマップのあちこちに点在し、ヘリを使って回収することで補充できる。
・空爆。あんまり近いとダメージ受けるから注意
戦車をハイジャックする時にキーアクションを要求されるのだが、どのキーを押すのかが分かりづらく、初めは戸惑ってしまうだろう。これはこのゲーム全般に言えることで、操作についての説明が不親切である。
ゲーム中で説明が不十分なのは百歩譲るとしても、説明書にすら記載されていないのは致命的。開発者は自分達が作ったのだから操作は分かっているだろうが、初めて遊ぶプレイヤーはそんなことは知らない。こんな基本的なことを理解していないのはダメダメ。
・ハイジャックシーン。戦車のハッチを開いて、操縦者を殴り倒し、車内に手榴弾を投げ込むアニメーションがコミカルで面白い。この時の操作方法は、戦車に近付きUseキーを押してハイジャック開始→手のアイコンが表示されたらMelle
Bashキー、足のアイコンが表示されたらJumpキー連打でハイジャックが可能となる。
コマンドーのごとく暴れまわれるのが楽しく、初感は好感触。「GTAは戦闘が物足りないからなぁ」という人も、Mercenaries
2なら満足できるかもしれない。Mercenaries 2で破壊を楽しもうぜ。ビバリボルテ、ビバリボルーゾン!
ちなみにオンラインでシングルの内容をそのままCoop可能とのこと。こういうノンリニア系のゲームでCoopできるのは珍しい。これならお友達の居る人は協力してワイワイ遊べるね。私には友達なんて一人も居ませんけど。居ませんけど。