« Mass Effect - 宇宙へ羽ばたく鳥達 | トップページ | Mass Effect - 母と母 »
06/09/2008
Mass Effect - 失敗は煎じて飲み干そう
今日はガッツリMass
Effectで遊んだ。バイオティックやスナイパー野朗など、新しい敵の登場にあたふたしてしまい、先日はこれ厳しいかもと不満を漏らしたが、慣れてきたお陰でスムーズに進められている。私のクラスであるヴァンガードが戦う上で重要となるのはバイオティックの使い方。銃撃とバイオティックの連携攻撃こそがヴァンガードの戦術だ。
これまではバイオティックのスキルはあまり取らず、積極的に使用しないまま進めていたのが間違いだった。敵を空中でゴム人間の如く「ぶらんぶらん」させるリフトを覚えてからというのも、強敵のクローガンやゲスデストロイヤーも容易く殲滅できる。敵が「ぶらんぶらん」しているところにショットガンの一撃を加えるのが現在のマイブームだ。
ただ、ハンドガンはやはりいらない子。ショットガンでは確かに遠距離戦が辛いが、バイオティックの力で距離を縮めれば問題はない。というか、なぜか戦闘中だけはランニング速度がマキシマムスピードと化すので、シラフで近距離戦まで持っていくことが可能だ。銃器はショットガンだけで十分オールラウンドに戦っていける。ハンドガンにスキルを振り過ぎたと後悔気味。ああ、やり直したい。
銃や弾にアップグレードMODを一つずつ加えられるのだが、毒攻撃のMODが強烈であることを今更知った。無難に対○○弾を選んでいたのが大きな間違い。特定の相手にしか効かない弾を装備していてもフレキシブルには対応できない。その点、毒は生物でも機械でも侵食していき、一秒毎に敵を蝕んでいく。キャンパー野朗には撃ち逃げが非常に効果的だ。毒MODを装備して、戦況はかなり楽になった。
このゲームのUIは典型的な家ゲー仕様。全く以って非効率的であり、PCに移植するに当たってはここも調整して欲しかった。ショップでの購入画面で装備の性能を確認するには、まず装備品を選択してから、もう一つページをめくらないと性能が表示されない。装備品の説明と性能の表示は一緒にした方がいいじゃないか。PCならば高解像なモニターなのだから、レイアウトは一つで収まるはず。何回もページをめくる必要性はない。インベントリの構造も選択が面倒極まりなく、装備を変えるのも億劫になる。Diablo形式のUIで表示してくれた方がよっぽど機能的だ。
ゲス襲撃のミッションでは大量のゾンビを相手にして、経験値をがっぽり頂いた。経験値上昇MINAMIKEレッツゴー。なんだかんだ言って経験値は重要だ。ここでは嫌というほどゾンビが現れる。その前はお使い的なサイドミッションをやっていたので、久しぶりに戦闘を楽しめて満足出来た。Mass
Effectの銃撃感はそこらのTPSよりもよっぽど優れており、爽快感があってよろしい。
アサリ族のクローンが現れたが、その中で唯一まともなシアラさんはとても良い。物腰は穏やかだが、少し攻撃的な目付き(三白眼ぽい)と強気そうな外見にしびれる。アサリ族は美形が多いが、シアラさんはMass
Effectの世界で(今のところ)一番魅力的だ。アシュレーやらカイダンはいらないので、シアラさんを是非仲間に加えたい。
惑星探検は見た目こそ異なっているものの、中身は同じような構成でガッカリだ。やることと言えばマコちゃんを乗り回して、隕石を調べたり、小さな遺跡を探索するだけ。どこも似たり寄ったりで残念。それぞれの惑星に村や集落を…というのは言い過ぎかもしれないが、見た目だけじゃなくて、中身ももう少し凝って欲しかった。
メインミッションを進めていると、壮大な構造物やロケーションが次々に登場し、思わず目を奪われてしまう。自然と未知の世界を旅している気分に誘われ、遥か遠くに見える得体の知れない建物に心が震える。歴史さえ物語るかのような建築物の存在感に深遠なものを感じる。言葉では表現できないなにか。Mass
Effectのグラフィックの質はもちろん最先端に通じるものだが、なにより秀でているのはこの雰囲気。SFでは世界観作りが特に重要である。見るものを圧倒し、作品の中へ弥が上にも引きずり込むような説得力がこのゲームには確かに存在する。