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05/25/2008

Armed Assault - 何も終わっちゃいねえ! 何も! 言葉だけじゃ終わらねえんだよ!

本編クリア。最後は同時進行していく大規模な戦場を再現したミッションだった。各地で起こった出来事が次々と派生し、他に影響を及ぼしていく様は圧巻。一人一人の力は些細に過ぎないが、それが合わされば大きな力へと変わる。道徳の教科書みたいな理想論を実感した。ここまで多角的で規模の大きい戦いをリアルタイムに再現した手腕と試みに賛辞を送りたい。CoDとは真逆を行く、脚色のない戦場の風景に思わず魅了されてしまった。

私は今までARMAのことを大きく誤解していたようだ。もっとシミュレーション然としていて、ゲームの域に達していないものと勘違いしていたが、決してはそんなことはなかった。ARMAはリアリズムをモチーフとしながらも、それをしっかりゲームとして昇華させている。

これは昨日書いたことの反復になってしまうが、題材がどうであれプレイヤーが納得できるルール付けさえしていればゲームは成立することをARMAは証明している。ゲームの面白みを確約するのはただ単にリアルだとか、新機軸的なアイデアを採用する点ではなく、それらのファクターを制約するルールの在り方にあるということを改めて確認できた。

何度も言うように、赤黄青黒VS白が戦うゴセロはルール次第で面白いゲームに成り得る。ゴセロには無限の可能性があるよドクロちゃん。つまり、そういうこと。



ARMAを支えているのは、OFPからの熱心なユーザーと他に流されずに自分の信じた道を歩み続けるBohemia Interactiveとの信頼関係にあるのだと思う。だからこそ、消耗品のような無個性な大衆迎合ゲームとは異なる独自性に溢れたARMAが生まれることが出来たのだろう。極端な大衆迎合追求の果てには死しか残されていない。Bohemia Interactiveは下らないポピュリズムに惑わされずに我が道を信じて進んで欲しい。必ず私も追従する。

次は拡張版Queen's Gambit。ラーマニ紛争、ロイヤルフラッシュ。二つのキャンペーンが用意されとります。武器が増えてるようで楽しみ。醍醐味と言っても過言ではない膨大なユーザー製コンテンツはそれから。ARMAはほんと奥深いゲームだ。