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04/27/2008
Silent Hunter 4: Wolves of the Pacific - UNK艦長の長い一日
これはスゴイ。まさに潜水艦の艦長気分が味わえる。もっとハードルが高くて、つかみが悪いかと思っていた。用語にしても、操作の意味にしても分からないことは確かに沢山ある。表示されている計器だって全然ピンと来ない。
しかし、最低限の操作をするだけでもなんだか楽しい。潜水して、浮上して、移動して、魚雷発射して、対空砲をバンバン撃って、こうしたプロセスを踏んでいくのに、いつのまにか夢中になっている。潜水艦のことなんて知らない超初心者でも意外や意外に楽しめていたりする。過程に応える結果が明確に用意されているためなのか、それとも単純に男の子は大きなもの(ロボとかメカとか)を動かすのに異常な喜びを覚えるためなのか、何故操作しているだけで楽しいのかはまだ掴めていないが。それは後々理解できるはず。
こういう本格的なシミュレーションゲームはその道のマニアにしかウケないことが多分にあるが、Silent
Hunter
4はきっと受け皿が広いのだろう。ド素人の気を引かせるのも上手い、巧みな解説力を備えたゲームだ。潜水艦を操縦する喜びを確かに感じ取った。これはハマリそうな予感がする。
とりあえずSubmarine
Schoolというチュートリアルミッションをやってみる。なお、Silent Hunter
4には「リアリズム」という項目が用意され、どこまで忠実に状況を再現し、操作を手動で行うか(魚雷の予測指揮など)が設定できる。とりあえず無知の私はノーマル(リアリズム度42%)で開始した。リアリズムは慣れていくにつれ、おいおい高めていけばいい。こうした初心者に対する気配りは嬉しい限りだ。
まずはナビゲーショントレーニング。これは地図に進行位置をプロットしていき、目標地点に辿り着けばクリアという簡単なもの。深度、速度、方向計器の読み方を習得した。
次にアーティラリートレーニング。これは甲板に出て対空砲を操作し、頭上を飛び交っている戦闘機を撃墜する内容。FPSで慣らした偏差射撃の腕の見せ所だ。速度が速いため、なかなか当てるのは難しい。限界までじりじりと引き付けて、ここぞという時にお見舞いする。相手は攻撃してこないようなのでゆとりを持って対処。実戦が楽しみだ。
続いて、甲板砲で商船を撃沈する。目標までの距離を読んで発射。着弾点をつかめず、初弾は必ず失敗する。距離が4000mを超えると当てるのは難しいか。
次にトルペドトレーニング。すなわち魚雷の使い方。まず潜水してから、潜望鏡を伸ばす。潜望鏡で目標を捕捉し、魚雷を発射する。本当なら目標の距離や角度を入力しなければならないのだが、リアリズムを下げているので簡略化される。潜望鏡で捕捉してしまえば、後は自動だ(ただし、目標が予測以外の動きをすると外れる可能性はある)。
潜望鏡で周りを索敵するのはゾクゾクする。水平線の彼方に見える戦艦の姿は情緒があって非常によろしい。
最後はコンボイアタックトレーニング。10000トンの護衛艦を撃沈させれば完了。これが難しい。とりあえず深度15に潜り、移動を始めたら、戦艦秋月に大量の雷撃をくらう。哀れ深度がどんどん下がり、最後に大破。「艦長。もう持ちませんっ!」どうやら潜水していたのがバレバレ愉快だった様子。
ステルス行動は割に合わない。堂々と姿を晒して戦いを試みる。見かけた艦艇に片っ端から砲弾で挨拶。直撃しているものの、なかなか沈まない。やはり戦艦は魚雷で始末するべきなのか。
そうこう考えている間に、またしても戦艦秋月が接近。今度はコバンザメ攻撃だ。愛ちゃんじゃないんだから…。左腹部に損傷を受けた当艦艇は海底へと沈んだ。UNK艦長涙目。
今度はまた戻って、潜水しながら魚雷作戦。操作も慣れてきて、調子よく2つの船を沈めることに成功。敵に向かって魚雷がじわじわと接近していき、直撃した時のカタルシスは最高だ。ガッツポーズを取らざるを得ない。しかしながら、魚雷を撃ちつくしてしまい立ち往生。クリアできる気がしねぇ。
今日はここまで。次回はキャンペーンモードに当たるCareerをプレイする予定。潜水艦を操縦するのは楽しいが不安要素一杯だ。潜水艦に関する本でも買おうかしら。
Silent
Hunter
4に一つだけ苦言を呈しておきたい。「大和」「伊勢」「扶桑」を用意しているのに「長門」が登場しないのはどういうことだ。戦艦と言えば長門だろう。長門が居ない海戦なんて、シンバルを失ったサルのおもちゃと同義。私は読書大好きな長門と戦いたかったというのにっ!