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04/14/2008

Assassins Creed - もう安部しちゃおっかな

とりあえずメモリー3まで進めた。冗長な会話シーン、出来ることの少ない箱庭世界に眠気を覚える今日この頃。あまりにも退屈で、うつらうつらとしてしまう場面もあった。

例外として、要人暗殺してからの逃走シチュエーションは白熱したが、アサシンが敵に追われている姿の情けないこと。そもそも白昼堂々とナイフ突き刺して殺してるんだからバレるのも当たり前。こんなのはアサシンのすることじゃないだろうと思うのは私だけか。

解法が一つだけで、しかも暗殺ですらない。このゲームの底の浅さがこんな所からも窺えたりする。500m離れた高台からビー玉投げて殺すとか、折鶴投げて殺すとか、そういう選択肢はないのか。いや、毒殺とかでもいいけど。

人ごみに紛れて逃走する概念に縛られすぎていて、ゲームとしてつまらなくなっているような気がしてならない。あくまでソーシャルステルス(らしきもの)は解法の一つとして用意しておくべきでは。次世代Thiefかと期待したが、Thiefの作り込みには到底及ばない貧乏、貧相なゲーム。



暗殺するよりも堂々と剣を振り回し、暴れん坊将軍した方が楽なのも頂けない。アルタイルさんは剣技が達者で、初めから向かうところ敵なし。これではステルス行動する必要もない。というか、このゲームシステム上、ステルス行動を取るのが難しくなっている。人ごみに紛れてもバレたままで隠れられず、結局見つからないところまで行って、メーターが下がるまでじっと待つだけ。ソーシャルステルス?はぁ?

敵に見つかってもお構い無しに真正面からチャンバラが一番楽な解決方法。隠れるより、殴った方が手っ取り早い暗殺者の世界。アルタイルさんはもっと非力で、パルクール技術を駆使して、敵をまかなければ助からないくらいの方がバランスは釣り合うと思う。現状あまりに緩すぎて、締りがない。


・敵弱すぎ

一つの広大な街を自由に闊歩できるのは感動。街全体が恰好のアスレチックと化しており、パルクール技術を存分に発揮できる。ビジュアルは圧倒的な臨場感で次世代を感じさせるクオリティ。

しかし、いかんせん内容の作り込みが薄い。出来ることが非常に限られており、
・高いところに昇ってビューポイントを獲得する
・旗を集める
・金持ち(数人しかいない)をスリする
・苛められている住人を救う
・重要な情報を持っているNPCを殴って情報を吐かせる
くらいしかない。

どれも作業的な反復横飛びで2回目からは退屈してくる。だが、これらをやらないとゲームが進まないので、やらざるを得ない。序盤にも係らず、もうウンザリしてきた。家の中にはアクセスできないし、住人に話しかけることもできない。

とにかく遊べる要素(おまけ)が少なく、すぐに飽きてきてしまう。初代Hitman的な雰囲気が漂っているが、あれよりも作りはぞんざい。完成品が1だとすれば、これはアサシンクリード0.5くらい。販売元が無理矢理GOサイン出したのではないかと邪推してしまう未完成品であり、後一年くらいは内容の作りこみを行うべきだと感じる。

雑感はこんな感じ。まだ序盤なのでこれからヒットマンやThief的に豊かな暗殺術(解法)が用意されていることを願う。