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03/10/2008

あつまれ!ピニャータ - 盆栽は人間が作り出した文化の極み

昨日言った、インタラクティブ性が高い故に楽しいという件について、正しくはそれに伴って派生していく現象を眺めること、そして起こしていくことが楽しいのだと思う。つまりプレイヤーのアクションに対してレスポンスが発生し、そのレスポンスに対してまた新たなレスポンスが返され、そこにアクションを加えて更なるレスポンスを起こす、そうした連鎖性がピニャータの面白さではないだろうか。

穴を掘り、そこにカブのタネを植え、じょうろで水をやり、肥料を与えてカブが出来る。そのカブに釣られてピニャータが現れ、住み着く。そのピニャータを好物にしているピニャータが来て…という風に何かしらのアクションが派生していく。そして、一つのアクションに複数の結果が生じる所にピニャータの奥深さがある。何しても結果は一つみたいな短絡的で貧困なシミュレーションゲームではない。

また、なんだかんだ言って忙しくさせる要素が含まれていて、止め時を与えない仕組みもうまい。まったり眺めるのも良いが、やはりそれだけでは飽きるだろうし、手持ち無沙汰が止め時に繋がってしまう。その点ピニャータは常に何かが起こっていることで、中断するタイミングを与えないようになっている。

せっかく育てた植物を食べに来るピニャータが居るのでシャベルを振り回して追い払う、逆に植物を植えたりしていたら野性のピニャータがやって来て、是が非でもうちのガーデンに誘いたいたいが為にどうしたら住み着いてくれるか努力するとか。サワー系のピニャータは文字通りの害虫で、ピニャータを食い荒らし、建物を壊していくので現れたら早急に退治しなければならない。そういった出来事がタイミングよく発生することで、プレイの持続に繋がっている。だが、決して右往左往で忙し過ぎるというわけでもなく、さじ加減が絶妙。

 

今日も畑いじりに精を出した。野菜や苗木は、今まで肥料を与えずに水だけで育てていたが、今回は奮発して肥料を買い、ふりかけてみた。するとどうだろう。今まで以上にすくすくと育ち、突然変異のような巨大な野菜に仕上がった。見てくれもキュート、野菜にも関わらず可愛らしさを内包している。売値も数倍に跳ね上がっており、タネ代、肥料代を取り戻すことが出来た。

他の植物にも肥料を使って育ててみよう。