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03/09/2008

あつまれ!ピニャータ - ピニャータの半分は飴ちゃんで出来ています

少しプレイしようと始めると、なかなか止め時が見つからなくて、ついつい時間を忘れてしまう今日この頃。はい、ということでビバ!ピニャータ。子供騙しなゲームかと思ったが侮れないや。とにかく盆栽の如き庭弄りが楽しく、いつのまにか夢中になっている。最近はキリの良いゲームばかりを遊んでいたが、こいつは久しぶりの睡眠妨害ゲーと言えよう。

ピニャータのガーデンは決して広くはないし、むしろ制約はたくさんあり、反復行動も多い。やることといえば、タネ植えて水撒いて植物育てたり、ピニャータに餌やって条件満たして繁殖させたり、ピニャータを食いに来る害虫を追い払ったり、店でアイテムを買って庭を飾りつけすることが主な行動で繰り返しが強い。

しかし、それらを作業染みた行為に感じず、楽しいと感じさせてしまうのは、インタラクティブ性の強さが起因しているのではないだろうか。このゲームではほとんどの操作を自分でアクションしながら行うようになっている。たとえば土を耕すにはシャベルを持って掘らなきゃいけないし、穴や池を掘るにしてもそう。草を生やすには草のふりかけを振りまかなければならない。

これらを神様視点でカーソルを操作して行う。操作はキッチリというわけではなくて、少しばかりのファジーさを伴っており、このファジーな盆栽弄りアクションに対して、必ずなにかしらのレスポンスが返される小気味良い仕組みになっている。植物に水をあげれば葉の色や形が明らかに変わったり、土を掘れば穴が開くし、草を刈ればしっかり禿げる。微妙な変化まで逃さずに表現することで、インタラクティブ性の強さを感じさせ、アクションをすることが気持ち良い。

これが貧相なグラフィックで、なにをやっても見た目の変化がまったく伝わらないようなら、酷くつまらないゲームに感じるだろう。自分の行ったアクションに応じて変化が生じるから、庭弄り作業が楽しいと感じられるのだと思う。



今日はチョココイン(お金)儲けをすべく、作物収穫に精を出してみた。色々と作って試した結果、一番効率が良かったのがトウガラシだ。約20チョココインのタネを立派なトウガラシに育てることで、100チョココインの値で売れる。おまけに育つ速度も早い。とりあえず世話できる量を購入して、植えまくり、売りまくりで着実にチョココインを稼いでいった。

さすがに一日中、トウガラシに張り付けないので、途中からは水撒きヘルパーさんを雇って任せることにした。一人しか雇っていないが、十分な仕事をしてくれ、安心して任せれるので助かった。こちらの仕事量も軽減されていいこと尽くめだが、唯一の欠点は夜になるとヘルパーさんが家に帰ってしまうため、その時間帯だけは自分で面倒を見なければいけないところだ。どの作物も水分補給に関してはデリケートだけに、ヘルパーさんが一日中やってくれると本当に助かるのに。

さらに儲けようとするなら、ピニャータを売りさばくのが手っ取りばやい。1000チョココインで売れるピニャータも現れ始めたので、うまく繁殖させれば大変な儲けになる。リスさんをターゲットにして、売却行為に及んだが、案の定良心が痛んだ。せっかくなかよし条件を満たして、子供を生んだのに、その子供は大人になった瞬間に売り飛ばされてしまう運命を思うと辛いものがある。

しかし、背に腹は変えられない。心を鬼にして、鬼畜畜産業者になった。



かえるさんこと、りさふろっぐまいやーが病死してしまった。だが勘違いはしないでほしい。今までピニャータが病気にかかっても、必ずドクターに治療してもらっていた。決して治療費をケチった故の顛末ではない。

今回もドクターに、病気のりさふろっぐまいやーを診てもらおうとしたのだが、なんとりさふろっぐまいやーがガーデンの領域がはみ出しているわけだ。つまり彼女が白線を越えている為に、プレイヤーのカーソルはその一線を越えることが出来ず、治療の指示を与えられないのである。

普通、住み着いたピニャータがガーデンの外へ出るなんて有り得ないのだが、なぜか知らないが彼女は超えてはならない一線を越えてしまっていた。つまり「ここがあなたのデッドライン」状態である。そのまま、こちらはどうすることもままならない。

苦しむ姿を見つめていると、彼女は静かに息を引き取っていった。虚脱感というか、無性に悲しい気持ちになったのは言うまでもない。どうして白線を越えてしまったんだりさふろっぐまいやー。白線は流してもいいが、超えることは決して許されていないのに。



ティラミスをチラ見する状態だった野性のドーナツ(シカ)がようやくガーデンへと訪問してくれた。純朴そうな顔立ちがなんとも可愛らしくて、つい頬が緩む。彼は瑞々しいフルーツが好きだったようで、それに釣られたみたいだ。しかし、フルーツが足りなかったようで、また故郷へと帰ってしまった。今度こそ移住させてみせるぜ、ドーナツ!

のんべんだらりと庭弄りが楽しいねー。