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02/29/2008

Penumbra:Black Plague - 目に見えるものだけが真実じゃないってこと!ふふふー

はい、ということで始めてます。基本的なスタンスはOvertureと変わっていない。Penumbraのパズル原理に慣れてきたせいかもしれないが、パズルの難易度はこちらの方が簡単に感じる。Overtureでは詰まるところが結構あったが、Black Plagueはスムーズに進行中。ヒントや進行誘導がより親切になっているんじゃないかな。

犬はいまのところ登場なし。その代わりにゾンビが現れた。しかも、こやつはどうやら不死身らしい。物をぶつけたら怯みはするものの、何度やっても死には至らない。ただ、犬よりかはウザくは感じない。ゾンビは局所的な場面でしか登場せず、見つかっても足が遅いので容易に巻くことが出来る。戦闘がよりパズルらしくなった。

今回、武器らしい武器を入手できなくなっているが、これは良い判断だ。たとえば犬との戦闘は倒せることを知っているとついついトンカチでタコ殴りにしてしまうのだが、これは楽しいとは言い難く、作業的な側面が強すぎてうんざりすることもあった。あーまた犬だ、箱ぶつけて倒さないと…的な。

しかし、Black Plagueでは戦闘を排除してしまうことでスニークするデザインを強制し、そういった作業感の軽減に繋げている。それにより真っ向から戦闘できる選択肢が無くなってしてしまうわけだが、正直戦闘の過程はなんら面白みのない作業だったために、無くしてしまって正解だと思う。敵を無敵化することでプレイ中にも緊張感が生まれて、一石二鳥ではないか。

ホラーゲームとしては、Overtureに劣っているか。サイコロジーホラー感はなくなってしまい、よくある外国産ホラーゲームに成り下がってしまった。一番の原因は相棒(相棒と呼んでいいのか?)がおしゃべりすぎることだ。これで雰囲気が台無しになる。Overtureでも相棒が居たがあっちは登場頻度が少なく、狂気的な空気が壊されずに済んでいた。しかし、Black Plagueでは少し進むたびに「この難問が解けるかい?ゴリラくん」、「ゴリラくんにしちゃ上出来じゃないか」なんて煽るような発言が多く、ホラーゲームの雰囲気もあったもんじゃない。Overtureの時に味わった恐怖感もどこかへ旅立ってしまった。

今後の展開に期待を寄せておこうか。