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02/13/2008

FPS脳のままじゃいられない

・久しぶりにRTSをやりたくなった。

私の主な嗜好はFPS、ACT、RPG、エロゲーと範囲が狭く、購入してまで遊んだRTSというと数少ない。購入したのはコサックス、AOE、RON、WC 3くらいなものである。しかも、どれも途中まで遊んで放置している有様だ。

その要因としては長時間集中力が持続しない、システムを覚える前に投げる、途中で指と思考があうあうあーになっていく点が挙げられる。体質的にRTSと合わないのだろう。しかし、なぜか無性にプレイしたくなったので昨今のRTSのデモを片っ端から遊んでみた。

まぁ、案の定どれも合わないなーと予想通りの反応だったが、World in Conflictで念願の目から鱗ビーム。UaW、FoW、CoH、SC(略すとなんのこっちゃ分からんな)では得られなかった“こんなの待ってた”感をWiCが持っていた。私が求めていたRTSこそ、まさにW・i・C、W・i・C!

WiCはご存知の通り、昨年のRTS部門を総なめし、軒並み高評価だったタイトル。特殊なゲーム性のみならずFPS顔負けの高密度なグラフィックも話題を呼んだ。といっても日本ではあまり情報がなく、プレイの雑感を探そうとしてもほとんど見当たらない不遇な存在である(CoHはたくさん引っかかるのに!)。

私にWiCが合っていると感じた点は、生産のマネージメント要素がない、システムが簡潔としていてとっつき易い、ミッションの目標がハッキリとしている、第三次世界大戦を描いたIfのシナリオが興味深い、ところだ。

WiCは局所的なシチュエーションを順番に解決していくタイプで、一つの目標に対してじっくり考えながら攻略が出来る。防衛なら防衛のことだけを考えて操作すればよい。あっちやこっちへ右往左往せずに進められる。また、一度に操作するユニットが10程度と限られているので頭の中がこんがらがる事もない。

ユニットが成長したり、施設を構築するようなマネージメント要素が一切ないため、踏ん切りが容易につく。私はどうしても育てたモノに愛着を持って固執した挙句に自爆することが多く、切り捨てることがなかなか出来ない。しかし、WiCでは同じユニットによる個体差がないために比較的ドライに判断を下せる。すくみの関係も変化しないのでルールは簡潔なままで理解しやすい。生産施設もないので引く時はいつでも撤退できるし、攻める時はいつでも攻められ、後ろ髪を引かれる思いをすることもない。



前述したようにRTS暦は皆無なので詳しいことは分からないが、プレイし始めると止まらない面白さがある。飽き足らずに同じマップをEasy、Normal、Hardでプレイして、なお続きがやりたい!と素直に思わせる魅力があった。

現在は今すぐにでも購入したいが「Boiling Pointはどうするのよ」と理性が押し留めている状態。私のことだからWiCを買ってしまうとBoiling Pointが積みゲーと化すのは想像に難しくない。ああ、でも続きがやりたい。そんな物欲溢れる今日この頃。