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02/02/2008

Boiling Point: Road to Hell - 野心に満ち溢れた気概

Boinling Pointの出来事を今日も綴る。

先のミッションでお金に少しばかり余裕が出来た。早速ガンショップに行き(満面の笑みで)Imbel MD2とライトアーマーを購入。これなら敵ともタメを張れるだろう。ハンドガンでは心許なかったが、アサルトライフルを持つと妙に安心感が得られる。

政府から新しい依頼をもらう。次はマフィアのアジトから車をかっぱらう任務だ。リサの車を運転して(街に置いてあった)、マフィアのアジトを目指していたが、池にはまってしまい車はそのまま沈没してしまう。歩きを余儀なくされ、えっちらおっちらと数kmを徒歩で移動。コロンビアもといBoiling Pointは歩くことの大変さを切実に教えてくれるゲームだ。

途中で野党と政府軍が争っている場面に出くわした。遠くから傍観を決め込み、争いに決着がついたところで死体を漁る。これこそコロンビア式ハイエナ処世術。自らの手を汚さずに富を得る。使うのはいかにしてうまく立ち回るかという思考だけだ。現在のところ、野党は中立、政府軍とは友好関係にあり、敵対しているのはマフィアだけである。なんでもかんでも敵対してしまうと、争いが日常茶飯事に随伴する故にどの組織ともなるべく良い関係を保っておくのがベスト。

戦いで倒れた彼らが持っていたのは薬、銃弾、手榴弾、銃器など。まさに宝の山だ。とりあえず全て回収しておく。銃器は全て損傷率が激しい常用には耐えない代物であり、武器屋に売るしかない。それでも二束三文は得られるはずだ。



マフィアのアジトへと到着する。予めスニーキングで状況を窺ってから突撃を開始。多勢に無勢な状態ではあるが、先ほど得た手榴弾を巣に投げ込むとうまい具合に爆発に巻き込まれた敵複数。後はオブジェクトに身を隠しつつ、おにゅーのImbel MD2で地道に倒して殲滅に成功。

悠々と目的の車を奪取し、政府軍へと持ち帰ることにしようと思った矢先にマフィアのヘリが救援に向かったという通信を傍受する。すぐさま遠くからヘリの音が近付いてきた。こちらを見つけた途端にヘリの銃座から弾丸の雨が降り注ぐ。

これはヤバイとジャングルへと身を隠した。うまくスニーキング出来たようで、やつらは見失ったようだ。しかし、相変わらず同じ場所を旋回して、なかなか離れてはくれない。すると、政府軍から救援を送ったと通信が入った。願ってもいない救いの手に思わず歓喜する。

少し経った後、政府軍のヘリが当地点まで到着。政府軍のヘリがマフィアのヘリへと攻撃を開始する。ミサイルが撃ち込まれたマフィアのヘリはあっけなく墜落とあいなった。政府軍はこちらへ一瞥をくれると颯爽と彼方へ去っていく。



車を運転して政府軍基地へと戻り、隊長に報酬を受け取る。今度は1400ペソ。これでまたショッピングが楽しめそう…なんか忘れてません?

○Boiling Point。
見て分かる通り、ぼちぼちプレイしているが意外や意外に結構楽しめている。というか良作じゃないか?以前プレイした時はシューターはこうでなければみたいな固定概念が頭の中を占有していた時期であり、シューターとしての悪い部分が目に付いて嫌気が差した(動作が重かったのもある)。個人的にはヒット感の薄い銃撃戦が気に入らない点。敵に弾を当てて倒したという感覚が薄い故に爽快感が得られず、銃撃時の動作もどこかぎこちなさが残っている。どうも操作、フィーリング全般がよろしくない。

敵のAIはめちゃくちゃ酷いというわけでもないが、別に取り立てて褒めるところもないのも残念な点。これがFar CryやStalkerのようにゲリラ戦をしっかり展開できていれば印象はかなり違ったのではないかと思われる。

しかし、今回はシューターはこうでなければみたいな意地を抱かず、そういうスタンスなしにナチュラルに楽しもうと心掛けているお陰か、意外に楽しめている。BPはシューターというよりも、むしろRPGと形容した方がいいだろう。BPの魅力は“いかにロールプレイを楽しめるか”に帰結しており、純然たるシューティングゲームとして楽しもうとすると齟齬が生じる。BPは銃をバンバン撃って爽快感を得るゲームではなく、コロンビアの世界を自由気ままに生きるRPGなのである。

どの勢力に加担するか頭を悩ませながら臨機応変に対処し、ミッションを引き受けて生計を立てる。時にAIの生活スタイルを眺め、時に広大なジャングルをあてもなく彷徨う。そうしたところにBPの楽しさはあるのではないか。シューターとしても優れていればなお良かったが、残念ながらそれは叶ってはいないのが惜しいところだ。そして、コンテンツがあまり整っていなかったのが一番の問題だろう。

BPの舞台は25kmx25kmの広大な地形と触れ込んでいる。確かに25kmx25kmに及ぶスケール感のある舞台は用意されており、しかもロード無しに生成しているのは驚きだ。しかし、その舞台にどれだけのコンテンツが仕込まれているか、造り込みが見られるかというと途端にトーンダウンしてしまう。舞台のほとんどは同じような地形が占め、イベントも似たり寄ったりなのが点々と存在するだけで、ゲーム全般に亘ってバリエーションに乏しい。

人間は同じ人ばかりを使いまわし、建物も同じものを使いまわし、地形も同じものを使いまわし、イベントも同じものを使いまわし。始めこそ一味違ったゲームの作りに感動さえ浮かべるがプレイしていくうちに粗が次々と露呈し、使い回しばかりで新鮮さは失われていく。

いわゆるTES2問題である。舞台がだだっ広くても、街が大量にあっても、人が大量に居ても、それらに差異が全くないのでは広大という言葉は偽りに等しい。違った風景、様々な街、異なる人々がたくさん用意されているのが正しい広大さであり、ただのコピーペーストを広大だと言うのは間違いである。BPではオープンエンドなスタイルで広大な地形を舞台にしてしまった結果、その問題が顕著に現れている。

しかしながら今のところ楽しめている。コロンビアの世界がもっと豊かであれば尚良かったのは確かだが…。そこを踏まえたとしても一言では切り捨てられない魅力がある。他ではやっていないことを目指そうとした野心、心意気を私は買いたい。ウクライナ、ロシア、ドイツ及び東欧のゲームはPCゲーム業界唯一の良心にして宝。あとアリスソフトとか。


・みなとらじおリニューアル
みなもっち卒業、静御前が参戦してのみなとらじお。男前なゴトゥーザ様と静御前のSッ気たっぷりな空間。みなもっち×ゴトゥーザ様の時はほんわかとした雰囲気が漂っていたみなとらじおも、今回は一変してカオスです。

・写真写りの悪い岡嶋さん
あー確かに。平川さんのツッコミが毎回的確で噴いた。今回はスーパーおとうとたいむきも川原木さんの登場はなし。いや、若干あったか。弟を肉布団にするしほちゃんすげぇぜ。

Boiling Pointはまったりゲーなのでラジオと相性が良い。溜めてた回を拝聴しながらのプレイ。