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01/16/2008

Codename:Outbreak - そして想い出の沖へ

ミッション9、10、11、12クリア。
早くも残すは2ミッションとなった。



・ミッション9
Turokのような霧に覆われた森林地帯での任務。一寸先は闇の如く、霧のせいでほとんど先が見えない。頼りになるのは己の視覚と聴覚だけ。匍匐でじわりじわりと進みながら索敵し、的確にスナイプして敵を片付けていく。
途中で敵の増援が現れた時は肝を冷やした。敵を発見した瞬間に伏せたのが功を奏したのか、すぐ目の前に居るのに相手が気付かないというシチュエーション。「気付かないでくれ」とヒヤヒヤしながら、暗殺していった。
目的の基地に到着すると、建物内の敵という敵がコンクリートにめり込んでいるのには失笑。こういうバグは頂けない。

・ミッション10
エイリアンに寄生された将校を倒す任務。海上に浮かぶ艦に難なく乗り込む。しかし、最後の将校が乗ったヘリを撃墜するところで2度ミス。飛んでいるヘリにロケットランチャーを当てるのはなかなか難しい。

・ミッション11
海上の基地へ侵入し、ロケット発射を阻止するミッション。上から下から、高低差を活かした敵のいやらしい配置。まず、頂上に昇り、見える範囲全てをスナイプ。悠々と闊歩しながら建物内に入ると、居るわ居るわの大量の兵士。ほとんど相方の脊髄反射銃撃任せで強引にクリア。

・ミッション12
化学インプラントに仕掛けられた爆薬を取り除き、科学者を救出する任務。最初はレーザーで暗殺しながら楽々と進むが、後半はミッション3を思い出させる大量の増援。ダクトに潜みながら一匹一匹片付けていった。伏せているとなかなかバレないので、地雷を設置したりロケットランチャーをぶっ放したり、無茶をやりながら敵を壊滅。

システムに慣れたのもあると思うが、物足りなくなってきた。ミッション6は鬼のような凶悪さだったが、それ以降は死なずにスムーズに進められている。難易度がノーマルまでしか用意されていないのが残念だ。



現在のところ犯罪的に面白い。ツーマンセルの攻略システムは一つの完成形を実現しているのではないだろうか。味方のAIは理想的な行動を取り、失望するところが少ない。このゲームから既に数年が経っているが、部隊行動ゲーというと相変わらずコンセプト崩れのハズレが多いのは問題だろう。

やれグラフィック、やれ物理エンジンだの外見しか進化していない。拘るのは結構なことだが、そこで力尽きて中途半端な製品をリリースしているのでは本末転倒。見た目ばかりの軽薄なスイーツゲーの溢流はもう沢山だ。見た目ももちろん大切だが、中身もきちんと磨いて欲しいものである。



Codename:Outbreakと検索をかける。当時プレイした人達の記録や書き込みを見つけた。なんだか不思議な気分になる。

「面白い」と書いた人、「つまらない」と書いた人。その人達はそう書いたことを今でも覚えているだろうか。記憶の端に残っているだろうか。多分、書いたことを覚えていない人がほとんどだろうし、覚えていたとしてもその時の感情を呼び起こすのは難しいと思う。あくまでネットのどこかに時点的に書いた記録なのだから。それに同じゲームをプレイしたとしても、明日のクオリアと今日のクオリアは違うかもしれないし、その時々によって変化する可能性は十分ある。たまたまその時そのクオリアを抱いただけに過ぎないのだ。

でも、書いた人がそのことを忘れていたとしても、記録としてしっかり残っている。そして、第三者が何年か越しに読み、同じ感情を抱いているかもしれないし、正反対の感情を抱いているかもしれない。時点的な記録と時点的な感情の出会い。当たり前になっているが、ネットの存在を改めて考えてみると、とてつもなく変な感じに襲われる。


○ここから久しぶりに脱線

もう少しで日記を書き始めて3年目になる。サイトを始めたのは新PCを買ったことがキッカケだった。それまでは低スペックで騙し騙しやっていた苦い記憶がある。激重だったゲームが高設定でヌルヌル動いた時は感動したものだ。あの頃と言えば、よく“Midnight Gamerさん”や“はいふぁっとさん”を巡回していた。懐かしい。※どちらもサイト消滅

ここは当初The Chronicles of Riddick - Escape From Butcher Bayの攻略サイトととして開設し、攻略が終わったら停止する予定だった。しかし、トップページに二行、三行の日記を付け始めたのが何かの間違い。次第にそちらが中心となり、Riddickの方を途中放棄してしまう(笑)。そこがいかにも私らしかったりする。生まれてこの方、三日坊主。

日記は2005年の初頭から書いているが、ログは前のサーバーにも残していない。知る人ぞ、知る“10日前の日記を消していく方式”。多分ほとんどの方が知らない。あの頃は今よりも低脳丸出しの暗黒期。現在も暗黒期真っ盛りなのは言うまでもない。

FPS UnKnownという名前はもともとFPSなんたらにするつもりだったが、バッチリハマる単語がなかったため、名称不明のような意味合いでUnKnownと暫定的に決めた。思いつかず、そのままずるずる続いているという有様。でも、なんとなく気に入っていたりする。略すと、スカトロだし。

UnKnownの名前で初めて書き込みしたのはSabuさんのサイトだった。ROM専だった私が(今でもそうだが)、ゲームの話題に入りたくて…というのが半分、サイト宣伝目的というのが半分(ごめん)で、勇気を振り絞りながら書き込んだことを覚えている。そのようないやらしい性根の私を、兄さま方は暖かく迎えて下さったとさ。別に社交辞令でハイタッチでも嬉しかった。今でも人様のサイトに書き込みするのは気が引ける部分があり、というか自分のサイトにも書き込むのが勇気が居る。余計な発言で相手を傷つけてしまうのではないか。そう思い始めると、レスがだらだら遅くなる。ごめんね。

そのままだらだら日記を続けて今に至る。その間には紆余曲折があったり、なかったり(多分ない)。昔はもっとゲームに関係のない自分語りやら与太話が多かった。2006年まではFPSにそこまで執着がなかったのが大きいと思う。今みたいなFPS脳になったのは2007年からだ。それまでは一つのゲームを何度も吟味し、決してB級やらC級のゲテモノゲームへと飛び込むような子じゃなかった。

Codename:Outbreakを検索して、妙に感慨深いものが押し寄せて、昔を振り返ってしまった。たまには昔を振り返ってもいいじゃないか。