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01/03/2008

Deus Ex - 龍牙剣KY

はい、今日も今日とてDeus Ex。お正月だからって、特番見たり、おせち料理食べたり、わざわざやってくる親戚に社交辞令したり、神社でお参りしたり…せずに部屋に引き篭もってゲームですよ。はいはい。

パリに到着してゲームは終盤に差し掛かってきた頃でしょうか。龍牙剣の空気読めないっぷりに驚愕しつつも、ついつい手放せないUNKさんです。しかしながら、ジェノサイドプレイはジェノサイドプレイで楽しい部分もあり、もう今回は龍牙剣で突き進むことに決めました。敵は全て叩き切り、破壊出来るものは全て破壊する。

こういうプレイが許されるのもDeus Exの醍醐味なのでしょう。ただ、メディテーションはまだしも龍牙剣だけは明らかにバランスがおかしいですけども。HDTPを入れてリプレイする時は龍牙剣を手に入れても速攻香港の川に流すつもりです。

当方は日本語版の環境でしかプレイしていないのですが、龍牙剣のチートっぷりは日本語版(パッチ含む)だけというのは本当なのでしょうか…だとしたらEidos Japan KY過ぎるだろ常識的に考えて。


・これが龍牙剣のぱぅわぁぁぁだ

龍牙剣効果で簡単過ぎる感が否めませんが、マップを攻略するのは非常に楽しく、ロケーションの変化は少ないものの飽きずにプレイ出来ています。「あんなルートもあったんだ」、「こっちを行けば楽にいけたのにな」等、発見の連続。細部まで造り込まれたレベルデザインにただただ感心することばかり。

ロケーションの変化が少なくとも立体的な空間を活かしたレベルデザインならば飽きはしない。逆に、いくらロケーションの変化があれど洞窟のような一本道を歩かされるレベルデザイン、極めて反復的なゲーム性だとダレてしまう、ということをDeus Exは証明するかのように。

ただ、前の日記でも言ったように、選択肢が沢山用意されているが故に“胸にしこり”が残る部分があり、しっくりこない気持ち悪さが共存している面も無きにしもあらず。明確な答えがなにか分からない、自分が選んだ選択が正しいのか分からない、という不安を抱く時もしばしば。あの時ああしてれば、こうはならなかったのでは…そんな後悔の念が複雑に心に絡み、達成感をあやふやなものへと変えていく。

現実でも些細なことでウジウジして後悔ばかりしているような私みたいなタイプの人間は、このような感情に襲われる危険性がある。確かに、豊富なプロセスが用意されて、それによって結果が変わり、整合性がしっかり保たれている点は素晴らしい。名作と言われる所以も個人的には頷ける。だが、上記のような部分も見逃せず、万人受けしていることにはやや違和感を浮かべる。大衆向けのゲームというより、カルトゲームのような色合いに見えるのは私だけだろうか。最近のぬるま湯ゲームに慣れてしまうと、なんだかそんなジェネレーションギャップを感じたりする。そう思うと、Deus Exは日本ではあまり受けなかったというのも理解出来たりして。

まぁ、なんだかんだ言ってますが楽しんでます。あまりに楽しいが故に重箱の隅を突きたくなるというか、そんなお年頃、いわゆる思春期、すなわち中二病。とりあえずクリアしたら、「こんなのDeusじゃないっ!」と投げっぱなしにしていたInvisible Warにも再挑戦してみようかと思います(当時GF5900ではクソ重かったのもあるんですが)。

色んな組織が登場して、テクニカルターム満載の会話で「あうあうあー」になっているUNKさんの姿が今から思い浮かぶぜい!Eidos Japanよ。なぜInvisible Warの日本語版をPCで発売しなかった!