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12/04/2007

Soldier of Fortune Payback - 売られた喧嘩は転売主義

はい、Soldier of Fortune Paybackの時間です。何はともあれ、一応言っておこう。
「どう見てもバリューゲーです、本当にありがとうございました」



SoFらしく、アニメーションや人体破損は多彩。片足が千切れると這いずり回ったり、股間を撃たれると股間を押さえながら悶え苦しんだりと、しっかりSoFらしい演出は継承されている。グラフィックの質も高く、十分今に匹敵する。ここにはバリュー臭さは感じられない。動作も40 - 60fpsと快適に動作している。

ただ、グラフィックオプションが用意されていないのは流石にどうかと思う。スペックに不安を抱える人は注意が必要である。重いと感じてもグラフィックの質を変更することが出来ない。



アニメーションもしっかりしており、人体破損もバッチリやってくれるのだが、いかんせん弾をヒットさせている感触が薄い。弾が当たると、ポンポン腕やら足やらが飛んでいき、あまりに大げさにやり過ぎて軽く感じられ、“痛み”の実感が伝わってこないのだ。まるで腕や足が糊でくっ付いているかのよう。人を撃っている感じはなく、人の形をした的を撃っているようで罪悪感はない。バッタバッタ薙ぎ倒せるのは爽快感があるかもしれないが、もう少し耐久力は増やした方がヒット感は増すように思われる。

敵を画像を見ると「うわー、グロテスク」と感じるかもしれないが、上記のようなことからゲーム中はそういう感覚は一切湧かない。どちらかと言えばゲーム中は問題ないが、撮った画像を見て引いてしまう感じである。いま書いてる最中に胸焼けがしてきた。Postal2もそうだ。これは私だけかもしれないが。



ゲームバランスは流石ChaserのCauldronと言うべきか。諸兄の想像通りのムチャクチャさ。初めのレベルはいわゆるバリュー的な臭いはするものの、アーケード色の強い直球のシューターという感じで楽しめる。しかし、ジャングルに入ってくると途端に理不尽さが増加。視界が悪く、こちらはどこに相手が居るのか分からないのに、むこうはガシガシ当ててきていつの間にか死亡というパターン。

ライフは自動回復方式であるが、ライフの上限は低く、数発で連続されると死んでしまう脆さが一番の元凶であろう。ステルスプレイ系のシューターならともかく、カジュアルな一本道のシューターなら、耐久力はもう少し高い方が良いのではないだろうか。これのせいでシューティングの爽快感より、死亡時のストレスの方が増しているのが現状。

もうかなり辛くなってきた。最近、ヌルいものばかりやっていたせいもあると思うが、そろそろ投げようかと思う。


・テラプラトーン