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10/02/2007
○今日の一冊
久しぶりに本屋さんに寄った。
あの本屋独特の臭い、圧迫感(狭い所だと)には未だ慣れない。
購入したのは以下の二冊。
□反逆者の月/デイヴィッド・ウェーバー
□老人と宇宙(そら)/ジョン・スコルジー
「反逆者の月」は…
月が実は宇宙戦艦で、未知の生命体の侵攻を一人の男が食い止めるお話。
「老人と宇宙は」…
75歳以上で構成された防衛軍がエイリアンと戦うお話。
どちらもトンデモ加減が気に入った。特に「老人と宇宙」の75歳以上のコロニー防衛軍って設定が燃える。どんな風呂敷を広げるのか楽しみだ。しかしながら、わざわざ帯に「21世紀版『宇宙の戦士』」と煽り文句を付けるのはどうかと思う。
表紙を見かけた時は少し動揺。ハヤカワも最近はこういう漫画(アニメ)調を採用するのだと。純文学の表紙に漫画家を起用して実際に売り上げが上がっているのだから、あながち方向性は間違いではないのかもしれない。抽象的な表紙より、主人公格のキャラクターをバンと載せれば、小説の世界のビジョンを想像しやすいという利点もある(固定概念を孕む危険性もある)。
でも、日本人のSFアレルギーはちょっとやそっとじゃ治らないぞと21の餓鬼は思う次第で。日本人のSF観=映画やゲームなんですよ。彼らには「SFを読む」という習慣がない。
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