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06/15/2009

Vivisector Beast Inside - 適正なVolume

 チーター、ヤギ、オオカミ、タケコプター。新種の敵がどんどん登場し、戦闘に変化があるのが良い。チーターやハイエナがシリアスサムのカミカゼのように大量に攻めてきたシーンは燃えた。



  銃持ちの動物が増えてきた。一番ウザイのはへレックスだ。ヤツはプロペラで空中を飛び回り、的確に銃撃してくる。飛び回っているせいで狙いづらい。その上、死角に隠れてもすぐに回り込んでくる。厄介な敵だ。



  M60の上位武器「ガウスライフル」の使い勝手が良い。倍率スコープ付きで連射性に優れている。弾の減りは早いが、M60の弾は大量に配置されているので問題はない。ここからは主力武器として使っていけということなのだろう。

  Pistolの上位武器「PPSh」も使い勝手が良いのだが、だんだん弾が入手しづらくなってきた。ガウスライフルが登場したのでお役御免なのかもしれない。PPSh好きにとっては残念だ。



  ロケーションはかなり豊富だ。アウトドアとインドアが巧みに使い分けられており、変化に富んでいる。マップの構造は実際に存在していそうな説得力がある。また、地味で枯れた色調はS.T.A.L.K.E.R.に共通するものを感じた。ロシア(東欧)ゲーの雰囲気が琴線に触れる方は、体験しておいて損はないと思う。



  動物はすべて敵と思っていたが、ライオンリーダーだけは別だった。彼は人語を理解し、言葉を話す。主人公とは目的が一致しているようで、なにかと協力してくれる存在だ。様々な動物さんと色んな意味で触れ合えるのがVivisectorの魅力である。それと肉片が削り取れていくゴア描写も特徴の一つだろう。ゴア表現は銃撃の爽快感を高めるのに役立っている。



  長い。かなりの時間を費やしているはずだが、まだ終わらない。前の日記で「そろそろ終盤だろうか」なんて書いてしまったが、甘く見過ぎていたようだ。数年前のFPSはクリアするまでに20時間、30時間程度を費やすのは当たり前だった。2004年…、いや2005年くらいまでは長大なボリュームのFPSが主流だったはずだ。

  昨今のFPSはコンテンツの肥大化(その他もろもろ)に伴い、クリアまでの時間は減少傾向にある。そういった刹那的な感覚に慣れてしまったせいか、長大なボリュームのゲームを続けるのがいつしか辛くなってしまったようだ。

  クリアまではまだ時間がかかるのでしょうか。GOG.comの棚がどんどん拡張していく。早く崩したい…。