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06/05/2009

Vivisector Beast Inside - 魅惑のB級ゲー

  主人公は特殊部隊の一員。主人公一行は怪しげな孤島を調査しに出かけたが、謎の生物に襲われ、仲間は皆殺しにされてしまう。この孤島には独自の進化を遂げた機械化動物が生息しており、訪れた人間へ容赦なく襲い掛かるのであった。主人公はこの孤島から脱出するため、そして隠された秘密を探るために島を冒険する。

  開発元はAction Forms。このメーカーは古くはCarnivoresやCHASM: The Rift、最近ではCryostasis: Sleep of Reasonなどを手掛けている。個人的に「ライクじゃなくて、もはやラブなメーカー」の一つだ。



  ヘルスはメディキットで回復する方式。最近は何でもかんでも自動回復な風潮があるため、メディキット回復に懐かしさを感じる。

  照準はしゃがむと収束する。フルオートで銃撃すると多少バラける感じか。残弾管理はDoomやSerious Samのような方式でリロードなしで全弾を発射可能。



  敵の出現方法はトリガーが多い。プレイヤーがある場所に到着すると敵が現れる。機械化動物たちは瞬間移動して現われるため、DoomやSerious Samのようにいきなり四方八方を囲まれる状況が起きることもある。

  「何かありそうだな」と感じたら、間違いなく「何かある!」ので気をつけるべし。



  マップは一本道なのだが、やたらと広い。まるでFar CryやCarnivoresのようだ。そのお陰で孤島を冒険している雰囲気は十分出ている。

  しかし、敵が定点スポーン方式なので広い空間が戦闘には有効に活かされていない。S.T.A.L.K.E.R.のA-Lifeは難しいだろうが、Far Cryレベルの敵の巡回はあった方がよかったのではないだろうか。今の状態だと単に無駄歩きをさせられている感が否めない。Carnivoresでは見事に恐竜の生態系を表現していたのだから、Action Formsならもっとやれたはずだ。


  敵を倒すとポイントを獲得する。このポイントを使って、アビリティを上昇できる。アビリティはスピード(速度)・レジスタンス(耐性)・エイムスタビリティ(命中)・ヘルスリミット(体力)の四つ。各必要ポイントは高いので何から上昇させようか迷う。初めはレジスタンスを上昇させるのが無難だろうか。

  ちなみにポイント獲得方法は敵を普通に倒す他に、連続して倒す(スピードキル)、まとめて倒す(マルチキル)、ヘッドショットで倒す(フェイタリティ)、死体を破壊する(ビビセクター)などがある。できれば狙うようにしたい。



  敵の体は部位毎に破壊できるようになっており、弾がどこに命中したかが一目瞭然。銃撃の爽快感を高めてくれる。ゴア度はかなり高い。

 

  銃撃感が小気味良く、モンスターとの戦闘は一味違った駆け引きがあって楽しい。ずっと前から気に掛けていたゲームだったが、待っていた甲斐はあった。これはなかなか楽しめそうだ。