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04/14/2009

NecroVisioN - そして地獄行く

 クリア。ピークはチャプター9、それ以降は失速か。敵が出尽くし、武器も揃ってしまい、目新しさに欠けている。

  チャプター10からはボス戦のオンパレード。大小様々なボスが登場する。ボス戦には変なパズルがなく、ガチンコで勝負できるため、普通に戦いたい人にはうってつけだろう。シチュエーションの変化を与える為に、ビークルに搭乗する場面もいくつか用意されている。

  ラストはメカニカルガーディアンに乗って戦うか、自力で戦うかを選択できる。特定の条件を満たしているとエンディングが変化する。エンディングの種類は全部で三つだ。

  ゲームをクリアするとメインメニューにネクロマンサーズリターンモードが追加される。これは初めからシャドウハンドが使えるモード。一回目ならチャプター6まで進めないとシャドウハンドが使えなかったが、このモードで開始するとシャドウハンドが使い放題だ。



  デモでの印象が悪かっただけに、予想外に楽しめたのは嬉しい誤算。久々に“FPS”を思う存分味わった。

  ただし、全体としてみると、もう一歩足りない。コンボを積み重ねて、敵をジェノサイドしていくスタイル、近接攻撃と銃撃を組み合わせた独特の攻撃方法などの試みは面白かったが、シャドウハンドを入手してからは大味化が顕著となり、乱雑な戦闘に陥りがちだったのが惜しい。DOSゲー時代のFPSを今の技術で見事に復刻しているのは評価に値するが、もう一工夫があればバケたのではないか。また、後半は手の内を出尽くしてしまっていたのも残念な点だ。

  しかし、それらの不満点を踏まえたとしても、個人的には十分楽しめた作品だった。大量のモンスターと戦うFPSが好きな人、地獄好きな人、コンボが好きな人、俺TUEE感を味わいたい人におすすめしたい。感想はもう一周してからまとめましょうか。