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01/18/2009
Divine Divinity - デススコーピオン色に染めてやる
ということでJPY(*1)。Far
Cry 2に心的ストレス障害に近い外傷を負わされ、ハードなゲームからはやや遠ざかっていた。るいは智を呼ぶをプレイしながら傷を癒す昨今である。るい智は処女はお姉さまに恋してるに続く、女装っ子ゲー(*2)の大本命だ。序盤と後半で随分と文体が異なり、地の文の回りくどい言い回しは好き嫌いが分かれそうだが、個人的には序盤の方が味があって好きだったりする。後半は普通にエロゲナイズされてしまい、どうもスッキリし過ぎる感が否めない。
Far Cry 2をクリアしたらBoiling Pointに取り掛かるつもりでしたが、一旦休憩。Divine
Divinityを引っ張り出して、遊んでいます。以前、プレイした時は脳筋タイプで進めていたので、今回はウィザードを選びました。
とはいえ、このゲームはマルチクラスに育てられるようになっていますし、ある程度は肉弾戦をこなせるようにしておいた方が楽に進めるのも事実。多少は戦士系のスキルにも割り振ろうかと考えています。理想としては魔法戦士タイプでしょうか。ウィザード一筋では、とあるイベントでデス様(*3)頼りになりそうな可能性も否定できませんし。
改めて感じますが、Divine
Divinityの翻訳は大変良質です。原文テキストの味を残しつつ、日本語として自然な言い回しで淀みがありません。The Temple of
Elemental Evilの有り得ない珍訳、Ice Wind Daleのぎこちない直訳とは雲泥の差と言わざるを得ない。GAME
VILLAGEの中の人は良い仕事されたと思います。
Divine
Divinityはダイアログの面白さはもちろんのこと、そこらへんに落ちている文書や日記も興味深いものが多く、グイグイと世界観に引き込まれていきます。個人的には美味しい蜂蜜の作り方、キレ者ドワーフのエッセイがお気に入り。
あとは、情けない用心棒の告白録が心に残りました。これはある女性の用心棒をしていた男が、盗賊に襲われた際に女性を置いて一目散で逃走し、見殺しにしてしまい、呪いを掛けられるというお話です。呪いをかけられた男は女性の墓の付近を警備しなければならなくなり、死んだ後もグールとして墓を守り続けています。呪いから解放されるには命を掛けて誰かを守らなければなりません。「勇気を振り絞って主人公殿を守るんだ。今度は失敗するんじゃないよ」と語りかける女性の霊と「うう・・・かいほう・・・されたい」と呻くグールの男の姿が印象的で心に残りました。別に大したことのないミニイベントなのですけど。
後半からゴリ押しプレイを余儀なくされ、戦闘が味気ないものになっていくのがこのゲームの問題点でしょうね。前半こそ程良いバランス加減であれど、後半はバランスが大味になり過ぎるきらいがあります。戦略性を問わず、力押しをよしとして、Lionheart
Sagaと類似した末路を歩むことに。特に脳筋系ではその傾向が強くなるでしょう。
JPY(*1)
ジューシーポーリーでチェケラッチョな合言葉。
女装っ子ゲー(*2)
主人公が女装をしているゲームのこと。ショタ属性を少なからずくすぐるゲームのこと。準にゃんかわいいよ準にゃんなゲームのこと。
デス様(*3)
別の名をデススコーピオン。チートのごとく強力な技。this Summerではない。