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12/12/2008

Grand Theft Auto IV - リバなんたらシティでリア充体験

 仕事仲間をアッシーする時に出会ったミシェルさんからデートのお誘いが来た。思ってもいない吉報に胸をときめかせ、早速ミシェルさん宅へ直行だ。ミシェルさん宅はローマンから借りたボロアパートと違い、綺麗なお部屋で羨ましい。

  とりあえず車に乗ってドライブしながら「どこへ行こうか?」などと会話を交わす。ミシェルさんは体を動かすのが好きということで、デートはボーリングに決定。ガーター王の異名を持つ、私の腕を試す時が来たようだぜ。

  ボーリングは投げる位置を決めてから、↑↓キーで投げるスピードの強弱を決め、投げた後は←→で球筋が調整できるという仕様だ。ボーリングのゲームなんて今までプレイしたことはないが、このゲームのボーリングは意外に楽しいんじゃないかと思う。ピンが倒れるか倒れないかの微妙なもどかしさ、ストライクを決めた時の爽快感が見事に再現されていて、ボーリングの雰囲気を味わうことができる。

  ちなみにボーリングのスコアは私ことニコの勝ち。ミシェルさんはあまり成績がよろしくなかった。途中で下手に出た方がいいんじゃないかなと思ったりしたが、大人気なくマジで挑んだ。男らしくストライク連発した方がかっこいいのか、それとも接待さながらにミスをした方がいいのか…女心ってのは難しいんだぜ。ケースバイケースすなわち時と場合と人による問題に答えはない。

  ただ、冷静に考えてみると初デートでKYなスコアを叩き出すのはやはりマズかったと思われる。勝ち負けが目的じゃないとしても僅差でワイワイと遊んだ方が楽しめるのではないだろうか。

 ボーリングが1セット終わったところで帰宅のお時間になった。楽しい時間はあっという間に過ぎ去っていくのはどこの世界でも同じだ。

  ミシェルさんは帰り際に「楽しかったわ、また遊びましょ」と言う。それからバイバイをして、お別れ。そして、帰宅しようと思ったが、ローマンから面倒な連絡が入って余韻はブチ壊し。

 Grand Theft Auto IVはリア充体験ゲーだ。変わり映えのしないさもしい日常を送る私からすると、ニコさんの日々は非常に魅力的に映る。ニコさんはアメリカンドリームしたんだぜと仰るが、使いきれないほどの大金を手に入れ、大豪邸に住むことが幸せなんだろうか。

  だらしのないローマンの世話をして、たまにミシェルさんやらそのお友達とデートする。私にはそんな日常でも十分充実していて、楽しそうに見える。

  Grand Theft Auto IVはクライムゲームに分類されるが、その中でも特に“生活”に焦点が当てられているゲームだと思う。リバティーシティーにはニコとして生活するための仕掛けが様々な角度から用意されており、プレイヤーを楽しませる。