« Left 4 Dead - 101体ゾンビちゃん大行列 | トップページ | Left 4 Dead - タイ人恐怖症 »
11/28/2008
Left 4 Dead - 出来の悪い人間ですから
シングルプレイは終了。1番目の屋上戦が最大の難所だったように思う。というわけで、今夜はちょこっとだけCoopもすることにした。
オンラインはサーバーへ勝手に繋いでくれる方式で手軽に加われるが、個人的にはブラウザも用意して欲しかったところだ。理想と違う場所へ繋がってしまった場合、何回も繋ぎ直さなければならない。これならブラウザ一覧から手っ取り早く一瞥できた方が融通が利く。
オンラインはやはり人間同士だけあって、Botよりもスムーズに進める印象。ある程度を理解している人が集まるとトントン拍子でテンポ良く進む。
また、人間らしい挙動は味気ないBotの動きに比べると見ていて楽しい。もちろん、このゲームの仲間Botの出来は決して悪いわけではなく、むしろ他のシングルゲーに比べれば優秀な方だが、やはり生きた人間との協力は別の面白さがある。規範に縛られない生きた反応や返事が返ってくるのは嬉しいものだ。
オンラインでちょっと困るのが現在の難易度が分かりにくい点だ。ノーマル(普通)でマッチングして遊んでいたはずが、序盤で全滅を数回味わい、「おかしいなぁ」と難易度設定の投票をしてみると、難易度がいつのまにかエキスパート(最高)になっていた。投票画面まで開かなければ難易度が確認できないのは面倒だ。Escキー一回か、休憩ポイントのローディング時に難易度が表示されると分かり易いのだが。
難易度はいまのところアドバンスド(高)が最適だと感じた。ノーマル(普通)では簡単すぎて手応えが薄い、エキスパート(最高)では何度も全滅を味わうほど難しく、場合によっては進めない。程好い手強さがあるアドバンスド(高)が丁度良い。もう少し時間が経過してプレイヤー同士のレベルが上がるまでは、それが無難なところだろう。というか、私もアドバンスド(高)で情けないことになっている始末で、エキスパート(最高)ではついていけない。
しかし、Left 4
Deadは協力させることが本当に自然で感心させられる。シングルでも感じていたが、オンラインでプレイして余計に実感が強まった。Coopゲームなんだから協力するのは当たり前じゃんと思われるかもしれないが、これまでのゲームではそれが上手くいっておらず、ぎこちない協力プレイに終始していた。
これまでのCoopゲーはえてして独断専行を許してしまったり、難易度の上下が激しすぎたりで協力プレイの面白さというより、コミュニケーションに大きく依存した面白さが優っていた。おおげさにいうとゲームとしては破綻しているものが大半を占めていたが(特にアクション系FPSは)、Left
4 Deadはゲーム部分がきちんと成立しており、完成度の高い協力プレイを味わわさせてくれる。協力プレイさせるためのバランスやさじ加減、工夫が本当に行き届いている。
今までちゃんとできていなかったことを、ちゃんとしただけで偉い。そんな当たり前のことが今まで出来ていなかった。これはアクション系FPSのCoopをプレイしてきた諸兄なら理解して頂けると思う。Left
4 Dead以前とLeft 4
Dead以後で後々語られるんじゃないかと思わせるくらい画期的な作品なんです。