« Mercenaries 2: World in Flames - ファッキンEAしちゃうぞバカヤロー | トップページ | Postal 2:Apocalypse Weekend - それがモラルさ »
10/11/2008
Postal 2 - 派生していく群像劇
残すところ金曜日のみとなった。チンチコール!
懸念していたように、戦闘せざるを得ないミッションが増えてきた。おつかい中に肉屋や警察や店員と強制的に戦わされ、もはやウンザリ。やるか、やらないか(阿部さんじゃない)はプレイヤーのモラル次第というスタンスであれば巷の風評に対してもガツンと反論できるのだが、こうも好戦的で短絡的な内容だと非難されても致し方ない。プレイヤーが一線を越えるか、超えないかの選択が全おつかいで用意されていれば、凡百のクライムゲームとは異なる知的性を獲得できたはずなのに惜しい。
昨日も述べたようにNPCたちの多様なリアクションは楽しく、クライムゲームの中でも随一のカオスさを誇る。NPCとNPCがぶつかって罵り合い、一方が銃を構えるとそれを見た警官が発砲し、銃撃戦へと発展。そこへ危険を感じた市民が銃を構えて、さらなる大規模戦へ。その争いによって生まれた死体を見たNPCがゲロを嘔吐し、そのゲロを浴びたNPCもつられて嘔吐…と派生していくリアクションは見ていて飽きない。どちらかというとPostal
2は事件に大々的に加わるよりも、遠くからコソッと観察していた方が楽しいゲームだ。
プレイヤーが池の真ん中へ投げ込んだ石がどのような波紋を起こすか、AIの行動の偶然が重なり合いそこから何が生まれるか、そのようなドラマ性に魅力を感じる。台本ありきの筋書きの敷かれたドラマには全く以って魅力を感じない。ただ、それだけではあくまでシミュレーションの範疇。娯楽として成立しないため、おつかいもきちんと用意しているのは分かるのだが台本による強制が目立ち、不満が沸き起こってくる。できることならおつかいにも幅を持たせて欲しかった。
RWSのヴィンス社長による日本人へのビデオレター。
「コン ニチワー ニホン ノ ポォスタォ ファン ノ ミナ サーン」
社長なにやってんですか。