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10/07/2008

King's Bounty: The Legend - 名作昇華

・King’s Bounty: The Legend Demo

 Heroes of Might & Magicの前身であるKing’s Bountyのリメイク作。当方はマイトマを愛しているがHeroes ofシリーズには興味がなく、まったく注目していなかった作品。デモをプレイしてみると意外に面白く、熱中してしまった。

  Heroes ofと聞いて、てっきりコテコテのターンベース性ストラテジーかと思っていたが、ターン性なのは戦闘だけだった(4gamerの説明を読むと分かるが)。ミニチュアナイズされたマップを自由に移動し、アイテムを入手したり、クエストをこなしながら進んでいくRPGである。敵はシンボルエンカウントで、敵にぶつかるとターン性の戦闘へと突入する方式がとられている。



  戦闘に主人公は参加せず、雇ったユニットで戦うことになる。ユニットは城などで雇用ができ、種類はかなり豊富のようだ(獣なども雇える)。ちなみにユニットは一度に5種類まで雇うことができる。

  各ユニットには人数の概念があり、人数の上限は主人公のリーダーシップによって変わる。人数はユニットの戦力に影響し、基本戦力5のユニットを10人雇っていれば5×10=50がそのユニットの総戦力となる。一人で5ダメージなら、十人で50ダメージ。単純に言うと人数が多ければ多いほど、そのユニットは強い。たとえ基本戦力が低いユニットでも人数が多ければ、基本戦力の高いユニットを負かすことも可能。アリクイ一匹vsアリ一万匹とか、サメ一匹vsスイミー一万匹なら、後者の方が強いとかそういう感じ。

  ユニットの人数は攻撃を受けると減少し、弱体化していくことになるので、戦闘中は「どのユニットを攻撃すれば被害を少なく抑えられるか」という戦術が問われる。これがなかなか面白い。ターンベースなのでじっくり考えて戦えるのも個人的には有難い点だ。一回の戦闘は数分で終わるので、サクサクと進むのも良い。



  戦術系のボードゲームとRPGが良い具合に溶け合っていて、まったりと遊べる点が気に入った。暇ができたら購入しようと思う。