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09/22/2008
Crysis - 決して行き急がず、林の中の象のように
サイコデー到来の為に予習リプレイ。難易度はDelta、光学迷彩は禁止で遊んでいる。初回プレイ時は光学迷彩に甘えた攻略をしていて感じとれなかったが、草むらの隠密効果はFar
Cryと同じく高い。サイレンサーを装着した銃でパスパスやっていれば容易に大量暗殺が可能だ。サイレンサーによる銃撃時の発射ポイントは敵に悟られない仕様らしく、敵は叫びながらそこら辺を右往左往に終始。敵の反応を楽しみながら芋虫プレイを興じている。ある意味、Crysisはクソキャンパー向けのゲームと言えるかもしれない。
・レティクルがなくなるので、レーザーサイトが有用となる
Deltaにするとレティクルが表示されない、ライフの減り方が早いという調整がされているが、ナノスーツによるチート機能により、そこまで難しいとは感じられない。Far
Cryを味わっている者からすると、自動回復だけでも十分過ぎる火力だ。CrysisにはFar
Cryの時のような追い込まれる恐怖感は少なく、舌なめずりをしながら敵を虐殺していくような余裕が常にある。ナノスーツの能力やジャングルでのゲリラ戦を見れば、Crysisがプレデターを意識しているのは容易に察することができよう。Crysisは言うなれば狩りゲーである。
例えると、Far
Cryが山猫やダッチ・シェイファーならば、Crysisはプレデターそのものだ。圧倒的な能力で羊達をなぶり殺し、頭蓋骨を集めてニヤニヤするようなゲームである。恐怖に震える手で投石を繰り返すようなゲームではない。
しかしながら、あらゆるところで草むらを作り出せる機能は強力過ぎる感は否めない。Deltaならゲーム側で強制的に封じてくれてもよかったのではないかと思う。この機能を使わないことで、ゲームの別の一面が見えてくるだけにもったいない。
光学迷彩を封じたので、草むらに隠れながら慎重に進めている。敵に先手を打たれるとすぐに窮地へと追い込まれるため、索敵は非常に重要な戦術だ。初回プレイ時は全く使わなかったが、今回はFar
Cryのごとくハイテク望遠鏡のお世話になる。
敵のアクションをじっくりと観察するのは結構楽しい。まるで水槽や昆虫ケースを眺めているような面白さがある。敵がぶつかり合うとドタッと盛大にコケることがあるのだが、初めて見た時は思わず笑ってしまった。FPSには戦術的な行動を取るAIやバグでおかしな行動を取ることは数あれど、意図してドジッ子的な行動を取るAIはなかなか居ない。このようなAIは大変貴重だ。