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07/27/2008

Devil May Cry 4 - 鬼畜プレイハジマタ

パンドラの箱を開けば666つの武器が登場するよ!するよっ!ということで鬼畜兵器パンドラを入手。説明には「666つの形態を持つ」と具体的に書かれているが、実際は数種類にしか変化しない。そこらへんは大人の事情だ。無粋なつっこみを入れるのは大人気ない行為。

パンドラは多少の隙やタメを必要とするが、その威力は他の武器を圧倒する破壊力。ネロには万能なバスターがあるのに比べ、ダンテは決定打に欠けていたが、これでそんな不満も払拭された。

アーマー騎士や空を浮遊するうっとおしい敵はパンドラの箱を開けば赤子の手を捻るがごとく容易い。ゴリ押しが可能になり、戦闘は格段に楽になったと感じる。いつかはパンドラを頼らずにスタイリッシュにキメたいが、今はまだ災厄の力に溺れたい時期。



ここらへんからはステージが若干広くなり、敵の登場する量が増え、戦闘が満喫できている。序盤はあまりにも出し渋りが過ぎたように思えてならない。ステージやボスの使いまわしは相変わらずだが、仕掛けの違いと続々と追加される武器によって賽の河原の石積み感をカバーできている印象。

しかし、このままネロの反復で終わるのだろうか。あと一捻りくらいは所望したい。



マッドサイエンティストとダンテの演劇で、ようやくDMCの方向性を理解した。

要するにロバート・ロドリゲスやカート・ウィマーに通じるスタイリッシュな映像美を用いながらもそこに介在するシュールさ、良い意味で滑稽でいて荒唐無稽なギャグがこのシリーズの持ち味なのではないかと思う。一歩間違えばギャグにしかならないことをマジメに演じる潔さが気持ち良い。ムービー時のアクションシーンのカット割りに抜かりはなく、ちゃんと小気味良いアクションを展開している点がシュール加減をより引き立てている。

ネロのパートは完全に少年少女だけにウケそうなジュブナイルで体中が痒かったが、ダンテパートのバカっぽさ(褒め言葉)には好感が持てる。