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04/15/2008

Assassins Creed - もはや苦行

メモリー4に進む。見つけたタスクはやるようにしているので、一つのステージを攻略するのに時間がかかっている。しかしながら、ずっとベルトコンベアー作業で意欲は減退し、疲労感を覚える始末。もはや作業というより苦行である。

・ターゲットを暗殺する
・時間内に複数の旗をゲットする
・護衛する

新しい任務を発見したが、どれも単純作業で変わり映えしない。二度目からはウンザリしてくる。夫がおかしくなった原因を探ってとか、盗まれた秘宝を野党のアジトから取り返してとか、そういうサブクエストの類はないものか。アサシンだからそんなミッションを請け負うのはおかしいかもしれないが、そこは目をつぶって歓迎する。情報収集→偉い人暗殺の単純作業だけじゃ、すぐにゲームプレイがマンネリ化せざるを得ない。

今回の暗殺も荒唐無稽な展開だった。走る暗殺対象を、剣片手に追いかける茶番。なにこのアサシン。どう見ても暴れん坊将軍なんですけど。何度も言うが、対象を殺害してから華麗に身を隠して立ち去るソーシャルステルスとやらのコンセプトは分かる。しかし、そればかりに囚われすぎているように思う。ソーシャルステルス+他の暗殺方法も用意しておくべきじゃないか。



殺陣のアクションは時代劇さながらのチャンバラでカッコイイ。カウンター攻撃を覚えてからは、アングルがシームレスに変わったりして、ますますかっこよく見える。画像のようなアクションもワンタッチで簡単に繰り出せる。

しかし、カウンター攻撃は凶悪すぎやしないか。何人に襲われようとも、攻撃はこちらから仕掛けずにカウンター待ちで戦えば無傷で勝利できてしまう。チャンバラ自体も単純でテクニックは不必要。操作が上達する楽しみがない。

また、上達の楽しみがないのはパルクールにも言える。エトさんが仰っているように、↑とジャンプボタンだけ押していたらどんな所でもスイスイ登ってしまうのは張り合いがないように感じる。ただ、私はこういうアクションがあまり得意ではなく、あまりに難しいとストレスが溜まる可能性も否定はできないのも事実。ビューポイントの場所くらいは、頭を捻らなければ登れないようにしていてもいいのではと思う。

どこまで半自動化するかは難問だ。アクションが難しすぎれば付いてこれない人が大勢出てくるだろうし、かといって簡単すぎると得意な人には張り合いがなく感じられるだろう。アクションゲームが苦手な人でもある程度のアクションを繰り出せて、熟練するとさらに凄いアクションを発揮できるようなゲームプレイに深みがあるのが望ましいが、そのバランスを実現するのは難しい。結果的にアサシンクリードはライトに寄り過ぎて、浅く単調なゲームプレイにしてしまっている。

 

アサシンクリードは宣伝がとにかくうまかった。

ソーシャルステルスなんてワケワカラン言葉に次世代の息吹を感じ、ワクワクさせられた。技術が進歩したためにようやく実現が可能になったアイデア、例えば物理シミュレーションのような新機軸的なものではないかと期待を寄せてしまった。フレーム落ちしない群集と美しい街並。そこをフリーランニングできるというシステムは説得力があり、人を寄せ付けるのには十分な材料だったと思う。

それが、箱を開いてみればこの有様だ。まるでパッケージには美味しそうな海老やタコが書いてあるのに、小さな具らしきものと麺しか入っていないカップラーメンのような肩透かし感。カレーラーメンを頼んだのに、スカ○ロラーメンだったような肩透かし感。

似ているようで何かが違う。どこかがズレてて、ぎくしゃくしている。素材はせっかく揃っているのに、料理の方法が間違いだらけで、似て非なる物が出来てしまったような感じ。なにか違う。料理人のネジが絶対ズレてる。