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02/26/2008
Penumbra Overture: Episode One - トンツートン
はい、Black Plagueがリリースされたので、Overtureを始めてます。
しっかし怖い。何が怖いって、自分の足音が一番怖い。ペタペタペタという反響音が不気味で、走ると余計に響くから困り者。サウンドのリバーブ効果が優秀すぎて涙目だ。アンビエントミュージックも薄気味が悪く、時々鳴る首元で囁かれてるような得体の知れない呟きには背筋が寒くなる。瘴気が漂ってそうな雰囲気に、思わずリアルSAN値も低下してしまいそうだ。というか、絶対低下している。
ホラーFPSっていうと、私は大抵へそで茶を沸かすのだが(わりづれぇ)、Penumbraは正真正銘のホラーゲーム。それもサイコロジカルなジワジワと心理的に圧迫してくるタイプの。あからさまなお化け屋敷演出に恐怖はあまり感じないが、間接的なこういったタイプは恐ろしく感じる。
恐怖感を助長しているのは主人公が敵に対して有利な対抗手段をあまり持っていない点にもあると思う。主観視点のゲームだが、銃なんて気の利いた武器はなく、ハンマーやツルハシが友達。そして最大の武器はやはり己の判断能力だ。無駄な戦闘はなるべく避け、敵をうまく欺くことが大事。まぁ敵と言っても、今のところ登場したのは犬だけだが、たかが犬されど犬で侮りがたい存在である。用意していない時に、一直線で襲ってこられた時はパニック必死。しかし、タルや箱をぶつけて、タコ殴りしていれば倒せることが判明してからはそこまでパニックを起こすこともなくなった。それでもやつの存在は恐ろしいことは恐ろしいのは確か。
ゲームに登場する犬ってのはなにかと怖い存在だ。最近だとレジデントなんたら4の奇声獣に出てきそうな犬には戦慄を覚えた。確か、口がバッと開いて攻撃してくるスタイルだったと思うが(もろ奇声獣じゃないか)、個人的にあのゲームで一番厄介な攻撃方法だった。あの中庭のステージは二度とプレイしたくないトラウマ級である。
パズルはデモの通り、非常に合理的で無茶な仕掛けや違和感のない配置で優秀な作り。次になにをすべきかと指標もしっかり示されており、延々迷ってイライラさせられることもなければ、ミスして死んでも少し巻き戻って復活するなど、ストレスがたまらないような作りになっている。
ただ、パズルの内容は私にしてみると結構ハードで、頭を悩ませることもしばしば。スムーズにはなかなかうまくいかない。特に、モールス信号のパズルには唸った。モールス信号て。仕掛けに気づいても、信号がちゃんと聞き取れずに2回リトライするハメに。すでに涙目だ。先が思いやられてしかたない。