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10/12/2007
TimeShift Demo
TimeShift
Demo
ゴシック+SFの妙ちくりんデザインは異彩を放っていたが、どうやら概ね不評だったらしい。巷に蔓延るSFを理解していないエセエフFPSよりも、よっぽど個性的だったと思うのだが。デザインを一新したTimeShiftはどう変わったのか。
デザインは全体主義の空気が漂う退廃的な雰囲気へと変化。地面や壁を濡らす雨露が綺麗だが、全体的にグラフィックは古臭い。そこはかとなくB級の香りがするのは気のせいだろうか。デモではレジスタンスと協力して戦っていく。
リニアな進行、一本道だと強く感じるレベルデザイン。難易度は時間制御しなくてもゴリ押しで進めていけるレベルだ。ライフは自動回復式なので、危なくなっても退避を心掛ければ死ぬことはないだろう。
ブラッド表現は派手。ヒット感のある銃撃で爽快。ただ、時間制御や雨露のエフェクトは画面全体がゴチャゴチャして見づらい。
仲間はほとんど定位置から動かない。敵はずっと待っていれば追いかけてくるものの、アグレッシブさに欠けている。もう少し好戦的な態度を見せて欲しいところだ。ジャンプして飛び込んできたり、膝を付いて命乞いをしてくるが、難易度を下げているだけで駆引きの面白さには繋がっていない。ソラで戦っていても、一方的に倒せてしまうので銃撃戦の駆引きはあまり面白みがない。
時間制御を駆使して、障害を切り開いていくパズル要素は、ゲームに上手い変化を付けている。時間を制御している!とプレイヤーに感じさせる工夫が見える。もし詰まったとしても、Fキーを押せば最適な方法を教えてくれるのでストレスも溜まらないだろう。
時間制御のアイデアに振り回されて、迷走している感が否めない。それだけ開発サイドが重要視している時間制御はさぞ面白いものを見せてくれるに違いない!、とハードルを上げておく。時間を用いたパズルは組み合わせ次第で面白くなりそうなのは確か。
デザインは大幅に変更されたが、ゲーム性は相変わらずのB級感が漂っている。B級ゲーハンター期待のB級ゲーと言ったところか。シューティングに関しては煮詰め方が明らかに足りない。B級ゲーハンターを自負するUNKさんは購入予定。