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04/17/2009

Legendary - アニムスアニマ

  物語は泥棒のデッカードさんがパンドラの箱を開けるところから始まる。パンドラの箱から神話の動物たちが溢れ出し、世界は混乱に包まれた。パンドラの箱を封じることができるのはデッカードさんだけ。デッカードさんはカウンシルのメンバーと協力しながら、パンドラの箱を封じる旅に出る。

  神話上の動物が敵として登場するのは珍しい。オオカミやら、グリフォンやら、巨大なゴーレム(トランスフォーマー)が都会のビル街を闊歩している映像はケレン味たっぷり。まるで怪獣映画や災害映画の登場人物になったかのようだ。まさに気分は「ゴジラに怯えて逃げ惑う通行人A」である。



  スクリプトが多用されており、大仰な演出が多いのが本作の特徴。神話上の動物たちがワクワクドキドキの展開を起こして、楽しませてくれる。

  Qキーを押すと進行方向が表示されるので迷いにくい。重要な仕掛けは緑色でハイライト表示され、何をすべきか一目瞭然。かなり親切設計だ。これはスクリプトイベントをスピーディに味わわせるための配慮だろう。



  戦闘はパズル要素が強い。たとえばファイアドレイクは巣を潰さないと延々と登場してきたり、ウォーウルフは頭を潰さない限り死なない。敵によって対処方法が異なるのは面白い。

  モンスターは無限スポーンしてくる場面が多く、やることをやったら先へ進むのがベター。無限に湧いてくる為、「敵を倒した!」という達成感は薄い。



  モンスターを倒すとアニムスに変わる。デッカードは左手の紋章でアニムスを吸収することが可能。アニムスを吸収する時はFキーを押しっぱなしにしなければならないのが面倒。複数の敵に囲まれている時は吸収がしづらい。

  吸収したアニムスで衝撃波を撃ったり、回復したりできる。ヘルスは自動回復せず、回復手段はアニムスのみ。



  シューターとして考えなければ意外に美味しい。アクションアドベンチャーとしてプレイするのが本作の正しい遊び方か。世間ではボロクソに貶されているが、個人的にはなかなか楽しめている。