« 恋って危険なマネーゲームみたい | トップページ | Crysis Warhead - これからマキシマムサイコる »

09/25/2008

Crysis - 裏切りと報復

  スーツの機能を使用せず、スナイパー&アサルトスコープ禁止まで制限を広げた。自動回復はファイルで調整しなければならないため、ここだけは妥協。それでもFar Cry的なマゾヒズムには程遠く、バランス的にオーバースペックな感は否めない。というか、ここまで制限しても大して張り合いが得られないのは異常である。

  圧倒的な力で敵を捻り潰すコンセプトは理解できるものの、やはり度が過ぎているように思う。もちろん、Far Cryという前例がなければ、こういう不満は生まれなかっただろう。Far Cryはマゾヒスト的にあまりにもマッチしすぎるゲームだった。

  Crysisをドラクエに例えるなら、王様が出発の朝にロトの剣をくれるレベル。もしくは、オーキド博士が初めからリザードンやカメックスをくれるレベル。「おお勇者よ、そなたに武器を授けよう。ひのきの棒、ロトの剣、どちらがいいのじゃ?」と問われたら、誰しも一度はロトの剣を選んでしまうだろう。ロトの剣を振るえば、敵を一撃で倒せ、張り合いや緊張感などまるで得られないが、ロトの剣の力に溺れてしまったら最後、もう離すことはできなくなる。

  人間とはそういう生き物だ。便利な物を求め、便利な物に巻かれて生活してきた。このご時勢、服を洗うのに洗濯板を使ったり、100kmの移動を徒歩で行くようなのは余程の物好きしかいない。便利、力とは恐ろしい魔物である。それらに対処するには、初めから「得ない」ことしか手立てがない。入手してしまったら最後なのだ。それを捨てるなんてとんでもないオバケがやってくる。

  Crysisはマゾと思ったら、サドだったゲーム。一年前はマゾだったから、今回もきっとマゾだろうと期待していったらサドに変貌していた。これには拍子抜けせざるを得ない。和姦ものだと思って買ったら、陵辱ものだったレベル。

  Warheadまでにクリアして、感想を書く予定だったが、それは叶わなかった。というか、あのエイリアン戦をやる気にならなかったので、キョンまで到達して中断させている。

 
サイコ、戦わないのなんでなん?