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08/17/2008

Fallout 2 - 偶然を装った必然

  Miriaという女性を口説いていたら、いい感じになる。争いに追われていた昨今、この出会いは新鮮な刺激となった。出会いは偶然でどこにでもあること(*1)だとしても、この瞬間は大切な記憶の一つだ。

  しかし、そんな束の間の休息もすぐに終わりが訪れる。男がいきなり怒鳴り込んできて、望んでもいない戦いへと引きずり込まれた。そのどさくさでMiriaさんは倒れ、後には血塗れた自分だけが残った。War, War never changes...



  Vault Cityの情報を聞いたので、そこへ向かうことにする。Vault Cityは頑丈なバリケードに覆われた、警備の厳しそうな街だった。門番に挨拶すると暖かく迎え入れてくれる。そして、ある女性からInner Cityエリアに行ったきり帰ってこない夫の話を聞く。

  Inner Cityエリアへは旅人は立ち入れないようになっているようだ。パスがあれば入れるらしいが、いかんせんそんなものは持ち合わせてはいない。200ドルを支払えばパスを分けてやるぜと言われたので、その通りにしたら偽物をつかまされる。この世界に親切にしてくれる人など、ほんのわずかしかいない。みんな自分のことに必死でなりふり構っていられないのだ。

  懐かしい格好をしている男がいたので、Vault13スーツに着替えて話しかけてみる。「そ、それはオリジナルのスーツじゃないか!」と男は驚いた様子。「そうなんだ。だけど、みんな私がVaultの住人だと信じてくれなくて、中へ入れてもらえなくて困っているんだ」と口からでまかせをいうと、男はゲートパスをくれた。こんなところでVault13スーツが役に立つとは。Vault Dwellerの伝説は偉大だった。良心が痛むがここではVaultの住人として徹した方が話がスムーズにいきそうだ。これは地っ球の平和をまもるためっ!(*2)には仕方のないことなのである。



  とある建物に行くと、あの女性が探していた夫のJoshua氏を発見する。管理している男にJoshua氏を開放してくれないかと尋ねると「では、それ相応の代金を払ってほしい」と返される。250ドル、500ドル、750ドルと交渉したが、私のネゴシエート能力不足のせいか、最終的に1000ドルで決着が付いた。高い買い物だったが、これで幸せをひとつ取り戻せたのだからいいのだ。お金で買えないのは愛と信頼のみ。

  大仰な建物のCentral Councilへと行く。ここでGECKのことについて聞いてみると、それについて知っている人物がいた。かつてGECKと呼ばれるものがVault13というシェルターに存在していたが、いつの間にか失ってしまったという話。Vault CityのVaultにはGECKに詳しい人がいるかもしれない。「ここのVaultに入るためにはどうすればいい」と尋ねると「試験を受けて通れば入れるよ」と教えてもらう。しかし、試験管に試験を受けたいと言ってみるも、書類が見つからないやらで受けることができなかった。



  Vaultスーツのまま散策していると、こちらの姿を見て驚く女性がひとり。背中のVault13の印を見て、どこから来たのと声を掛けてくる。「私はとある村の生まれで、このスーツは村に祀られていたものだ。これはVault Dwellerが身に着けていた本物さ」と答えると、「確かにオリジナルだわ」と興奮しながら話しかけてくる。彼女からGeckoという村のパワープラントの調子が悪くて、困っていることを聞いた。彼女の頼みをきいておけば、ここのVaultへ進入できるかもしれない。



  Geckoの街へ行く。ここの住人は環境が悪いせいなのか、グールに近い容姿をしていて不気味だ。恐々としながらも、ここでも聞き込み調査を行う。

 頭に木が生えたグールに出会う。彼の名はHarold。木について尋ねると「この木の名前はHerbertさ。寂しいときはこいつに話しかけるんだ。へへへ、冗談さ。こいつの名前はBobさ」と、なかなか面白い人物だ。見た目で判断してしまったが、意外にいい人かもしれない。ついでにGECKについて聞いてみると、彼は遠い目をしながら「そーいえば、どこかのVaultにあったっけなぁ」と呟く。



  主人公の姿を見て、Vault Dwellerのことを思い出したグールがいた。「どこでVault Dwellerとあったんだ?」と聞くと「遠い昔、Necropolisという街だった。そこにはグールがたくさん住んでいたんだ。ある日、その街を訪れた人物がいた。私はその人物のことを知っていた。だけど、グールの私は走り去っていく彼に追いつけなかった。望むことなら一緒に旅をしたかったんだ…Vault Dwellerと呼ばれるその男と一緒に。彼はそのときに私達の浄水器を直してくれた。信じられるか?私達グールを彼は救ってくれたんだ。後で聞いた話だが、彼は一人でミュータントの大軍を滅ぼし、人間とグールを死の恐怖から救ってくれた。付いていくことができなかったのが心残りだ。」と語った。

  「それなら私と一緒に旅をしないか?」と話を切り出す。「わ、わたしでいいのか?」という彼に「一緒にいこう!」と促した。Lennyが仲間になった!(ここで感動的なBGM)これでパーティは3人。やはり仲間はたくさんの方がいい。





(*1)出会いは偶然でどこにでもあること

出会いは偶然のように見せかけて必然だったのかもしれない。だが、これだけは断言できる。貴子さんはおれの嫁。

(*2)地っ球の平和をまもるためっ!
地っ球の平和をまもるためっ!。君が生きている一瞬一瞬はかけがえのないものだから、一生懸命生きよ。