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06/11/2008

Mass Effect - いつだってジャッジメントデイ

今日はシタデルに戻って、お買い物をしてみた。レベルに応じてアイテムの質も高くなっているようで、なかなか良いアーマーが見つかった。九万もするが、手持ちは四十万弱も溜まっているので気兼ねなく購入する。シェパードは装甲の薄さが心配だったが、これでそんな不安も解消。

シタデルへ来たついでにサブクエストもいくつか解決。ここでもチャームのスキルが役立ち、有利に交渉を進められた。様々な面で役に立つので、序盤から交渉スキルは上げておいた方がいいね。

エレベーターに乗るとニュースが流れている。ボーッと聞き流していたら、先日、私が解決したミッションに関するニュースで驚いた。こういった細かな変化は小さなことかもしれないが、間違いなく世界観作りに貢献している要素の一つだ。細かなものでも、積み重なれば大きな効果へと変わる。信じて。



そろそろ中盤に差し掛かっている頃だろうか。次はヴァーマイアーのミッションへと進む。この惑星は海が大部分を占めており、浅瀬の中を進んでいく。天候が悪いのが残念だが、避暑地ぽい風景に思わず癒された。惑星のロケーションは結構バリエーションがあって、変わり映えがする。

ここで初めて気付いたのだが、マコちゃんに乗りながら敵と戦うと、得られる経験値が2/3ほど減少してしまうようだ。確かにマコちゃんは強すぎる感が否めないので、そういった面を考慮した結果だろうか。女の子のようで男の子だし。

しかし、逆に考えてみれば、マコちゃんに乗らずに戦うと2/3倍の経験地が余計に得られる計算になる。つまり、敵に致命傷を負わしたところで、マコちゃんから降りて戦えばいいわけだ。マコちゃんに乗れる場所では、必ず強敵が現れるようになっている。これを繰り返して、経験値うまうまを味わえた。はいはい、経験値上昇中☆、経験値上昇中☆。



途中でレックスが同胞のことで葛藤を起こす。確かにレックスの気持ちは十分に理解出来るし、選び難い選択だ。レックスの反応も仕方がないと思う。ここはチャームスキルのお陰で、なんとか丸く収めることが出来た。このレックスとの会話シーンは一触即発のピリピリした雰囲気でハラハラドキドキを体験。気分はまるでネゴシエーターだ。

このゲームはシェパードをロールプレイさせるのが本当に巧みで、会話している気分がしっかりと味わえる。RPGにおいて模範的な会話の表現であり、個人的にはプチイノベーションとさえ言ってしまってもいいのではないかと思うほど。それくらい優れている。会話のシステムはBGの頃(D&D系のもの)となんら変わりないわけだけれども、そこにシネマチックな表現方法を融合し、それらが見事に溶け合った結果、新基軸的な目新しさを生んでいる。一から新しいものを作るのではなく、既存の技術を組み合わせたり、並び替えたことによって、今までに見たことのない新しいものが生まれたわけだ。凛+デレデレ=凛デレみたいな。



主人公とNPCの間で会話が勝手に進んでいったり、一方的にハイクオリティオナニームービーを垂れ流すゲームでは、Mass Effectのようなロールプレイは一切体験出来ない。

別に辿り着く結果は同じでも構わない。Aを選択しても、Bを選択しても、Cにしかならなくたっていい。そこが一番の問題ではないのだ。大事なのは「自分の手で選択できるか否か」。まず、これが出来ないことにはお話にならない。プレイヤー自らAかBを選んでCになれば、自分がお話に介入している気分に浸れる。しかし、選択が用意されずに主人公が勝手にCへ直行するのでは、結果は同じだとしても受ける印象は別物だ。プロセスが違うだけで、ロールプレイ感も真逆に成り得てしまう。その点、Mass Effectはお話に干渉しているように感じさせ、気持ち良くシェパードに成りきれる。